外装にタイル建材を使うだけで、
魅力的な外観に!
「これ、タイルで新宿副都心の風景が描かれているのですね」と東儀さん。タイル建材コーナーは、大きなモザイクアートがゲストをお出迎え。
LIXILのタイル建材は、常滑焼(愛知県)の窯元がルーツ。100年以上の歴史があり、時代の先端をゆく製品を生み出し続けてきました。
例えば、建築家フランク・ロイド・ライトの傑作として知られた旧帝国ホテル(1923年竣工、67年解体)。その外壁に使われた数百万個に及ぶタイルやレンガを手がけたのは、株式会社INAX(現 LIXIL)の前身である伊奈製陶の創業者、伊奈初之丞・長三郎父子でした。2人は約3年をかけて、ライト氏の高い要求に応えるタイルを生み出したのです。
LIXILショールーム東京のメインフロアである6階には、このタイル建材の展示コーナーが、外装と内装に分けて設けられています。東儀さんは、まず外装タイルのコーナーを訪れました。
「ヨーロッパの住宅は、だいたい外観のセンスが統一されていますね。でも日本の住宅の外観はバラバラで、いろいろなセンスのものがある。統一されているほうがいいという方も多いと思いますが、個人的には多様なほうが面白いと思っています」と語っていた東儀さん。
LIXILの外装用タイル建材のバリエーションの多彩さとその魅力に、改めて感銘を受けたようです。
外装材としてのタイル建材の魅力は、焼物としての独特の風格と耐久性にあるのではないでしょうか。新築でもリフォームでも、外壁にこの建材を活用することで、家の印象を魅力的に一変させることができます。
何十年も過ごすわが家を、自分らしく誇らしい外観にしたい。そんな願いをかなえてくれるのが、ここに展示されているタイル建材です。
施工方法も、昔ながらのモルタル貼りに加えて、専用の弾性接着剤を使って簡単・確実・安全に施工できる「はるかべ工法」や、専用下地に引っ掛けるもの、既存の壁の上に貼れるリフォームにピッタリのものまで、さまざまなタイプが用意されています。
また、ショールームには展示されていませんが、素材や色、形を指定して、自分の住宅用の特別なタイルを特注することもできるそうです。
タイルの常識を超えた、
新しいタイル外装材
このコーナーで東儀さんがまず目を留めたのが、最新の「ストーンタイプコレクション」 。その名の通り、天然石の持つ複雑な色合いや模様、陰影や表面の豊かな表情が、リアルな立体感をともなって再現されています。
外壁材も豊富なサンプルがそろっており、形や色はもちろん、感触、風合いなども手に取って比較できる。
タイルというと手のひらサイズのもの、というイメージが一般的ですが、ストーンタイプコレクションは40cm×20cmという大判サイズ。小さなタイルが整然と並んだ従来の外壁とはまったく違う、新鮮で風格のある外観が実現できます。
「こんなタイルもあるんですね」と、手で触れて表面の風合いを確認しながら語る東儀さん。「これは使ってみたいですね」
このコーナーにはストーンタイプコレクション 以外にも、さまざまな壁タイルのサンプルが整然と展示されています。
近くには「金属 Danサイディング」などの金属外装材の展示も。最大の特徴は軽さ。風合いという点ではタイル素材に一日の長がありますが、金属Danサイディング は窯業系の外壁材に比べ4分の1ほどの重量で、建物への負荷を軽減できます。
調湿機能は珪藻土素材の6倍!
超快適空間を実現する高機能タイル
次に東儀さんが訪れたのは、キッチン関連展示の隣にある内装用タイルのコーナーです。
内装用のタイルというと、トイレやバスルームや洗面所、キッチンなど水まわりに使うものでしたが、それは過去の話。
内装用のタイル素材は、昔のタイルにはなかった画期的な機能を備えた「機能建材」へと大きく進化しています。玄関からリビング、ベッドルームまで、どんな場所にも使えて、優れた機能性で日々の生活を美しく快適にしてくれます。
機能はもちろん、豊富な種類、色や形の美しさもびっくりされた東儀さん。タイルの奥深さを改めて実感されたよう。
東儀さんが足を留めたのは、最新の内装用機能性タイル「エコカラットプラス」の展示コーナー 。
このタイルの機能のひとつが「調湿」。湿度が高いときは湿気を吸収し、反対に低いときは湿気を放出して、室内を快適な湿度に保ってくれます。その性能は、珪藻土由来の壁材の約6倍、調湿機能を備えた壁紙の25倍以上もあるそうです。
だからダニやカビが原因で起きるアレルギーへの対策としても有効です。しかも、珪藻土の壁や調湿壁紙と違い、水拭きでのお手入れが可能です。
また、消臭機能も備えています。ペットやタバコなどのニオイ成分を吸着することで消臭してくれるのです。
さらに、新築住宅で大きな問題になっているシックハウス症候群の原因物質(ホルムアルデヒドやトルエンなど)を吸着する機能もあります。
調湿も消臭も、家のどんな場所でも活用したい魅力的な機能です。色やデザインのバリエーションも豊富なので、玄関、トイレ、洗面所、リビング、ベッドルームなど、それぞれの場所のイメージに合わせて選ぶことができます。
「エコカラット」同様、環境アレルゲンの活動を抑制する室内の壁や玄関の床材「アレルピュア」 にも興味津々の東儀さん。感触を確かめ、タイルの進化に驚きを隠せない様子。
家づくりに関して豊富な知識をお持ちで、自分でできることは自分でやるDIY派の東儀さん。このエコカラットプラスについてもすでにご存知でした。
東儀さんの仕事部屋には演奏ツアーで世界中を旅する間に買い集めた、さまざまな民族楽器があります。「その保管に役立つのでは」と考えたこともあったそう。
「民族楽器を保管するときに問題なのは、日本とその楽器が生まれた国の環境、なかでも湿度が大きく違うことなんです」と、東儀さん。
「日本の部屋が砂漠地帯のようにカラカラになるとは思っていませんが、壁材に調湿や消臭などの機能があるというのは、本当にすごいことだと思います」
このエコカラットプラス と並んで、部屋の快適性を高める素材に「アレルピュア」があります。アレルギー症状のもととなる花粉やハウスダストを吸着してくれる床・壁用のタイル建材です。
施工も簡単なので、まずはリビングやベッドルームなど、過ごす時間の長い場所に導入してみることをおすすめします。
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