神棚を設置するとき
Q.神棚を初めて設置するのによい時期(タイミング)はありますか?
決まった時期はありません、思い立ったが吉日です! 一般的には年末年始に神社からお札をいただいたときが多いようですが、家の新築や増改築、子供の誕生・入学・成人、商店の開店や事務所開き、厄年、不幸が続いたとき(に運気アップを計って)などでもいいでしょう。
お日柄を気にする場合は、神棚を購入する日ではなく、おまつりする日が重要です。できれば大安を選んでください。
Q.神棚と仏壇を同じ部屋に置いてもよいのでしょうか?
同じ部屋でも大丈夫です。ただし、向かい合わせには置かないでください。ご先祖様が緊張してしまいますし、おまいりするときお尻を向けないようにするためです。
また、神棚と仏壇を全く同じ場所に同じ高さで設置するのは避けましょう。神様の家と、ご先祖の家とは別物。横並びに置くことは構いませんが、その場合も神棚を一段上にするか、家の中心に近い位置にしてください。神棚と仏壇では神棚のほうが上位とされ、配置でも優先されます。
Q.神棚には毎日おまいりしたほうがいいですか?
できれば毎日朝夕、無理なら1日1回は気持ちをこめておまいりするといいでしょう。忘れてしまった場合も、誠意をこめてあやまれば許していただけます。また、お祝いごとがあるときなどは、そのつど神様に喜びと感謝をお伝えしましょう。朝に家族の健康と安全を願い、1日の終わりに平穏無事に過ごせたことを感謝するのが基本です。
Q.神棚におまいりするときの服装に決まりはありますか?
裸、下着、パジャマは避けましょう。部屋着などラフな格好でも構いませんが、「ミニチュア神社」だと意識して、それなりの服装を心がけてください。
お札について
Q.お札は毎年取り替えたほうがいいのですか? 取り替える時期はいつがいいのですか?
お札は毎年新しいものに取り替えます。理由は、神様が清浄を第一とすること、御神威を新たにされたお力をいただき、いっそうのご加護を願うためです。
時期は神社へおまいりすることが多い、年末年始がいいでしょう。神社で新しいお札を求めたら、掃除をすませ清浄になった神棚におまつりしてください。
Q.お札を包んでいる薄紙は、お宮にお札を納めるときには捨てていいのですか?
薄紙は神棚に納められるまで、汚れることのないよう施されているもの。つまり単なるカバーですから、捨てても大丈夫ですが、カバーをつけたままでも一向に構いません。
Q.氏神神社の雰囲気がどうしても好きになれません。かわりに、好きな神社のお札をおまつりしてはダメですか?
これはよくあるケースなのですが、好きになるしかありません! 最初は好きでなくても、熱心に参拝していくと縁も深まり、知らぬ間に荒れていた神社がキレイになるなど、よい方向へ変わることが多々あります。
神様は人間に崇められることで力を増していきます。人間にもそれだけの力があるのです。神社のためにお祈りすることが神様への貢献となり、それが巡りめぐって開運を招きます。
Q.お寺のお札を神棚におまつりしてもいいですか?
護摩札などお願いごとのお札なら、お寺でお受けしたものでも差し支えありません。向かって一番左側に立てかけて飾ってください。
お供えについて
Q.お供えするお水は、水道水よりミネラルウォーターのほうがいいですか?
ミネラルウォーターにするという気持ちは神様に喜ばれます! ただ水道水でも問題ありません。
Q.お神酒は、焼酎、日本酒、ワイン、ビール……どれがいいですか? 神様はどのお酒がいちばんお好きでしょうか?
お米からつくられた日本酒が最適です。なぜなら、神道においてお米は「聖なる植物であり食物」とされているからです。
霊も日本酒は神聖なものと認識していますが、その他のお酒はそうではないと知っているので、日本酒以外のお酒は、霊を引き寄せやすくなります。
素晴らしいビールや焼酎が手に入って捧げたいのなら、神棚の下の床に小さいテーブルなどを置き、自分で飲む前に短時間お供えするといいでしょう。
Q.榊ではなく、薔薇などほかの植物をお供えしてはいけませんか?
天から降りてきた神様は、樹木を介して神棚にいらっしゃるとされています。ですから榊でなくても構いませんが、薔薇などの花よりは、マツやスギといった常緑樹がよいでしょう。
Q.日常お供えした食べ物・飲み物は、さげた後どうすればいいのですか?
お米は炊いて食べ、塩や水は庭や玄関先にまくといいでしょう。
お供えしたものは「お下がり」といい、食べることで神様のパワーをわけていただけるといわれます。
Q.コーヒーやハーブティーなど、自分が好きでよく飲むのみものを、神様にお供えしてもいいですか?
感謝の気持ちとして短時間お供えするくらいならOKです。ただし冷めると味も落ちるのですぐにさげましょう。人間のお客様に飲み物をお出しするのと同じように考えてください。
オリジナル神棚について
Q.神棚を自作してもいいものですか?
大丈夫です。「そこまでしてくれるのか!」と神様も喜ばれるでしょう。インテリアに合わせ、自分好みの神棚をつくってください。
Q.棚板を好きな色に塗ってもいいですか?
神棚は「ミニチュア神社」ですから、現実の神社としてありえないような色は神様も住みにくいでしょう。基本的に神様はオーソドックスを好みますので、たとえば黒、黄、ピンクなどはおすすめしません。
ちなみに色が剥げた部分を塗り直したり、修繕するのはよい行ないです。その際は必ず「修理させていただきます」とひと声かけましょう。
Q.キリスト教など神道以外の宗教グッズを置いてもいいですか?
なるべく避けたほうがいいでしょう。パワーグッズをたくさん置くと気の流れが乱れ、逆に神棚のパワーが落ちてしまいます。どうしても置きたいのなら神棚の下や隣のエリアにしてください。
Q.神棚にパワーストーンを置いてもいいですか?
これもなるべく避けたほうがいいです。普段身につけているパワーストーン、お数珠などを一時的に神棚にお供えして神様のパワーをわけていただくのは構いませんが、常に置いていると気の流れ、波動が錯綜するのでおすすめしません。
Q.神棚に好きな芸能人の写真を飾ってもいいですか?
人間の写真は神棚にふさわしくありません。どうしても飾りたい場合は、神棚周辺のエリアにしましょう。それに、たとえば神棚に写真を飾ったからといって、その人に会えるわけではありません。会いたいと神様に直接お願いしたほうが、かなう可能性は高いです。
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