「トイレは白」の常識を変える
「ノーブルレーベル」
Gタイプにはシックな色合いのシリーズも。仮にリビングあっても違和感がないデザインに東儀さんも感心。
LIXILのトイレ「サティス」シリーズには、「Sタイプ」より少し大きな「Gタイプ」があります。
こちらには定番カラーに加え「ノーブルレーベル」という、ブラックとトープのシックな色ですべてを統一したモデルもあります。
その展示スペースの前でも、東儀さんは足を止めました。
「今はこんなカラーもあるんですね。どの設備もそうですが、見れば見るほど、家にあるものをすべて取り替えたい。そんな気持ちになりますよ」
なお「サティス」には、音楽再生用のスピーカーを内蔵したタイプもあります。
こちらはBluetoothでスマートフォンとつながり、スマートフォンで好きな音楽データを送信して再生できるそう。
「プレアス」はタンク付きタイプですが、曲線を生かしたシンプルなデザインで従来のタイプよりずっとコンパクトに。
また手洗いをする手洗鉢の部分もなめらかな曲線形状にし、さらに吐水をシャワーにすることで、水ハネを軽減しています。
しかも、素材は「サティス」と同じ、汚れが付きにくく簡単に落とせる「アクアセラミック」素材。さらにお掃除がしやすいフチレス形状も採用しています。
「紙巻き器はシンプル・イズ・ベストであってほしい」
壁に設置されて足元に空間がある「フロート トイレ」も。足元スッキリで掃除がしやすく、またタンクが壁のパネルの中に隠されているので、トイレの空間も広々しています。
また、壁のパネルにトイレットペーパーや掃除用具がスッキリ収納できるのも魅力です。
「昔は取り換えが面倒で、なかには芳香剤入りのホルダーがありましたが、ホルダーもやっぱりシンプルなのがいいですよね」と東儀さん。
そして東儀さんがトイレコーナーで最後に足を止めたのが、壁に取り付けるトイレットペーパーホルダーやタオルハンガーが並んだ展示スペースです。
現在、トイレットペーパーホルダーは、世界的にもシンプルなタイプがスタンダードになっています。ペーパーの交換が簡単・確実で、外観も美しいので、好まれているのでしょう。
「以前は、ロールを支える軸がプラスチック製で蛇腹になっていたり、その中に香りを放つビーズを入れられるものもありましたよね。今思うと、考え過ぎだったのでしょう。トイレもペーパーホルダーも、また住設機器も、デザインはやっぱりシンプル・イズ・ベストだと思います」と東儀さん。
トイレばかりか、付属品の展示も充実したショールームに、東儀さんのテンションはさらに高まったようです。
美しさも快適さも大きく進化した
「洗面化粧台」
トイレや浴室とともに、現代の生活に欠かせない住宅設備が洗面化粧室です。起床時、外出前から帰宅時、就寝前にと、使用頻度の高い重要な空間です。それだけに、使いやすさや機能、そして美しさにもこだわりたいものではないでしょうか。
LIXILショールーム東京ではトイレコーナーの隣に、洗面化粧室の展示スペースがあります。
「まるで高級ホテルですね」と東儀さんが感心したのが、最高峰モデルの「ルミシス」です。
大柄な石目模様がまるで天然大理石のような人造大理石「ラピシア」をカウンターに、「アクアセラミック」をボウル部分に用いています。
「ルミシス」は見た目ばかりでなく、使ったときの快適性も五つ星ホテル並み。
センサーに手をかざすとお湯や水が出るタッチレス水栓「ナビッシュ」、ファンデーションの塗りムラやひげの剃り残しなどを細かくチェックできる「フルフェイスライト」などが採用されています。
「まるで高級ホテルの洗面台」と東儀さん。メイク時に便利な“女優さんライト”にもびっくり。
「フルフェイスライト」は、上部に加え、縦にLEDを配置しているのが特徴。これにより、影になりやすい顎の下や頬の部分までしっかり光を当てることができます。
これならメイクアップがもっと楽しくなるかもしれません。
もちろん、照明のオン・オフは、センサーに手をかざせばOK。
さらに明るさの調整も、手をかざすことでできてしまします。
デザイン面では、足元に空間を設けることで、従来の洗面台よりもさらに一歩、ミラーに近づきやすくなっています。
さらに多様化する電気機器の使用に対応してコンセントの数を増設。ポケットやキャビネットも充実させ、コスメ用品を数多くきれいに収納できるようにしています。
「こうした機能は実際に体験してみないとわかりませんね。ショールームには一度、来てみるものですね」と、東儀さんも“実物展示”の効果に感心しきり。
洗面化粧室は、毎朝&毎晩その前に立って、自分をじっくりと見つめる場所。これなら、とくに女性の皆さんは、忙しい朝のメイクアップの時間が楽しみになることでしょう。
「LIXILショールーム東京はアミューズメント空間ですね。これから新築やリフォームを予定している方はもちろんのこと、住設備にすこしでも関心のある方なら遊び感覚で楽しめると思います」(東儀さん)。
ご自宅のリフォームへの情熱も、「ショールーム探検」で、さらに高まったようです。
次回は、家の「顔」である玄関や、外光を取り入れて部屋を明るくする最新のサッシの世界を、東儀さんとさらに探検していきます。
(第7回に続く)
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