強い屋根が家を守る
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毎年のように被害を出す台風。大きなダメージを受けやすいのは、実は「屋根」です。屋根の大部分が損傷する被害が出ると、応急処置でブルーシートを張ったままの生活を強いられます。ブルーシートでしのいでいるところに、また次の台風が、ということも考えられます。
特に、古い戸建ての屋根瓦は、粘土やセメント・コンクリートが素材のことが多いでしょう。こうした瓦は重みを使って風で飛びにくくしている側面もありますが、重い分、建物自体に負担もかかります。経年変化で雨漏りが起きる可能性も否めません。
台風に強い家を目指すなら、まずはその屋根のリフォームを考えてはいかがでしょうか。
LIXILのT・ルーフシリーズは、軽量で丈夫な屋根素材です。30年以上の耐久性を誇り、固定も上と横の2方向から、ねじでしっかり留めていますから、台風にも地震にもとても強い屋根になります。
T・ルーフシリーズ は2方向からねじを留めるため、強風に強いのが特徴。
また、デザインは瓦らしいクラシックな外観のものから、モダンなスタイルのものまでバリエーションも豊富です。
建物の外壁にも使われるガリバリウム鋼鈑をベースに、表面には天然石を吹き付けてあります。一般的な屋根材は、メンテナンスのために定期的に塗装などをリフォーム工事する必要がありますが、この製品はそうした工事は不要なので家の将来的なメンテナンスコストも下がります。
EV導入で自動車を災害用電源に
クルマがあるご家庭は、USB端子からスマホなどの充電ができます。車種によっては100Vの電源を取れるものもあります。
また、今後、どんどん広がっていくEV(電気自動車)。実は、EVは非常時の電源として活用ができます。電気を充電して走らせるEVは、充電、つまり蓄電ができ、放電することができるので、停電時に蓄電池として活用できるのです。別途、EV車から家の中に電源を引き込めるような設備を追加すれば、エンジン併用のプラグインハイブリッド車なら、燃料が入っていればその燃料分、放電ができます。
なおLIXILでは、家庭用のEV充電設備として「エコリス EVファンクション」「エコリス EVポール」という製品をラインナップしています。カースペースに設置して、EVの充電を行えます。
・エコリス EV ファンクションの仕様:充電BOX1台と門まわり機能に必要なサイン、インターホン、ポストをパッケージ
・エコリス EV ポールの仕様:充電BOXを1台または2台装備
太陽光発電と蓄電システム
EVも有用な非常用電源ですが、さらに一歩進んで、太陽光発電システムや蓄電システムを導入するのはどうでしょう。LIXILは屋根置型太陽光発電システム「ソーラーラック」をご用意しています。
カーボンニュートラルが叫ばれている現在、日本も個別に発電システムを持つことが省エネルギーの観点からも有力視されています。かつては「余った電気は売電で」と言われていましたが、最近ではむしろ、生み出した電気を家庭で利用するメリットが大きくなっています。
そのためには、発電した電気を蓄電しておくシステムとの組み合わせがベターです。
LIXILにはスマート蓄電システムもラインナップされています。この蓄電システムは「全負荷型」といって、限定したコンセントだけを使えるいままでのシステムとは違い、蓄電池から放電できる容量の範囲内でエアコンなど、宅内のすべてのコンセントが使えるシステムです。
このシステムなら、蓄電池に充電されている状態であれば、落雷等で短時間の停電時には普段通りの電気のある生活が可能です。また災害等による長時間の停電時には満充電であれば、最低限使用したい家電製品を連続で約34時間お使いいただけます。また太陽光発電と連動したシステムなので、日中に天気が良ければ、太陽光で発電した電力を蓄電池に貯めることもできますので、使用可能時間や、使える家電製品を増やすこともでき、いざという時に役立つシステムになっています。
このシステムなら、台風による停電が数日続いても、生活の質は通常とあまり変わらない水準を保てます。冷蔵庫の中の食材が腐ったり、ランタンのあかりで夜を過ごす必要もありません。エアコンも使えますし、情報源としてテレビをつけたり、スマホのバッテリー残量を心配せずに使えます。
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