同じマンション内でリフォーム続出。
重い腰を上げることに
昭和50年代に建てられた3LDKのマンション。「築38年。いずれはリフォームをしなきゃいけないとは思っていた」という埼玉県在住のWさん。
壁紙の張替えやサッシの交換などはしていたものの、大きなリフォームはまだでした。
「団地全体の配管の交換が予定されていて、それを待ってからと思っていたのですが、いろいろあって、先延ばし、先延ばしになっていたんです」
購入時は家族4人で暮らしていたものの、娘と息子は独立。夫婦二人暮らしに
そのうち、同じ団地内で、ご近所さんが次々リフォーム。さらに、団地内の配管交換工事に伴い、家具を移動したり、モノを捨てて片付けたりしているうちに、配管工事が終わったらリフォームをしよう、と考えるようになりました。
「古いキッチンはやはり掃除がしにくいし、床は歩くとギシギシ音がなってしまう。洗面室や玄関が収納は少なくてモノがあふれがちでした。泊りに来た孫たちは、古い家が新鮮らしく、面白がったりするんです。ご近所さんのリフォーム後の住まいも見せて頂いたりすることで、より、考えていたリフォームが現実的になりました」
“もっと自分らしい住まいに”~リフォームの夢が広がる
Wさんはまず手始めに、娘さんの誘いを受け、新宿にあるリクシルのショールームを訪問。それが大きな契機になりました。
「素敵でした~。単に製品があるというより、どんな暮らしができるか提案されていて、夢が広がりました」
そこでWさんが出会ったのが、「運命」のキッチン。
「ショールームって、実物を見て、“感覚”で選べることが大きいですね。例えば、真っ白なものよりダークな色合いのほうが好きだなぁとか。実物をみると、やっぱりグレードの違いも分かりますし、カタログを眺めているだけじゃ膨大すぎて選べなかったと思います。実物を見ることで、自分の好みがぐっとクリアになりました」
選んだのは、「リシェルSI」。機能性はもちろん、そのデザインの美しさから、感度の高い方に支持されているブランドです。
「最初は価格帯的にはもう少し下のシリーズを考えていたんですけど、実物をみたら、もういけないですね(笑)。これだ~と思いました」
井川遥さんのCMでもおなじみ。「リシェル」のキッチンは傷つきにくく、熱にも強いセラミックトップが魅力。
他にも、まな板要らずで包丁が使えるセラミックトップ、きめ細かい収納ユニットなど、最新の機能も体験できた。「食洗機も“あ、この大きさのお皿まで入るのね~”と、ショールームでなら実物があるので、分かりやすかったです」
実はWさん、当初は、今不満なところを直す、交換すると考えていたそう。しかし、ショールームを訪れたことで、“もっと自分らしい住まいにしたい”と方向転換したそうです。
「最初は70歳を過ぎて、もう何年住めるか分からないんだから、今更リフォームしてもと思う気持ちもなくはありませんでした。でも人生は100年時代。子どもたちが独立して、夫婦ふたりだけなんだからこそ、自分の好きなようにしたいって思うようになったんです」
リフォームをお願いする会社を決定。決め手は“相性”
本命のキッチンに出会ったことで、「リフォームをする」ことが現実味を帯びてきたWさん。その後は実際に工事を行う工務店、リフォーム会社選びとなります。
以前に、同じ団地内のリフォームを多く手掛けている地元のリフォーム会社さんともコンタクトをとり、簡単な見積りはお願いしていたこともあるそう。ただ、今一つピンとこずに契約には至りませんでした。
しかし今回、ショールームを訪れたことで、リフォームを本格的に決意。後日、こちらでリクシルの商品を扱う会社を紹介してもらいました。
ショールームなどでもらったカタログ。ショールームを見学後だと、真剣度が違うそう。
ショールームでは、リクシルのネットワークを使って、地元で評判のいい工務店・リフォーム会社さんを紹介できます。
「必ずここで工事をしてください」という縛りはなく、「金額、相性、プランの良し悪し、スケジュールなど、実際に選んで見積りをとってださい」というスタンスのもの。複数紹介され、もちろん自分で探してきた工務店に「この商品を使ってください」という依頼方法も可能です。
ただ、提携している会社なら、過去に施工実績があって慣れている、割引もあるなどもメリットがあります。
Wさんが最終的にお願いしたのは、LIXILグループの施工会社。現場の職人さん同行で現地見学をしてくれたこと、営業担当者の対応力などが決め手でした。
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「Before後編」では、施工前のご自宅に実際におじゃまして、「今の不満」「リフォームで実現したいこと」について伺いました。
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