リフォーム実例を長期取材! 埼玉県Wさん邸 After前編

開放感ある空間へ。家事もぐっと効率的に

空間
キッチン
関心
老後リフォーム事例

廊下をなくしてLDKをひとつの空間に

玄関が入ってすぐのLDK。内装が一新。「暗かったキッチンにも日が入るようになり、明るくなりました」。

 リフォームが完成し、2カ月たったWさん邸を再訪。まず目を奪われたのは、LDKがつながった広々とした空間でした。廊下をなくし、壁を取り払ったことで、居室、キッチン、ダイニングまでがひとつに。
 さらに玄関とも同じフローリングでつながり、まとまりある住空間が誕生しました。

「意外と我が家って広かったんだなと思いました(笑)。そんなに間取りは変わっていないのですが、壁ひとつなくなっただけで違いますね。以前は、廊下、居室、ダイニングの床の素材がバラバラ。今は、オフホワイトの壁紙とダークな建具やフローリングで統一されていて、私好みのとてもシックでモダンになって大満足です」

ダイニングと廊下の壁をなくし、空間をひとつに。引き戸も一新。

 年末年始には娘や孫たちが遊びに来て、家族だんらんの時間を過ごしたとか。
「ダイニングテーブルの後ろにもスペースができて、通りやすくなりました。引き戸が吊るすタイプのドアなので、下に音が響かないし、軽くて子どもでも開け閉めしやすいんです。だから孫たちは、ドアのリビング横の部屋にこもって、おもちゃを広げて遊んだり、大人たちを呼びにきたり、大喜びでした」

コンパクトな家事動線と
掃除しやすい設備が◎

キッチンのワークトップはコンパクトになった分、冷蔵庫が近くなり、食材を取り出しやすくなった。

 キッチンの幅は短くなりましたが、だからこそコンパクトに動けるように。
「今は、ガス台、シンク、冷蔵庫までが近くなり、ぐっと動きやすくなりました。以前のキッチンは冷蔵庫まで遠くて、無駄な動きが多かったんです。吊り収納は位置が下がり、手が届くようになりました。何より良かったのはタッチレス水栓。最初は使い方に慣れなかったけれど、調理の途中でも蛇口が汚れずに手が洗えて、とても便利です」

揚げ物の衣をつける作業など手が汚れたときに蛇口に触ることなく手を洗えるタッチレス水栓は人気の設備。LIXILでは簡単な工事で水栓だけの交換もできます。

ワークトップは、まな板いらずで野菜などを切れる素材。質感もオシャレ。

トイレのサティスは汚れがつきにくいアクアセラミック加工。壁にはエコカラットを設置。消臭効果を期待できるだけでなく空間のアクセントになる。

 水まわりの設備や壁紙が一新され、掃除がしやすくなったのも利点です。
「はっ水加工されたクロスなので汚れがついてもさっと拭くだけでOK。前はタイルの目地の汚れが取れにくく、掃除が大変でした」

 そして、何より掃除のしやすさを実感しているのはトイレ。
「サティス(LIXILの商品名)、最高って思いました(笑)。汚れが付きにくい特別な加工がされているらしく、実感しています。また、トイレの汚れって、縁の裏側の掃除が大変でしょう? サティスは縁がない形状なので、汚れがたまりにくいんです」

 

 次回は、リフォーム後のレポートの後編。
 リフォームでのWさんの心境についてもお聞きしました。


文◎長谷井涼子 撮影◎本浪隆弘

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