冷蔵庫に入れて一晩おくと、その間に抽出され、翌日にはアイスコーヒーができています。お湯でドリップをするよりも柔らかく、雑味の少ない優しい味わいになります。
コーヒーが冷えているので氷を入れる必要がなく、コーヒーが薄まりません。牛乳を加えてアイスカフェオレにするのもいいでしょう。
美味しいアイスコーヒーに合わせて、前日に仕込んでおきたいのが「サルモレホ」です。ガスパチョに似たトマトの冷製スープで、スペイン・コルドバの郷土料理です。完熟したトマト、ひとつまみの塩、エクストラバージンオリーブオイル、ほんの少しのヴィネガー、ニンニクを半片くらい、ひとかけのパンをミキサーやハンディブレンダーでなめらかにするだけです。シェリーヴィネガーが一般的ですが、バルサミコヴィネガーを使うとフルーティさが増します。
サルモレホはまさに飲むサラダ。パンが入っているので腹持ちもよく、朝食には最適です。物足りないようでしたらパンを添えて。ちぎったパンをディップしながら食べるのもおすすめです。
プラムとポモドリーノの冷製パスタ
【材料】(1人分)
- ・プラム…2〜3個(※1)
- ・ポモドリーノ(プチトマト)…3〜4個(※2)
- ・塩漬けケッパー…5〜6粒(※3)
- ・ミントの葉…ひとつまみ
- ・塩…ひとつまみ
- ・胡椒…適宜
- ・レモンの皮…1/2個(※4)
- ・レモン果汁…1/4個
- ・エクストラバージンオリーブオイル…大さじ3
- ・バルサミコヴィネガー…小さじ1
A(ソースの材料)
- ・フェデリーニ…80〜100g
- ・塩(パスタを茹でる鍋に入れます)
※1 プラムは包丁でそぎ切りにして種を外しておく。
※2 ポモドリーノ(プチトマト)は半分〜1/4にカットする。
※3 水に漬けて5〜10分塩抜きし、細かく刻んでおく。
※4 レモンの皮はすりおろしておく。
◎作り方
材料Aをボウルの中で混ぜ合わせ、冷蔵庫に置いておきます。パスタを袋に書かれている時間より30秒ほど長めに茹でたら氷水で締めます。Aのボウルにパスタを加え、混ぜたらできあがり!
左がグラニュー糖、右が黒糖で仕込んだシロップ。
砂糖が溶けてきたら1日1回かき混ぜて、完全に溶けたらできあがり。非加熱なので、冷蔵庫で保存しましょう。シロップは実ごと使えますが、グラスに氷とシロップ液を入れ、レモンをちょっと搾ってソーダで割ると、すっきりと飲めて美味しく楽しめます。お酒を加えてカクテル仕立てにするのもアリです。
三升漬け豆腐。
左が10年もの、右が昨年の夏に漬けたもの。
三升漬けとは、夏の季節に出回る青唐辛子を刻んで広口瓶に入れ、同量の醤油と麹で漬け込んだもの。唐辛子1升、醤油1升、麹1升で漬けるから「三升漬け」と言われるのだそうです。麹は、スーパーなどに売っている板麹でかまいません。
漬け込んで1週間ほどで食べられますが、冷暗所に置いてひと月くらい経つと熟成してより美味しくなります。1年でも10年でも持ちます。液体部分だけを辛い調味料として使うこともできますし、唐辛子も熟成が進むほど美味しくなります。鶏もも肉と長ネギを炒めたものにかけたり、焼きそばに使ったり、タレにしたりと、万能調味料として重宝します。
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