
第2回は、ゴールデンウイークはおうちでとにかく休みたい、自分を癒やしたいと思っている方におすすめの、五感で味わう「おうちリラクゼーション」の方法をご紹介します。ゴールデンウイークこそ、普段の疲れを十分に癒やして、気分までリフレッシュしましょう。
お風呂タイムは一日の疲れを取ったり、気分をリラックスさせたり、リラクゼーションに効果的。おすすめは、38度のぬるめのお湯で25~30分浸かること。体の深部体温が上がることで良質な睡眠にもつながります。(厚生労働省 e-ヘルスネットより)
お風呂をさらに特別なリラクゼーション空間にするなら、防水スピーカーからヒーリング音楽やクラッシックなどのゆったりした音楽を流してみてください。香りのあるバスソルトや入浴剤、ゆずやお花を入れて、香り、色、肌からの温度など、五感から感じる心地よさを味わいます。
照明を消してキャンドルの明かりだけで入浴するのも素敵。ただし、キャンドルを使う場合は、浴室は狭いことが多いので換気や安全面には十分注意をしましょう。安全面を考えるならLEDキャンドルがおすすめです。
さらにお風呂でスパ気分を味わいたいのであれば、シャワーヘッドを多機能のものに交換する方法もあります。「LIXIL多機能シャワーヘッド」は、ミスト・マッサージ・エコフルスプレーの3つのモードが選択可能。ミスト吐水は顔などに当てることで汚れた皮脂を効果的に除去し、マッサージ吐水は首や肩などへ心地よいマッサージ感を与えてくれます。
▼LIXIL多機能シャワー
parts.lixil.co.jp/lixilps/shop/campaign/showerhead/showerhead01/
何かの香りを嗅いで懐かしさを覚えたり、気持ちがスーッとすっきりしたという経験がある人は多いのではないでしょうか?
人間の五感である視覚・聴覚・触覚・味覚、嗅覚の中で、香りを司る「嗅覚」の刺激だけが大脳新皮質を通さず、大脳辺縁系にダイレクトに伝わるといわれています。
大脳辺縁系は「記憶」や「感情」など本能的な機能を司る部位です。その周辺には自律神経の中枢「視床下部」やホルモン分泌に関わる「下垂体」もあるので、香りの効果が心や体に伝わりやすいのです。
リラックス効果のある香り3種類をご紹介します。
・ラベンダー
リラックス系の香りといったらまず真っ先に挙げられるのがラベンダー。優しく優雅な香りは緊張感やストレスを和らげてくれます。
・ベルガモット
甘すぎない柑橘系のフルーティーな香りが特徴。鎮静とリフレッシュ効果があり、自律神経を整えてくれるので、眠れないときや、気持ちが張り詰めたりするときにもおすすめ。
・サンダルウッド
日本では「白檀(ビャクダン)」の名で親しまれています。穏やかな香りが頭痛や不眠など神経系の興奮を冷まし、ストレスを和らげてくれます。
香りの楽しみ方にも、アロマやお香を焚く、アロマスティックストーンを部屋に置く、お風呂に垂らす、スプレーを吹きかけるなど、さまざまな形があります。リラックスしたり、気分転換したりするのに、脳にダイレクトに働きかける香りを上手に使っていきたいですね。
「ヨガ」と聞くとフィットネス的な健康法としてのイメージも強いと思います。ただ、古代から伝わるヨガは自分と向かい合って精神を整えることを目的にしてきました。
ヨガで大事にされるのは呼吸法です。息を鼻から深く吐ききることで息を吸うときも深い呼吸になる。この長くゆったりした呼吸が副交感神経を高め、気持ちを落ち着かせてくれます。
副交感神経が優位になると、血流が増加し血行がよくなります。そして血行がよくなると筋肉がゆるみ体の緊張がほどけていきます。リラックスと呼吸は深く結びついているのです。
また、ヨガはゆっくりと体を伸ばすようなポーズも多いので、ストレッチ効果もあります。初心者は、まずは簡単なポーズからヨガを行ってみましょう。深い呼吸をして、五感を研ぎ澄ませてヨガを行うことで、心と体が整ってきます。
自宅で過ごす時間が長いゴールデンウイーク、おうちでスキンケアを楽しんでみませんか?
スキンケアを手軽に行うのであれば、パックがおすすめ。
使いやすいのは、使い捨ての「シートパック」です。毛穴の汚れや角質を取りたいのであれば、ペースト状のパックを顔に塗り、そのパックが乾いてから剥がす「ピールオフパック」がおすすめです。また、肌に塗って数分おき、ぬるま湯でオフすることでパック効果を得られる「洗い流すパック」は、クレイ(泥)タイプやクリームタイプ、ジェル、泡、炭酸など、とても種類が豊富です。
パックをしたあとは、肌が乾燥しないうちにすぐに化粧水、乳液、クリームなどを使って保湿ケアをしましょう。
ゴールデンウイークのように時間があるときほど、心と体をじっくりセルフケアしたいですね。
最終回である第3回は、大人も子どもも楽しめる「おうちアウトドア」についてご紹介します。
文◎濱田麻美
写真◎Shutterstock、O-DAN