アイデアから生まれる片付けやすい部屋づくり
白やベージュ系のインテリアでまとめ、すっきりと見える池田さん宅のリビング。
「ずっと片付いた状態が続くために大事なのは、使うところに取り出しやすくモノを置くことです。なおかつ、それがすっきり見えると嬉しいですよね。『これをこの場所に置けないかな?』『どうしたらこのスペースの掃除がラクになるだろう』と考えていったときに生まれたのが、今回ご紹介する100均グッズの使い方です」
ワイヤーバスケットをテーブル下に付け
リモコン置き場に
ダイソー「PE棚用吊り下げワイヤーバスケット」。
フックとワイヤーネットを使っても取り付けられる。
リモコンをワイヤーバスケットで取り出しやすい机の下に吊るすというのは、よいアイデアですね。
「この吊り下げワイヤーバスケットは、引っかける部分の幅が合うところであればカラーボックスや机など、さまざまな場所に掛けられます。前の家ではこれをリビングのテーブル下に設置して、散乱しがちなエアコンやテレビのリモコンを机の下に収納していました。
また、写真のように、粘着テープフックを4箇所に貼り付け、ワイヤーネットを掛けてもリモコン置き場が作れます。リモコン置き場の高さを広げたいときは、フックとワイヤーネットの間にS字フックなどをかませてもよいと思います」
ティッシュはテーブル下にペタッ!
「ティッシュを隠しながら設置したいなら、ティッシュケースに入れて、ケースの裏に強力で剥がしたあともきれいなダイソー“アクリルフォーム両面テープ”をつけて、そのまま机の裏に貼ってしまう方法もあります。ティッシュがなくなったらティッシュだけそのまま詰め替えられます。
磁石が使える部分に設置したいときは、ティッシュケースの内側にテープでマグネットを貼るのもよい方法。マグネット式なのでケース自体をつけたり外したりできて便利です」
ホコリがたまる電源タップやコードは浮かせる
コードを浮かせて設置すると使いやすく掃除もしやすい。(写真上)
ごちゃつきがちなスマホ関係のコードもフックに掛けて収納。(写真下)
お掃除をするときに、意外と面倒なのが電源コード類です。
「電源コードを床に置いているといちいちコードの下を拭いたり、コード自体のホコリを払ったりと大変です。そこで、電源コード類は浮かせて収納しています。100均ではコード類を収納できる便利なフックもたくさんあります。今回使ったのは、ダイソーの“電源タップ固定器(白)”。取り付けたい場所と電源タップにそれぞれ付属のパーツを付けて、家具などにつけることができます」
つっぱり棒がいろいろな収納に使える
トイレにつっぱり棒でトイレットペーパーを置く棚を設置。
バスタオルを掛ける場所としても活用。
池田さんはつっぱり棒もいろいろな収納に活用しています。
「例えば収納棚がないトイレだったら、トイレの幅が合えばつっぱり棒を使って簡単に棚が作れます。トイレットペーパーなどの収納にも便利です。その他、バスルームの入り口につっぱり棒でバスタオル掛けを作ったり、つっぱり棒とミニカーテンで収納場所を目隠ししたり、アイデア次第で使い方が広げられると思います」
コスメ収納は仕切りを活用して取り出しやすく
クリアケースや仕切りを上手に使い分けて。
仕切りに使ったのはセリアやCanDo(キャンドゥ)の「デスク仕切りスタンド」。
女性はメイク道具の整理に困る人も多いですが、池田さんはその収納にも100均グッズを上手に使っています。
「メイク道具は細かいものが多く、使おうと思ったときに場所がわからなくなることも多いです。私は道具別にクリアケースでまとめて、右側からメイクに使う順番に並べています。写真の収納の真ん中上部の仕切りは、ノートやメモなどを立てかけるための仕切りです。アイシャドウパレットを立てかけるために使っています」
100均グッズを使った収納は、ご紹介したようにアイデア次第。ご自宅に合わせて、上手に使ってみるのもよい方法です。
最終回は、お掃除をするときに便利な100均グッズをご紹介します。
(第3回に続く)
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