代行サービスで、究極の「家事ラク」ライフを![第3回]

日常的な家事を任せるとどうなる?

空間
リビング・寝室・居室
関心
お手入れお役立ちサービス

時間で決められている料金

 ここまでご紹介してきたカジタクのクリーニングサービスで家の中をキレイにしても、毎日掃除をして、そのキレイを保つのは大変です。そんなときは、日常的な掃除などを代行するサービスを検討してみましょう。

「カジタクでは定期的な掃除代行サービスがあります。男性スタッフが中心のハウスクリーニングサービスとは違って、こちらは女性スタッフが中心になります。研修・実技訓練をしっかり受けたスタッフですから、安心してご依頼いただけますよ」

 気になる料金は、どのくらいでしょうか。

「定期的にご依頼いただく契約の場合、『毎週』と『隔週』のプランがあります。『毎週』の場合、月に4回として、1回2時間で時間単価が税込み3,465円です。このほか、移動費が1回1,056円かかります。『隔週』のご利用ですと、時間ごとのサービス単価が上がります。時間が超過する場合、30分ごとに追加料金が発生します」

 この体系だと、追加料金がドンドン増えてしまうのではないかと、少し心配になります。

「その点はご安心ください。ご契約前に、どんな内容にするかあらかじめ決めておきます。その時点で、2時間の作業内に行う内容を決めておきますので、現場でイレギュラーなオーダーがない限り、追加料金は生じません」

2時間でどこまでできる?

 2時間で、どのくらいの作業をお願いできるのでしょうか。

「70平米くらいの一般的なマンションの場合、水まわり4カ所の掃除で、だいたい90分くらいかけます。そして、残りの30分で、部屋のほこり落としや片付け、お部屋全体に掃除機をかける、というのが標準的な作業でしょうか」

 そのほかには、どんなオーダーが多いのでしょうか。

「食器洗い、シーツ交換や洗濯などのご依頼を受けることもあります」

 洗濯も頼めるのですね。

「はい、サービス開始時に洗濯機を回して干すまで、というパターンが多いです。お客様によっては、ご自分で干されておいて、『乾いた洗濯物をたたんでほしい』とか、『しまっておいてほしい』という方もいらっしゃいます」

洗剤や掃除道具は事前に用意

 クリーニングサービスでは用意するものは何もないそうですが、日常の家事代行サービスの場合、掃除道具や洗剤などはあらかじめ用意しておく必要があるそうです。

「最初の打ち合わせの段階で、作業に必要なものがそろっているか確認をさせていただきます」

 基本的な家庭用の洗剤、スポンジ、ブラシなどが必要だそうです。排水口など、細かいところが掃除できるようなブラシと、浴室の床を掃除するためのものがあったほうがいいそうです。」

「洗剤に関しては、環境に配慮したものを好まれる方とか、お子さんがいる方はナチュラルなものを使ってほしいなど、いろいろご要望があります。逆に、ご相談いただければ、おすすめすることもできますよ」

 サービスを受けるあいだ、ずっと在宅するのも大変です。そんなときは鍵を預けて、不在時に作業を進めてもらうことも可能だそうです。

「月に1,056円で、鍵をお預かりすることができます。お客様が留守のときに伺って作業を行えます。その場合は、貴重品や壊れやすい美術品などはきちんとしまってからのご利用をお願いします」

キャンセルや時間の変更も可能

 突然の用事でサービスが受けられなくなり、日程変更をお願いすることは可能なのでしょうか。

「通常、サービスは、日曜を除く10時から19時の間でスケジュールを決めていただくのですが、2日前の18時までにご連絡をいただければ、キャンセル、リスケジュールは無料で承っています。前日18時までのご連絡なら半額、それ以降は全額ご負担いただくことになります」

 サービスを行っていて、こういうものを頼むといいと思われる作業はありますか?

「お勧めしたいのは、床の拭き掃除です。最近はお掃除ロボットなどもありますけれど、完全に汚れが落とせるわけではありません。さらに、お子さんが散らかしおもちゃなどの片付け。朝、仕事に出かけるときに片付けていては、時間が足りないと思います。通販などで届いた段ボールを捨てたり、廃棄物を24時間受け付けている集合住宅などでは、ゴミ出しなどもお任せいただけます」

 週に1回、日々の掃除を頼むことでかかる費用は、毎月3万円以内。忙しい方にとっては、とてもありがたいサービスではないでしょうか。

 次回は、日々の食事をつくってもらう料理代行サービスについて伺います。

※本記事のサービス内容・価格などは、2022年3月の取材時のものです。

≪お話を伺った方≫

山口奈穂さん

アクティア株式会社 商品統括部 品質管理グループ 家事代行チーム

取材・文◎坂井淳一(酒ごはん研究所)
タイトル画像:Shutterstock

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