
「住まいの設備を長持ちさせる秘訣」第3回は、キッチンの設備や部品についてクローズアップしていきます。毎日使うキッチンをさらに快適に使うための設備や部品、そしておすすめのプチリフォームについて、株式会社 LIXIL キッチン洗面事業部 五味達彦に話を聞きました。
食材を扱うキッチンは、いつも清潔で実用的に使える場所にしておきたいところ。一方で、排水口のぬめりや換気扇の油汚れなど、経年とともに落ちにくい汚れがたまっていく場所でもあります。
「排水口の排水カップなどは、汚れが落ちなくなったら替えてしまうのもよいと思います。
また、追加する設備としては、タオルかけや水切りかごなどが人気です。両方ともキッチンではおなじみの設備ですね。水切りかごは量販店でも扱っていると思いますが、LIXILストアならお客さまのキッチンのサイズにピッタリ合った水きりかごが見つかるのがメリットです」
ご自宅のシンクのサイズに合った水切りかごで、すっきり使いやすく。
シンク台にピッタリと合う水切りかごは、確かにあると便利な設備です。それでは、数多い商品の中から、水切りかごのような自宅のキッチンにピッタリの設備を見つけたいとき、どのように探したらよいのでしょう?
「探し方としては、LIXILストアで先にご自宅のシンクを選んでいただいたほうが見つけやすいと思います。キッチン部品に入っていただくと、『シンクから選ぶ』というボタンが出てきますので、まずはそこから入ってください」
LIXILストアの「キッチン」をクリックし、「シンクから選ぶ」をクリック。
「シンクから選ぶ」をクリックすると材質別にシンクを選べる。
シリアルナンバーを入力すると、現在お使いの部品や設備が検索できる。
「さらに材質別にシンクを選ぶと、さまざまなサイズのシンクが出てくるのでそこからご自宅と同じものを選びます。そうすると、水切りかごや水切りプレート、ワイヤーポケット(洗剤、スポンジ等の収納)など、そのシンクにピッタリ合うサイズのアイテム一覧が出てきます」
キッチンの部品や設備の探し方には、お宅ごとにつけられたシリアルナンバーから探す方法もあるそうです。
「“LIXIL部品ナビ”にアクセスしていただき、そこでお客さまのキッチンについているシリアルナンバーを入力します。
そうすると、ご自宅のキッチンで使っている部品や設備でついているものはすべて出てきます。ただし、現在使用しているセットしか出てこないので、新しく追加したい部品や設備があるときは、先ほどご紹介したLIXILストアの『シンクから選ぶ』から入る方法で探してみてください」
ご紹介した探し方でご自宅のキッチンの設備や部品を探していただくとおわかりになると思いますが、LIXILストアでは、お客さまのキッチンまわりの部品や設備をなるべく多く扱うようにしています。中には排水ホースなど、お客さまが通常自分自身で取り付けることは少ない部品も扱っています。でもこれにも理由があるそうです。
「以前、私の経験で、中古で購入した自宅のキッチンのガスコンロが壊れて、部品を手配したいのだけどどこで購入すればよいのかさっぱりわからなくて、何年も放置してしまった経験があります。住宅の部品や設備というと、みなさんどこで探したらよいかわからない方がほとんどだと思います。だからこそ、キッチンの部品や設備をなるべく多く扱い、部品や設備が壊れたとき、ここを検索してもらえば答えが見つけられるようなショップにしたかったのです」
住まいの部品や設備は、その製品に特化したものだからこそ探し出すのも大変。そんな悩みを解決すべく、作られたサイトでもあるのです。
キッチンで汚れが気になる箇所といえば、レンジフードのフィルター。こちらも特に大掃除をする人が多い年末などは買い替えが多くなるそうです。また、ガス台の五徳(ごとく)も買い替えニーズが高い部品です。
油汚れが一番気になるレンジフィルターは交換もあり。
「キッチンまわりの部品は油を使うので、どうしても経年とともに汚れが落ちにくくなる傾向はあると思います。お手入れしてもなかなか汚れが落ちないようであれば、LIXILストアで新しいものを購入して交換という方法もあります」
汚れが気になる部分だけ部品や設備を交換するだけでも、気持ちよくキッチンが使えると思います。ある程度汚れたら交換という方法もあるので、そんな時はLIXILストアをチェックしてみてください。
キッチン水栓を使っているときに、こんなことが気になったことはありませんか?
「調理中、食材を触ったぎとぎとの手で水栓レバーを触るのに抵抗がある」
「洗い物をしているときに水が出しっぱなしになるのはもったいない」
「水栓まわりの水あかのお掃除が面倒」
これらの悩みを一気に解決してくれるのが、キッチン用タッチレス水栓ナビッシュです。
手がふさがっていてもサッとかざせば水が出る。
水栓金具に触れることなく手を近づけただけで水が流れ、もう一度近づければ水が止まります。
水栓金具を直接触れることがないため、水栓まわりが汚れない他、手をかざすだけだから洗い物の最中に水を出したり止めたり調整できて節水になる、作業しやすくて調理時間が時短できるなど、一度使ってみるとやめられなくなるほどの使いやすさと大好評! 先端はホースになっていて、グッと引き出せばシンクまわりをくまなくお掃除することもできます。
キッチン水栓をもっとスピーディーにラクに使いたいという方に、おすすめのプチリフォームです。
第3回は「キッチン」の設備や部品交換やプチリフォームについてご紹介しました。最終回の第4回は「玄関まわり」の設備や部品交換、プチリフォームについて、見ていきます。
(第4回に続く)
株式会社 LIXIL キッチン洗面事業部 事業開発PJ。ご購入いただいたキッチンをお客さまに長く快適にお使いいただけるよう、メンテナンス部品およびプチリフォーム商品の販売を担当している。
文◎濱田麻美