汚れやすい部品を交換して
清潔感をアップ!
汚れやすいヘアキャッチャーや風呂ふたの買い替えニーズは高い。
「浴室の部品や設備で水がかかりやすいものはどうしてもぬめりやカビなどで汚れることがあり、ユーザー様の悩みになることが多いです。また、シャワーフックや水栓金具など、動かして使うものは、そうでないものに比べて経年による劣化が出やすいです」
お客さまが自分で交換することの多い部品や設備はどのようなものがあるでしょうか?
「排水口のヘアキャッチャーや風呂ふたなど、ぬめりで汚れやすい部品を購入される方が多いですね」
特に浴室の中で面積を広くとる風呂ふたは、空間全体の印象にも関わってくるもの。ある程度汚れてしまうと、いくら掃除をしても新品同様までには綺麗にならないので、汚れが気になるようでしたら買い替えるのもよいと思います。真っ白の新品の風呂ふたを使うだけでも、浴室の清潔感がアップします。
その他、「スライドフック」というシャワーをかけるフックも買い替えニーズが高いといいます。
こちらのスライドフックの取り付け方は、動画でサイト上に掲載。
「スライドフックは、立ったり座ったりする方向に合わせてシャワーの角度を調整できるフックです。頻繁に動かす場所なので、経年とともに壊れることがあるパーツなのだと思います。こちらはドライバー一つで手軽に交換することができます。交換方法も一部の商品は、動画にてご紹介しています」
その他、意外なところで浴室ドアの戸当たりパッキンの購入も多いそうです。
「浴室ドアの戸当たりパッキンは建築関係者様向けに販売しています。パッキンはカビなどが一度生えてしまうと色素がなかなか抜けないので、汚れが気になるようでしたら取り替えてしまったほうがいいかもしれません」
多機能シャワーヘッドで
バスタイムをさらに快適に
3つのシャワーモードが楽しめるエコアクアシャワーSPA。
「LIXILストア」では、汚れたり壊れたりした設備や部品を買い替えることができる一方で、今の浴室をさらにバージョンアップするための備品も扱っています。
「最近、高機能シャワーヘッドが注目を集めていますが、弊社でも“エコアクアシャワーSPA”という商品を扱っています。この商品は、微細な水粒で汚れをしっかり洗い流す“シルクミスト”、リズミカルな水流で刺激を与える“パワーマッサージ”、空気をたっぷり含んだ肌あたりの良い“アクアスプレー”の3つのモードをもつシャワーヘッドで、毛穴の細かい皮脂洗いから全身の疲れを癒やすセルフケアまで兼ね備え、さらに節水機能もついていることから、お客さまにも大変人気です」
こちらの商品もパーツショップで購入し、自分で取り付けることが可能です。
■ エコアクアシャワーSPA
また、シャワーヘッドだけでなく、シャワーホースを取り替えることも可能です。
「以前、シャワーホースが短くて浴室掃除をしているときに端まで届かないということで、シャワーホースを標準の1.5mから少し長い1.8mに替えたお客さまがいらっしゃいました。シャワーホースが長くなっただけで、とてもお掃除がしやすくなったそうです」
パーツを取り替えるだけで、最新の贅沢なシャワー機能が楽しめたり、使い勝手がよくなったり、自分で浴室をカスタマイズしていく楽しさがあります。
\バスタイムを豊かにするプチリフォーム/
体をしっかり温めるシャワー「ボディハグシャワー」
バスルームのリフォームというと大がかりなイメージをお持ちの方も多いと思います。でも、プチリフォームなら手軽に便利な機能を付けたり、古い設備を交換したりすることができます。
「プチリフォームで一番の注目アイテムは、2022年6月から販売が開始した“ボディハグシャワー”です。このシャワーの特徴は、シャワーなのに体の深部まで温めることができるということ。10個のノズルから同時に吐水して、体全体をカバーして温めます。アームの角度も調整できて、立っても座ってもシャワーを浴びられるのも便利。“体を温めリラックスさせる”ということに重点を置いた新しいタイプのシャワーなのです」
近年、ライフスタイルの変化とともに、お風呂で湯船に入らないという人も増えています。平日は忙しくてお風呂を沸かす時間がない、一人暮らしなのでいつもシャワーで済ませているという人も多いことでしょう。“ボディハグシャワー”なら、そんな方でも蛇口をひねれば5分浴びるだけで全身をしっかり温めることができ、ポカポカも続くので、湯船に浸かるのと近い効果を得ることができます。また、座ったままでもシャワーを浴びられるので、体が不自由で湯船に入るのが難しいという人にも便利です。
時間がない現代人の新しい入浴法の一つとして、“ボディハグシャワー”は注目の商品といえるでしょう。
浴室換気乾燥暖房機をリニューアル
プチリフォームでもう一つご紹介するのは、浴室換気乾燥暖房機の丸ごと取り替えです。
浴室換気乾燥暖房機は10年~15年使用すると異音がしてきたり、暖まりにくくなったりなどの不具合が出てくることがあるそうです。
「プラズマクラスター付きのものに替えることによって、梅雨の時期のじめじめカビや冬のカビの元となる浮遊カビ菌を抑えることができますし、省エネになる場合もあります」
浴室換気乾燥暖房機の効き目が悪くなってきたと思ったら、交換するのを検討してもよいかもしれません。
以上、2つのプチリフォームをご紹介させていただきました。
「浴室は、家を購入された時のままお使いいただいている方が多いかと思います。その時と家族の人数や生活スタイルも変わってきている一方で、現在の仕様で我慢して使い続けていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。プチリフォームをすることで、より“今の暮らし方”に合った浴室にできることを皆さんに知ってもらいたいですね。浴室に一工夫を加えることで、バスタイムがより充実したものになると思います」
■ 浴室換気乾燥暖房機
第3回は、「キッチン」の設備や部品交換、リフォームについてご紹介します。
(第3回に続く)
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