新年をきれいな我が家で
過ごしたい日本人の心
「一年の計は元旦にあり」
新年を掃除の行き届いた我が家で迎えたいというのは、誰もが思うところでしょう。
そのためには、ようやく御用納めが済んだと思ったら体を休める間もなく、1年のホコリを払わなくてはなりません。寒い中、窓を開け放ち、水仕事や油汚れと格闘するのは辛いものです。
家事代行の希望者とプロのハウスキーパーをつなぐ家事代行マッチングサービス「タスカジ」でも、「年末の大掃除を利用されるお客さまは多く、昨年(2020年)も12月の掃除需要は、前月に比べて約38%も増えました(*)。今年はコロナによる緊急事態宣言が解除され、昨年以上の需要が見込まれます」といいます。
1年を締めくくる大掃除で、家事代行サービスを依頼するのもおすすめではありますが、同サービスで働くみけままさんによれば、「掃除はやり方次第でぐんと負担が軽くなり、ラクになります。そのコツは“日々の小掃除”。私たちタスカジのハウスキーパーも自宅でよく小掃除をしています」とのこと。
そこで今回、みけままさんに「小掃除」テクニックを伝授してもらいましょう。
* 12月スポット依頼(1回ずつ契約する依頼)の割合
真冬に窓を開けて掃除するのは
合理的ではない
窓を全開にして空気を入れ替え、ホコリを室外に出すというのは気持ちいいものです。しかし、寒くてつらい。いや、そもそも気温の低い時は、油汚れは落ちにくいものなのです。
浴室のカビ取りも大掃除の一大イベントですが、これも日々のお手入れでケアできます。
風呂を最後に使った人が、まず熱めのお湯をかけてから、体を拭いたタオルやバスタオルやスクイジーで浴槽や壁の水気を切るだけ。これを毎日繰り返せば、カビ知らずになるそうです。
このように、日々の小さな掃除を習慣づけることで、年末の大掃除はいらなくなるほど、家の隅々をきれいに保てるというのです。
「汚れの理由とその対策を合理的にさえ行えば、一年中きれいな部屋で過ごすことができます」と、みけままさんは断言します。
季節に合わせた掃除とは
その一方で、「季節ごとの合理的な掃除」というものもあります。
例えば、ベランダの掃除。外での作業となるので、強い日差しが照りつける真夏や、気温が低い冬には厳しいお掃除になります。
「溜まった花粉や黄砂を落とすため、5月に入ったころからがおすすめです」(みけままさん)
気温ばかりの問題ではありません。
「とくに、カビが気になる浴室は、湿度が高くなる梅雨前に一度しっかりカビ取りをしておくことがベストです。これに日々の小掃除を習慣化することで、湿気がこもりがちな真夏や、結露が発生しやすい真冬でも、カビの発生を抑えられます」
暑さ寒さの中、お掃除は無理しないこと。1年を通して最適な時期にちょっと時間をかけて入念にお掃除しておけば、効率的に汚れを落とすことができるばかりか、後々、ラクができるというわけです。
貴重な年末の休暇を掃除のために時間を割かず、体を休めたり、どこかに出かけたりと、ご自身の時間を有効に使ってはいかがでしょうか。
もちろん、家事代行に大掃除を依頼して、1年のほこりを落としてもらうという選択肢もお忘れなく。
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