油汚れ対策の要諦は「すぐに拭き取る」
今回、タスカジのみけままさんが、小掃除テクニックを伝授しに訪れたのは、中高下(なかこうげ)惠さんがお住まいのマンション。
「私は働いているので、子どもたちに料理を作ってあげられないときには、お弁当などを買ってきてもらっていたのですが、最近では子どもが自分で作るようになりました。それ自体はうれしくもあるのですが、慣れてないからキッチンを汚すんですよ。きれいにしなくてはと思いながらも、私も疲れているから、お掃除は後回しになりがちで……」
キッチンの油汚れは、すぐに掃除をすれば何ていうことはありません。
でも、少し時間がたつと、なかなか落ちにくくなります。
みけままさんは、次のようにアドバイスします。
「コンロまわりの油汚れは、やけどに注意しながら熱が残っているうちに掃除をすることです。そうすれば、頑固な洗剤も必要ありません。五徳を外し、かたく絞ったフキンで拭き取るだけでOKです」
こびりついた汚れは「セスキ」で一掃!
最近のコンロの天板は「ガラストップ」と言われるキズに強いツルっとした素材で、ゴシゴシ磨かなくても、汚れが落ちやすくなっています。
中高下さんが「帰りが遅いから、いざやろうと思っても、コンロまわりが冷えてるんです。そういう時はどうすれば……」と訴えると、みけままさんは「セスキをスプレーしてこすれば、たいていの汚れも落とせますよ」とアドバイス。
実際にセスキを吹き付け拭き取ると、コンロまわりがびっくりするほどきれいになりました。
コンロ自体、新しいものではありませんが、みるみるきれいになっていきます。毎夕食後にひと手間をかけるだけで十分に油汚れも落ちていくことが実感できました。
キッチンの油汚れが気になるところいえば、換気扇です。
「レンジフードは不織布のフィルターをかけておき、汚れが気になるようだったら交換する。旧式のレンジフードはフードの上部に空気を取り入れる穴が開いています。そこに油汚れとほこりが混ざって厄介な汚れになります。その部分のケアもしておきましょう」
中高下さんは、不織布フィルターをこまめに交換していたので、換気扇そのものは及第点でした。空気の吸い込み口が少し汚れていましたが、みけままさんの指摘で取り除き、心なしか換気扇の音が小さくなったような気がしました。
会員登録 が必要です