
前回のリビング掃除と同じ要領で、トイレ、バスルーム、キッチン、玄関のそれぞれについて、3段階でのお掃除法を中村美香さんに解説していただきました。
前回のリビング掃除と同じ要領で、トイレ、バスルーム、キッチン、玄関のそれぞれについて、3段階でのお掃除法を中村美香さんに解説していただきました。
トイレ専用のお掃除シートを使って、窓枠、棚、小物、便器の内外、便座、スリッパの裏など、あらゆるところをきれいに拭く。
トイレの場合に限り、床を拭く時は「手前から奥へ」がルール。終わったら、掃除機をかけて終了。
コーティングされた便器の内側はブラシで優しくこする。コーティングがないフチ裏などは目の粗いスポンジでこすって黒カビを撃退。
トイレの“プチ大掃除”は天井のホコリを落とし、換気扇のフタを外して拭き掃除を行う。
水回りの掃除は、ティッシュよりも丈夫で、清潔で、水気も拭きやすいペーパータオルが大活躍。髪の毛は、排水溝が乾いているときに取るとよい。
凹凸した速乾床は“ブラシ”付きのスポンジを使うと、溝の汚れをかきだせて楽チン。浴槽は研磨なしのスポンジで洗う。毎日洗っていれば洗剤は不要。
シャンプーやリンスといったボトルの底もヌルヌルしがち。ペーパータオルできれいに水気を拭いて。鏡もピカピカにすると気分爽快!
スクイージーを使って浴室全体の水気を落とす。あるいは洗濯前のバスタオルなどで拭くのも◎。
排水溝のフタを開け、内側の石鹸カスやぬめりを落とす。
バスルームでの“プチ大掃除”は、天井や換気扇の水拭きを中心に。換気扇のフタを外してきれいに拭いていきます。
洗剤(アルカリ電解水)を全体にシュッとかけ、そのまま5分置いて油汚れを中和する。
油汚れを中和するまでの待ち時間を利用してシンクのお掃除。排水口の蓋やゴミ受けは、毎食後、食器を洗うついでに一緒に洗う。
ツインブラシやスティック状の細いブラシなどを用意して、封水管の底面や壁面など、排水溝全体のぬめりを落とす。このとき、水を流しながら行うのがポイント。
これらも中和の時間を利用。キッチントップ、テーブル、椅子などを拭き、終わったら浮いた汚れをクロスで拭く。
5分ほどでアルカリ電解水が油汚れを中和してくれるので、なんなく汚れが拭き取れる。
水栓など、光るべきところを光らせる。ペーパータオルや乾いたクロスで拭けばピカピカになる。
電子レンジや炊飯器といった家電を持ち上げて、棚の奥まできれいに拭く。
ファンを外して、洗剤(アルカリ電解水)などで油汚れを中和させながらきれいに洗う。
使わない掃除機パーツの中からブラシを選び“玄関専用”に。これで気兼ねなく外も掃除できる。
下駄箱をあけ、見えるところを拭く。砂や汚れを玄関床に落としてから掃除機をかける。
下駄箱に入っている靴を全部取り出し、棚や扉の内側などをきれいに水拭きする。
「マンションや戸建てなど、住居のタイプごとに必要な掃除の数や種類は異なります。まずは、ご自宅に必要な掃除を洗い出しましょう。そして、上に挙げた頻度を目安に、さっそく実践してみてください。毎日行うほど汚れは落ちやすくなり、快適な空間と時短の効果をきっと実感できるはずです」(中村さん)
整理収納アドバイザーとして、収納に関する著書多数。ブログ「美しい暮らしのエッセンス」では、すぐに役立つ収納やハウスキーピングの情報を発信中。