家事の隙間時間でお掃除
半乾きのタオルだと拭きあとがつかず、鏡もすっきり拭ける。
洗面台の上や照明部分、棚などもひと拭きして、洗面台をピカピカに。
「今は共働きの方が多く、皆さんお忙しいので、お掃除のためのまとまった時間がとれないと思います。でも、10分間くらいの隙間時間でもできるお掃除って、意外とたくさんあるんですよ」
よしママさんは、そんなすき間時間を見つけてどこまでお掃除ができるか、ゲーム感覚で楽しんでいると言います。
「例えば、洗濯槽の水が溜まるまでの待ち時間には、洗濯機に入れる前の半乾きのタオルで洗面所をお掃除します。半乾きなら濡らして絞る手間がないし、濡れたタオルのような拭きあとも残らないので使いやすいのです。お掃除して汚れたタオルはそのままポイっと洗濯機に入れて洗濯を。手軽でいいですよ」
お掃除をする場所は、洗濯機の蓋や、洗濯槽のふち、吸水ホース、洗面所の洗面台などが中心。ほかにも、電球の上のホコリ、水道の水垢、鏡の水滴なども、吸水力が高いタオルで拭きとるとすっきりキレイになります。
余裕があるときは、窓の結露などを拭きとるのもおすすめです。
「窓はカビが生えていることもあるので、新しめのタオルは使わず、雑巾にしてもいいようなタオルを使っています。結露は、よく乾いたタオルで拭くのがおすすめです」
風水的にも大事な玄関を気持ちよく
玄関の靴類を一旦外に出してからお掃除をスタート。
風水では家の「気の入り口」であると言われる玄関。お掃除をして快適に保つことで、玄関から良い気が入ってくると言われています。
まずは靴を玄関ポーチに出したり、下駄箱にしまったりして片付けます。そして、たたき(靴を脱ぐ部分)の砂やホコリを除去します。
「土がこびりついているときは、洗車用のブラシで汚れを落とし、外に掃き出します。ブラシが大きくて一気に掃き出せるから、使いやすいのです。そのあと、ほうきで玄関全体を掃除し、固く絞った濡れタオルでドアの外側や内側を拭きます」
重点的に汚れをとりたいときは、砂や土が掃き出しやすい洗車ブラシが便利。
壁の泥はねなどもブラシで落としていく。
最後に玄関全体をほうきでお掃除すれば、こんなにすっきり。
靴箱の棚のサイズに合わせ、サイドと横を90度の角度で立てるように折る。
このように、靴箱の棚に合わせて新聞紙を敷き詰める。
新聞紙の上に靴を置く。砂などが靴箱に飛び散らないのでお掃除がラクチン。
ところで玄関の靴箱は、外からの土や砂で汚れやすいスペースです。玄関掃除のあと、余裕があったらときどきお掃除しておきたいものです。
よしママさんは靴箱をラクにお手入れするため、あるものを使っているそうです。
「靴箱の棚板に、折った新聞紙を敷いています。敷き方にも実はポイントがあります。角のところが立ち上がるように折っておくのです。こうすると、砂や土が靴箱に入っても飛び散らず、お掃除するときはこの新聞紙ごと取り替えればOK。さらに新聞紙は湿気を吸ってくれるので、カビ対策にも一役買ってくれます」
雨が降ったあとは
庭掃除や雑草とりのチャンス
頑固な雑草も雨上がりだと比較的抜きやすいので、ぜひ一度お試しを。
落ち葉も少し湿っていたほうが飛び散らなくて集めやすい。
雨のあとは、お庭やベランダまわりのお掃除のチャンスだといいます。
「雑草は地下茎が地中の奥まで張っているのでなかなか抜きにくいのですが、雨が降ったあとは土が柔らかくなっているので抜きやすいのです。気になる雑草は、雨上がりに一気に抜いてしまいましょう。
また、落ち葉の履き掃除なども、乾いていると飛び散ってやりにくいのですが、雨上がりで枯れ葉が半乾きになっていれば集めやすいと思います。お庭が広いと10分では終わらないかもしれませんが、スペースを決めて、その日できる範囲だけ取り組んでもいいと思います」
そのほか、ベランダなどのお掃除も雨上がりはおすすめ。特に一戸建てのベランダは、近くに水道がなく、水を運ぶのもひと苦労ということも多いと思います。
でも雨上がりなら、ベランダの汚れが水分とともに浮き上がっているので、デッキブラシなどでサッと掃除するだけで汚れが落ちます。
ただ、仕上げに水を流したいときはバケツなどで水を運ばなくてはいけなくなってしまうので、そこだけはちょっと労力が必要です。
「普段、庭やベランダってどうしてもお掃除が後回しになってしまうことが多いと思います。でも、『雨上がりはチャンス!』だと思えば、自然に体が動きますよ」
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3回にわたって、“毎日10分「ちょこっとお掃除」”についてご紹介してきました。毎日の隙間時間にお掃除する習慣を身につければ、まとまったお掃除をしなくても“すっきりキレイ”が持続します。ご紹介した内容に、皆さんなりのアイデアを加えて、上手にお掃除していってください。
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