「IoT住宅」で暮らしをもっと便利に![第3回]

設備の導入方法と使い方は?

空間
リビング・寝室・居室
関心
便利グッズ時短

自分で設定できない人はどうする?

Q:自分で設定できる自信がないという人への、設定を手助けするようなサービスはありますか?

A:IT関係は苦手で、どうしてもご自分で設定するのが難しいとおっしゃる方には、有償で設定サービスをご用意しています。ですが、最初にこの設定サービスを利用された方でも、2回目からはご自分で設定される方が多くいらっしゃいます。一度やってみたら想像していたより簡単だとお感じになるようです。

Q:まとめて動作する設定は、面倒ではないですか?

A: IoT住宅は一度にまとめて動作をするのが得意ですが、設定するのが面倒な方は、自動で生成される、よく使われる機能を利用すると、シャッターやカーテンが開いて、テレビとエアコンがついて、などの設定が簡単にできます。

 もちろんお客さまのお好みの設定も可能です。ベビーユーザーの方ほど、いろいろな機能をご自分で作って上手に使いこなしていらっしゃいますね。

Q:スマホではどのように操作するのですか?

A:実際に、IoT住宅の設備を操作するスマホの画面をご覧ください。こちらは弊社の「ライフアシスト2」のアプリです。

 まず一番上に今いる場所の温度が表示されます。その下に人の絵が出ていますが、これはご家族の方々です。絵の色が濃くなっていると、その方が在宅中であることを意味します。
 その下の“リビング”というところをタップすると、次のような画面になります。

 ここで、リビングの現在の状態がわかります。色が変わっているところが今使われている機器です。エアコンと照明がついているのがわかりますね。画面の下のほうをスクロールしていくと、照明だけでも部屋ごとに表示されていますので、そこで1つずつオン、オフを操作することができます。

 次に、エアコンのところをタップすると、温度や風量の設定もできます。違う部屋にいても、外出先でも、どこにいても操作が可能です。

 さらに、第2回でもご説明しましたが、スマートスピーカーにつなげば、これらの操作をスマホを使わずに声だけで行うこともできるようになります。

どんなカスタマイズができる?

Q:いろいろなカスタマイズもできるとのことですが、例えばどんな設定ができますか?

A:タイマーを使うとさらにさまざまな設定ができます。例えば日の出・日の入りに合わせてシャッターを開閉することも可能です。朝日を浴びて体が覚醒してから起きることができるので、すっきりした目覚めにもつながるようです。

 また、寒い時期は部屋が冷え切って、朝布団から出るのが辛いですよね。そんなときは起きる前に部屋を暖める設定をしておくとラクに起きられます。もちろんIoT住宅ではなくても、タイマーがついているエアコンであれば同じことができますが、IoT住宅では他の機器とまとめて設定して、一斉操作ができますので、断然便利になると思います。

 その他、目覚ましがわりに音楽をかけたり、アロマディフューザーを使ってよい香りの中目覚められるようにしたり、起床の仕方一つをとっても、その人に合わせて自由に設定することができます。

Q:IoT住宅のコストはどのくらいですか?

A:コストをランニングコストと初期導入費用に分けてご説明します。

 まずランニングコストは、IoTでつながる機器の電気代だけです。例えば電動シャッターと玄関の電気ロックをIoTでつなげるとして、どちらもそれ以前から使われていたお宅であれば、新たに追加されるのは各機器と通信して操作や制御を行うためのホームデバイスの電気代くらいですので、いくらもかからないと思います。

 初期費用は、弊社の「ライフアシスト2」の場合、ホームデバイスが本体価格で5万円(税抜き)です。その他は、どの機器をつなぐかによってさまざまですが、一番ご希望の多い玄関の後付けオートロックであれば、本体価格で8,000円台からとなっています。取り付けまでご依頼いただいた場合は、設置費用もかかります。

LIXIL Life Assist2 スマートロックについてはこちら
 また、今回ご紹介したIoT住宅の商品については、LIXIL「ライフアシスト2」のホームページでご確認いただけます。
LIXILライフアシスト2についてはこちら

Q:最後に、IoT住宅にご興味をお持ちの方に向けて、コメントをお願いします。

A:IoT住宅にすることで、家事に仕事に毎日お忙しい方、自分に合わせて環境を整えたい方、ご両親のことが心配な方など、さまざまな方の暮らしが快適で便利に変わっていくと思います。
 また、玄関の電子錠などの設備は、ご両親へのプレゼントにしても喜ばれるのではないでしょうか。

 ご興味をお持ちの方はいつでもお問い合わせください。

フリーダイヤル:0120-694-614

LIXIL LHT デバイス事業部 IoT事業推進室長
倉林慶太

「IoT住宅は『未来の生活』と思われているお客さまが、とても多くいらっしゃいます。しかし実際は、今、普通に便利な生活を実現できる暮らしのアイテムです。ぜひ、気軽に試してみてください」

文◎濱田麻美
画像◎Shutterstock

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