
福岡市の郊外に、2匹の猫と暮らす40代のA夫妻。もともと市の中心部の分譲マンションにお住まいでしたが、親との同居を見据え、一軒家での生活を考えるようになったそうです。お話をうかがうと、新たな家づくりはLIXILの「リシェルSI」から始まったとのこと。それはいったい、どういうことなのでしょうか。
ダイニングテーブルの天板は、キッチンと同じ「セラミックトップ」
食べることが好きで、料理も大好きなAさん夫妻は、「家を建てるならキッチンを中心にしたい」と思っていたそうです。
「以前住んでいたマンションのキッチンは、カラーや素材は選べたものの、高さや仕様は決まっていました。そのため背の高い夫にとっては使いづらく、不満でした」
当然、新たな住まいづくりではキッチン探しに熱が入りました。
いろいろなショールームを巡る中でピンときたのが、LIXIL「リシェルSI」のグレーズグレーのシステムキッチン。色といい、セラミックトップの質感といい、Aさんのイメージにぴったりだったそうで、「一目ぼれといってもいい」と言い切ります。
さらにショールームで心惹かれたのが、システムキッチンと合わせて展示されていたテーブル。キッチンとまったく同じセラミック素材で、「決して安いものじゃなかったけど」一緒に購入しました。
これで、キッチンの主役は決まりです。
■「リシェルSI」とコーディネートできるテーブル・チェア
https://parts.lixil.co.jp/lixilps/shop/campaign/kitchenupdate/ceramictable/
新たなキッチンをつくるにあたり、Aさんには譲れないことがありました。システムキッチンとシステム収納との間隔です。ここを、通常よりちょっと広めの1メートルにしました。2人でキッチンに立つことも多いAさん夫妻が、ストレスなく調理できる距離です。
それに、キッチンの扉を開けたまま作業したり、食器洗い乾燥機から器を取り出したりすることを考えても、作業がとてもしやすい距離だそうです。
キッチンの高さはご主人の身長に合わせて90cmに。
これが、奥さまにとっても「意外と快適」だそうです。
リシェルSIの天板はセラミック製であるため、キズがつきにくく、汚れは落ちやすく、染み込みにくいのが特徴。Aさんも「使ったあと、一拭きで汚れが残らないところも気に入っている」と話します。
同じ素材を使っているダイニングテーブルも、熱々の鍋を直置きできるほど。
「このテーブルを使い出してから、鍋敷きを使わなくなりました」
収納力にも大満足されています。料理好きなAさん夫妻は、器もたくさんお持ちですが、今回の引っ越しではキッチンの吊戸がなくても、本体の収納スペースが充実しているため十分でした。
Aさんが気に入っているのが、システムキッチンのダイニング側の収納部分。おかげで、テーブルまわりをスッキリ整えるのにとても役に立っているそうです。
「生活感があって出しっぱなしにしたくないもの、例えば毎日飲むサプリや薬、読みかけの本、メモ用紙、ペンやハンコなど、小さくてごちゃごちゃするものは全てここにしまっています。椅子に座ったまま、ちょっと体をひねるだけで出し入れできるから、とても使いやすいんです」
当然、テーブルの上はいつもスッキリ。
「些細なことですが、この設備のおかげで、とても快適です」
また、「らくパッと収納」もAさんは気に入っているといいます。立体収納とは、扉をすべて引き出すと、全体が見渡せるつくりのこと。
「いつも使うものは、扉を少し引き出すだけでさっと取り出せるので便利です」
機能面だけでなく、デザインもAさんのお気に入りで、リシェルSIは思い描いていた住まいの中心に据えるのにピッタリだとも話します。
もともとAさんは、壁も天井も白い明るい家よりも、「年を重ねた雰囲気にマッチした、落ち着いた感じの住まいのほうが自分たちに合うと思っていました」とのこと。
そうした住まいの中心に、セラミックトップのリシェルSIは実によく合います。A邸のLDK空間は、光をたっぷり取り込んだ空間ではないけれど、シックな色合いでまとまり、つい長居したくなるような魅力ある空間です。
リビングの壁面は、全面をエコカラットにしている
収納は多いほうが便利ですが、圧迫感のある吊り戸棚はつけませんでした。
身長が低めのAさんは、最初からこれも決めていたそうです。
もう一つ、最初から決めていたことがあります。それが、エコカラットを採用すること。
「エコカラットは以前から知っていたので、取り入れたいと思っていた」と、Aさん。リビングの壁一面にエコカラットを貼りました。
調理をした日の翌朝、リビングに入っても、前日のにおいが残っていたことはないそうです。
「エコカラットは、ちゃんとにおいを吸収してくれるのですね。採用してとても良かったです」
※エコカラットの機能は使用環境により異なり、保証するものではありません。
(第2回に続く)
文◎牛島千絵美 撮影◎松隈直樹