
バスタイムは一日の始まりや終わりに、ふっと落ち着けるゆとりの時間。その時間を豊かなものに変えられれば、日々の暮らしは今よりも楽しくなるのではないでしょうか。前編の今回は、バスタイムを特別な時間に変えてくれる2つのアイテムをご紹介します。
(取材・撮影は、LIXILショールーム東京で行いました)
今回アイテムをご紹介いただくのは、リクシルオーナーズクラブ会員のなみさん。
「おうち時間が増えたことで、バスタイムを快適にしたいとの思いが増し、いろいろなグッズを試すようになった」と話すなみさんに、おすすめの理由や使用感をうかがいました。
現在ご自宅で愛用しているシャワーヘッドは“ミラブルplus”(サイエンス社)。強力な洗浄力と、手元のノズルをワンタッチするだけで、ミスト状の“ミスト水流”と、水流に勢いのあるモードの“ストレート水流”を切り替えられる手軽さが特長のシャワーヘッドです。
ミスト水流
ストレート水流
なみさんは“ミラブルplus”自慢の洗浄力を実感しているそうです。
「強い水流は洗顔にはあまり良くないと聞いているので、“ミスト水流”で洗顔しています。特にメイク落としを使ったあとにまだ少しべたつきが残っている時に、“ミスト水流”モードにして洗うと、すっきりしますね。洗浄力の強さを感じます」
と、“ミスト水流”をお気に入りのなみさん。
“ストレート水流”はいかがでしょうか?
「ピンポイントで洗いたい箇所があるときに、“ストレート水流”を使います。ただ、ストレートといっても水流の幅が広いので、たとえば耳付近を洗いたいときに使うと、耳に水が入ってしまうことがあります。そこは少し気になる点かな、と思います」
シャワーヘッドを変えて、バスタイムが一変したというなみさん。
「必要に応じて水流を自分で選べるのは本当に強みだと思います。なんだか贅沢な気分になりますし(笑)。私は肌が弱いのですが“ミスト水流”を使うと、肌に当たる水流が柔らかく感じられて、とても心地良いんです。刺激が強くないのが嬉しいですね。今まで使っていたシャワーヘッドの水流は、私にはちょっと強かったのかも、と気付かされました」
「扱いやすい重さであることも重要ですね」と、なみさん。
「重すぎたり軽すぎたりすることがないし、使いやすいんです。シャワーヘッドは軽すぎると逆に使いづらいのですが、これは子どもからお年寄りまで世代を問わず、使いやすい重さになっていると思います」
コンパクトなデザインで、持ち上げるのも楽々。
なみさんはデザイン面も高評価しています。
「小ぶりでおしゃれですよね。かわいらしいので気分が上がります。テンションが上がるものが家族皆で使う浴室にある、というのは楽しいですね。ついついお風呂の時間が長くなってしまいます!」
日常に潤いをもたらすバスグッズとして“ミラブルplus”の存在は、今や欠かせないそうです。
なみさんが愛用中のバスチェアについてもお話を伺いました。
「以前は座面が低いものを使っていたんですが、正直使いづらくて放置していたんです」
Sylphy
座面が低いと、座るまでの動作を面倒に感じてしまうことが多かったとか。
そこで“Sylphy”を使い始めると、大きな変化があったそうです。
「30cmという座面の高さは、最初『どうかな』と思いましたが、これがフィットしたんです。低いバスチェアを使っていた時より、座っている時の姿勢が楽ですね。あと、必要以上に屈まなくてもよいので、座る時の動作も快適です」
バスチェアの“Sylphy”(レック株式会社)は、30㎝の高さと広さのある座面で、使いやすさと安定性に定評があります。
「座面が高いと、座ったまま手を伸ばして、シャンプーボトルなどにすぐ届くんです。気分的にも楽ですね」
こう語るなみさんが「中でも気に入っている」というのが、背面にある数センチの腰当て部分。
この腰当て部分が安定感の源。
「これがあるだけで安定感が違うんです! 座面が広いことも合わせて、ゆったり座れるのは本当に助かります。入浴中って、身体が濡れているので滑ることがあると思うんですけど、“Sylphy”の場合、腰当て部分と広い座面のおかげで座りやすいんです」
“Sylphy”も“ミラブルplus”と同じく、子供からお年寄りまで世代を問わずお勧めできるアイテムとのこと。
「足に滑り止めも付いているので、お年寄りにも使いやすいだろうなと思い、両親にも勧めてしまいました。一家の誰が使っても、身体に優しいバスチェアだと思います」
バスタブの縁に掛けられる便利設計。
この“Sylphy”、機能面でまだまだ注目するポイントがあるのだとか。
「水切れが良いので、衛生的だと思います。あと、他のバスチェアと違うのは……」
と、バスタブの縁に“Sylphy”を掛け始めたなみさん。
「こういうふうに浴槽に掛けておけるのは便利ですね。“Sylphy”に出会うまでは思いもつかなかったです」
どのような点で便利さを感じるのでしょうか?
「浴室の床に置いたままだと、床にピンクぬめりが付くことがあって不衛生に思っていたのですが、こうして掛けておけば乾きやすいので、汚れが溜まっていく心配をし過ぎる必要がないんです。浴室の床も広々として掃除する気になりますし。ありがたいですよね」
“Sylphy”は使いやすくて便利なだけでなく、浴室掃除の際も邪魔にならない、機能的なバスチェアのようです。
※現在は販売を終了しています
バスタイムは癒しの時間です。つい浴室に行きたくなるような、おしゃれな一品や便利なアイテムは、そこで過ごす時間も特別なものにしてくれるはずです。
おうち時間が増えている今は、家族の日常に潤いをもたらすバスグッズを取り入れてはいかがでしょうか。
次回は、バスタイムをより快適にするお掃除用品について、引き続きなみさんに伺います。
文◎熨斗秀信 撮影◎神出 暁