バイオレーションとファウル
バスケットボールのルールは、おもにバイオレーションとファウルで構成されています。バイオレーションとは、ボールの扱い、プレーやエリアに関すること、そして時間に関する規則を総称したものです。
バスケットボールのコートの大きさは、エンドライン15メートル×サイドライン28メートル。ゲームはコートの中で展開されます。
選手がサイドライン・エンドラインを踏んでドリブルやパスを受けると、相手チームのスローインからゲームは再開されます。サッカーでも、ボールがラインを越えたとき、選手がスローインをするシーンがありますよね。
バスケットボールでもボールがラインから出てしまうと、相手チームのスローインから再開します。また、ボールを受けた選手が、ドリブルをせずに3歩以上歩くと、相手チームのボールになります。時間に関して言えば、攻撃側のチームは、ボールを受けてからシュートを24秒以内に打つ必要があります。加えて、ゴールリングの下に設けられている制限区域内で攻撃側の選手が3秒以上とどまってはいけません。さらに、バックコートからフロントコートまで8秒以内にボールを運ぶというルールもあります。 いずれもコールをされると、相手チームのボールに変わります。
続いて、ファウルです。ファウルとは、相手チームの選手と不当な体の接触に関することや、スポーツマンシップに反する行為を言います。パーソナルファウルは、選手一人につき5回目から退場になります。ただし、スポーツマンシップに反する行為は2回すると退場です。
テクニカル・ファウルに関しては選手だけでなく、ヘッドコーチ、アシスタントコーチなども対象になります。
スポーツマンシップに反するファウルをしたあとのゲームの流れは、アンスポーツマンライク・ファウルと同様に、相手チームにフリースローが与えられ、その後、センターサークルから、相手チームのボールでゲームを再開します。
ここまで、ゲームの進行と、ファウルやバイオレーションについてご紹介しました。これだけ知っておけば、ゲームのなかで何が起こっているのか、だいたいわかってくると思います。後半では、ゲームの見どころになる流れの局面を中心にお届けしましょう。
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