”細かいものほど、細かく収納”が美的ハウスキーピングのメソッドの一つです。小さい同士を限られたスペースに何となく置いてしまうのはNG。小さいからこそ、細かく区切ってお部屋作り!
雑貨類は使用頻度に開きがあります。使用頻度の高いラップ類などはツールのように腰高の引き出しなどに入れるのが最も便利です。
キッチンの収納が少し難しい理由は、ゴールデンゾーンと呼ばれる位置(膝上~おでこ辺り)が調理スペースとしてすっぽり抜けてしまっているからです。まずは腰高~膝辺りの位置を模索し、次に目線から頭の少し上の位置か、少し腰をかがめるような場所を検討してみましょう。
雑貨が終わったら、食品に移ります。
液体のしょうゆ、酒、みりん、酢などは冷蔵保存が適していますので、キッチンの中にあるようでしたら、冷蔵庫に移動させて下さい。
そうすることで多くの家庭では油類が残ります。油はコンロ周りでよく使いますので、コンロから離れない位置に配置しておきましょう。コンロに近い引き出しや、フライパンと同じスペースも便利です。
砂糖や塩、粉物、乾物、レトルト食品などは、まとめて全部出し切ってみて下さい。量が多い場合は種類ごとにざっくり分けてから見直します。
写真のように、出し切って仕分けが終わったものをまとめて”乾物”としてしまうと、少し分かりにくくなります。分かりにくいということは使いにくいということです。これでは分量が多すぎます。乾物類の大きさから考えた時、一つの目安として適量をお伝えします。
上の写真(下段)にあるかごですが、100均で同じくらいの大きさのものが山ほど売っています。大きさは約140×140×260。CDが入るサイズです。物により多少の誤差はありますが問題ありません。このかごの中に、ゆとりを持って入れられる量に整えておくと、調理の際にも非常に分かりやすくなります。
どのようにして分量を整えているのかというと、これも種類です。乾物という分類の中から、少し量の多い”海産乾物”と”だし”を分けています。お子さんが小さい方のお宅ではよく”ふりかけ”というかごを作ることがあります。何が多いのか、考えて取り出してみて下さい。
粉物の調味料は調理がしやすい容器に一部を移し替えたあと、残りは輪ゴムや保存袋に入れてはいませんか?
TEKEYA化学工業のフレッシュロックは、私の大のお気に入り。四角く収納に適した形状と、持ちやすい丸い蓋、密封性、容器の軽さが特徴です。そして最近、小麦粉が丸々1キロ入るサイズが新しく発売しました。フレッシュロック1.7リットル。引き出しとの高さが合えばお勧めです。整理後のご褒美に、頭の片隅に覚えておいて下さい♪
最後に先にキッチンから出した未使用未開封の雑貨や食品ですが、これはキッチン全体の整理が終わりきってから考えます。ストック品を使用中のものと混ぜる必要は全くありません。少し離れた収納スペースに一括して管理する手もありますし、余った場所が出来たらキッチン内でも構いません。
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