「肩湯のある家に住む」。その憧れを実現!

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リフォーム事例

お風呂はスパージュと
最初から決めていた

 雅子さんがマンションのリノベーションを決めたのは2019年秋のこと。
 築13年でのリノベーションは少し早い気もしましたが、娘の麻菜香さんは高校2年生で進路によっては自宅を離れることもあることから、「どうせなら娘がいるうちにきれいにしてあげたい」と、リノベーションに踏み切ったそうです。

堀井雅子さん(左)と娘の麻菜香さん、イタリアン・グレーハウンドのマリーちゃん。

「もともとは4LDKでしたが1部屋減らして3LDKにし、そのぶんリビングを20畳ほどに広げることにしました。そして、私の寝室とウォークインクローゼット、娘の部屋、書斎と、2人がより暮らしやすくなる空間にリノベーションすることにしたんです」

 リノベーションにあたっては施工会社からさまざまな提案をもらったという雅子さんですが、「お風呂だけは最初からスパージュと心に決めていた」そうです。

大の温泉好きとして
浴室への思いは譲れない

 雅子さんがスパージュと出会ったのは、マンションの運営会社から入居者に定期的に送られる情報誌を見たときのこと。最新の物件情報やリノベーション事例が掲載されている情報誌の中にお風呂特集があり、そこにスパージュが掲載されていたそうです。

 雅子さんが一目ぼれしたのは、肩湯(アクアフィール)。
「『ええっ、肩の上からお湯が出てくるの!?』って衝撃でした(笑)。温泉が好きで、スーパー銭湯などにもよく行くので、自宅に肩湯がある生活がとにかく憧れだったんです」と雅子さん。

 雅子さんも娘の麻菜香さんも大のお風呂好き。飲み物を飲んだり、本を読んだりしながらお風呂でくつろぐ時間をとても大事にしています。
「そんな私たちにとって、お風呂生活を大切に考えているスパージュのコンセプトはまさにぴったり。『私が探し求めていたお風呂はこれだ!』と思いました」

足を伸ばしてくつろげるよう
マルチボード浴槽を採用

ライトでぬくもりを感じられる空間に、マルチボード浴槽を採用。

 LIXILのショールームでは、豊富な種類の壁面パネルや床材などを実際に見ながら検討できたのがよかった、と雅子さん。スパージュというとシックな大理石調タイルを使ったラグジュアリーなイメージがあったそうですが、「他にもさまざまな素材や色調のものがあり、自分のイメージに合わせて最適なものが選べた」と言います。

「ショールームで『浴槽はどちらにしますか?』と言われたときは、『えっ、浴槽も選べるんですか?』と驚きました。スパージュはイメージに憧れていて詳細まで調べていなかったものですから、浴槽の色調だけでなく、形まで選べることにびっくりしました」

 こうして選んだ堀井さんご一家のスパージュがこちら!

 壁面には無塗装で少し粗さを残したような明るい木目調のパネル、床には白を基調としたモザイクタイルを採用し、ライトでぬくもりを感じられる空間に。
 また、足を伸ばしてゆったりくつろげるよう、浴槽ラインナップの中で底面長さがもっとも広いマルチボード浴槽に決めました。

引っ越しの疲れも
スパージュに癒された

 リノベーションが完了し、堀井さんご一家が仮住まいから自宅へ戻ったのは2020年6月。
「すべての荷物をいったん仮住まいへ移していましたから、自宅への引っ越しが本当に大変で、連日深夜まで片付け作業をしていました」

 そして、「そのときのスパージュが心と体を癒やしてくれました」と雅子さんは言います。
「お気に入りの入浴法は、照明を暗くして、足を伸ばして浴槽に浸かりながら、肩湯やジェットバスを楽しむこと。木目調の壁面に囲まれた空間で、照明を落として浴槽に浸かり、肩湯の水が流れる音を聞いていると、まるで森の中で川のせせらぎを聞いているようで心も体も癒やされます」

 コロナウイルス感染拡大の影響から現在はほぼ自宅でのテレワークで、1日中パソコンの前に座りっぱなしのことも多いという雅子さん。
「座りっぱなしによる疲労やストレス解消にも、スパージュは最適だと思います。入浴はもちろんですが、打たせ湯を頭頂部に当てるととても気持ちよくて、疲れが解きほぐされていきます。私は趣味で社交ダンスやヨガをやっていて、ヨガは現在オンラインでのレッスンですが、レッスン後にすぐにスパージュでくつろげるのもいいですね。いまではヨガとスパージュはセットです」

自分を大切にすると
毎日を丁寧に生きることができる

 一方、娘の麻菜香さんのお気に入りはオーバーヘッドシャワーです。
 ハンドシャワーと違って両手が自由に使えるため、シャンプーや体洗いがとても便利であることに加え、全身を包みこんでくれるボリューム感のあるシャワーなので、体が素早く温まるのもお気に入りの理由だそう。

 また、これまでは完全にシャワー派だったという麻菜香さんですが、スパージュにしてからは浴槽に浸かることも増えたんだとか。

「1日の終わりにスパージュで自分を大切にすることで、毎日を丁寧に幸せに生きることができる」と雅子さん。

「以前も1時間ぐらいお風呂から出てこないことがありましたが、スパージュにしてからはさらに長湯になりましたね。私もマルチボードをテーブルのように使って、飲み物や本、携帯などを持ち込んでお部屋のように過ごしていますが、娘はアイスクリームまで持ち込んでいます」

 あるとき、お風呂のリフォームを考えているお友達が「お風呂に入らせて」と訪ねてきたことがありました。そして、そのお友達はお風呂から出た瞬間に、「これは究極のご自愛空間だね!」と言ったそうです。

「まさに、その通りだと思いました。1日の終わりにスパージュという究極のご自愛空間で自分を大切にすることで、毎日を丁寧に幸せに生きることができる。スパージュにはそんな効果があると思います」


文◎桑原奈穂子

リクシルオーナーズクラブ(年会費無料)