◆筋肉痛の痛みを緩和するアロマオイルレシピ◆
おすすめのアロマは、「ひのき、ローズマリー、マジョラム」です。
◎アロマレシピ
ひのき × 3滴
ローズマリー × 1滴
マジョラム × 2滴
血液循環を促進しながらもリラックス作用の高いひのきを3、自律神経も整えてくれるマジョラムを2、ローズマリーは香りが強めなので1というブレンドにしました。
◎香りのイメージ
ひのきが多めにブレンドされていて、落ち着いた清々しさを感じる香りがベースになっています。甘さの中に少し鋭さも含むマジョラムと爽やかでシャープなローズマリーが合わさって、甘すぎないとてもリラックスできる香りになっています。
~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~
それぞれの働きをご紹介します。
ひのき
森林浴をしているかのような落ち着いた樹木の香り。血行を促進する作用があり、乳酸を排出しやすくしてくれます。また、心も大変落ち着くのでリラックスもでき筋肉をほぐしてくれます。
ローズマリー
ツンとした刺激を感じるシャープなハーバル系の香り。加温作用と解毒作用があるので、体をあたため血行を良くし、筋疲労時の乳酸除去に役立ちます。
マジョラム
ソフトな甘さがあるウッディ系でバルサム調の香り。血行を良くしてからだを温めてくれます。自律神経も整えてくれるので回復をサポートします。
◇筋肉痛が発生するメカニズム① ~乳酸~◇
筋肉痛が発生するメカニズムはまだ完全に解明されていないものの、運動をすると発生する乳酸などの疲労物質が筋肉に蓄積され、発生すると考えられています。 乳酸とは、運動中に激しい筋収縮があると、筋肉への酸素供給が間に合わなくなり、エネルギー源であるブドウ糖が不完全燃焼を起こし、燃えカスのようなものが残ります。これが乳酸です。この乳酸が筋肉を硬くし、神経を刺激して炎症や痛みを起こすとされています。
【point】
乳酸を早く排出するためには、お風呂で血行をよくして筋肉の傷ついた場所を回復するための酸素や栄養を運びやすくします。新陳代謝が促進されて乳酸を排出し、筋肉の回復を早めてくれます。
◆血液循環をよくして回復をサポートするアロマオイルレシピ◆
おすすめのアロマは、「ジュニパー、レモングラス、ラベンダー」です。
◎アロマレシピ
ジュニパー × 2滴
レモングラス × 2滴
ラベンダー × 2滴
ジュニパーは少し皮膚刺激がありますが、疲労物質の除去は優れているので2、レモングラスとラベンダーも香りのバランス的に2と、同比率にしました。
◎香りのイメージ
ジュニパーの少し苦みを含んだような独特の植物の香りと、レモングラスの爽やかでフレッシュな香り、甘く優しいラベンダーの香りが混ざることで、軽やかなのに深みのあるハーバル調の香りになっています。
~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~
それぞれの働きをご紹介します。
ジュニパー
少し鋭くて温かみのあるスパイシーなハーバル系の香り。加温作用と解毒作用があるので、体をあたため血行を良くし、筋疲労時の乳酸除去に役立ちます。
レモングラス
レモンに似たレモンよりも強めでフレッシュな香り。抗炎症作用・鎮痛作用により筋肉痛をやわらげてくれます。血管を拡張し血行をよくします。
ラベンダー
爽やかなハーバルとフローラルを合わせたような優しい香り。鎮痛作用により筋肉痛の痛みを緩和します。また、自律神経を整え筋肉をリラックスさせ血液循環を促す作用があり回復を早めてくれます。
◇筋肉痛が発生するメカニズム② ~炎症~
運動により、筋肉を構成する「筋繊維」の損傷によって筋肉痛が発生するともいわれています。ですが、痛みを感じる神経は、「筋繊維」にはつながっておらず、それを考えると損傷から回復する過程で「炎症」が起こり、この炎症が筋繊維を包んでいる「筋膜」に到達すると、痛みを感じるとも言われています。
【point】
お風呂に入り、筋肉の緊張をほぐし血液循環を促進することで、筋肉痛全般の回復をサポートします。 リラックスして栄養や酸素が巡りやすい体に整えておくと、運動後の筋肉痛もひどくならずに回復も早い体環境に整えてくれるでしょう。
まだまだ筋肉痛に関しては解明されていない部分が多く、「なぜ痛いのか?」をしっかりとした根拠で説明することは出来ません。だからこそ、運動した後に日ごろから筋肉のケアをする目的で、お風呂×アロマをとりいれることは筋肉痛の予防にもなります!ぜひお試しください!
アロマ浴の楽しみ方
アロマ浴は植物など自然の香りの力をかりたアロマセラピー(自然療法)を取り入れた入浴法です。 お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを直接バスタブの中に落とし、よくかき混ぜください。入浴する直前に入れると、湯けむりと共に香りが浴室内に広がります。 入浴時間はお好みでどうぞ。
~上級編~
お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを約40gの重曹と混ぜます。 浸かる直前にお湯に溶かしよく混ぜながらお湯に浸かります。 重曹による効果でお湯がしっとりなめらかになります。(重曹成分の入った温泉は「美人の湯」と呼ばれています)
【ご注意】
・お風呂でエッセンシャルオイル(精油)を使う場合、レシピ以上の滴数を使わないようにしてください。お肌への刺激が強すぎることがあります。(目安として200ℓのお湯に対して6滴まで)
・敏感肌の方はお湯に入れずにガラスや陶器にエッセンシャルオイルを入れて芳香浴としてお楽しみください。
・肌に合わない場合はエッセンシャルオイル(精油)の使用は中止してください。
・赤ちゃん(乳幼児)には使用しないでください。
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