シリーズ「間違いだらけの部屋掃除」 バスルーム編

「水垢が付いたら落とす」では遅い!「キレイなうちに毎日掃除」が鉄則

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掃除の方法や頻度を間違えると、あっという間にカビの温床になりがちな「バスルーム」。ハウスキーピングサロンを主宰する“ミセス美香”こと中村美香さんが、正しいお風呂掃除のハウツーを教えてくれました。

お風呂掃除の合言葉は「今やればラク!」

「衛生面から見ても、バスルームはぜひこまめに掃除したい場所。水回りの汚れは、想像以上に早くに進行します。放置すれば、瞬く間に水垢やカビの原因に。これらが現れると落とすのに一苦労なので、『今やればラク!』を合言葉に、ぜひ毎日のリセットを心がけましょう」(中村さん)

浴室にはすぐに掃除ができるように“7つ道具”がセットされています。

 お風呂掃除は、入浴中も気づいたらお掃除タイムになるそうです。中村さんの浴室には乾燥機もついていますが、一番最後に入った人が体を拭いたバスタオルで浴室の鏡を拭くということも習慣にしているそうです。

「1日1回と言わず、目についた時が掃除のしどき。どんなタイミングでもサッと掃除ができるよう、我が家では浴室内に掃除グッズを一式揃えています」(中村さん)

おさらいしよう! バスルーム掃除の基本のキ

 1日1回、必ず行いたい掃除は次の4ステップです。

【用意するもの】
 ・ペーパータオル
 ・スポンジ

STEP.1乾いた排水口の髪の毛をとる
ティッシュよりも丈夫なペーパータオルを使って、乾いた状態の排水口の髪の毛をとる。

STEP.2スポンジで床を磨き、浴槽を洗う
浴室の床や浴槽を磨く際のオススメグッズは「浴室用ブラシスポンジ」(ニトリ)。「2WAYのスポンジで、片面がブラシ付きになっており、凹凸した速乾床の汚れもラクラクかきだせます」(中村さん)

STEP.3ヌルヌルしがちな小物周りも忘れずに
洗い桶、椅子、シャンプーボトルの底などもヌルヌルしがち。洗ったらペーパータオルや使用済みのバスタオルで水気をしっかり拭うこと。

排水口の内部まで抜かりなく! バスルーム掃除の応用編

ブラシで排水口の内側をこする
排水口のパーツを外して、ブラシで水垢やぬめりをキレイに落とす。

オススメグッズは「クロマメMK 目地すみっこブラシ」(まめいた/画像下)。「先端が丸いブラシがコーナーの隅まで届き、1年使ってもへたらない優れものです」(中村さん)。

 2~3日に1回の頻度で行いたい掃除は次の3つです。

【用意するもの】
 ・柄付きブラシ
 ・スポンジ
 ・ペーパータオル

扉のサッシをスポンジでこする

 凹凸の多い浴室のドアレールやドアの通気口の掃除をする際は、細いスポンジが便利。中村さんは水だけで汚れがスッキリ落ちる「クロマメMK バスすみっこスティック」(まめいた)を使用します。

ペーパータオルで光るべきところを光らせる

 ペーパータオルや乾いたクロスで、鏡や水栓など光るところをよく磨いて。ここがピカピカになると、空間全体が美しい仕上がりになります。

“ミセス美香”のワンポイント

「バスルームの掃除が終わったら、最後に必ず壁や鏡の水滴を拭いましょう。スクイージーを使って水滴を落とす、あるいは洗濯前のバスタオルでざっと拭いてもいいですね。カラッと乾燥させることで、カビの発生やウロコ汚れも抑えられます」(中村さん)

頻度別「バスルーム掃除」一覧

・1日1回(5分)
  排水口の髪の毛をとる
  床を磨き、浴槽を洗う
  シャンプーボトルなど小物の底を拭う
  浴室の水気をとる
  鏡を磨く

・2~3週間に1回(+5分)
  排水口の内側をこする
  扉のサッシを拭う

・2~3ヶ月に1回(+15分)
  天井や換気扇を水拭きする

お話を伺った方

中村美香さん

整理収納アドバイザーとして、収納に関する著書多数。ブログ「美しい暮らしのエッセンス」では、すぐに役立つ収納やハウスキーピングの情報を発信中。

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