【ライターが実体験!】掃除ロボットお試しレポート

窓掃除が劇的にラクになる!? 「HOBOT」を体験!口コミレポート編

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「HOBOT」ってどんな商品?

 今回体験するのは、最新(2024年1月時点)窓掃除ロボット「 LIXIL HOBOT-R3 本体セット[DEA439]」です。
 自動窓掃除ロボット「HOBOT」とは一体何者なのか、まずは機能を確認してみます。LIXILの公式サイトの説明によると、次の通り。

 つまり、水や洗剤を吹きかけながらクリーニングクロスを回転させることで窓の汚れを拭き取ってくれるロボット、ということのようです。

 では早速使ってみます!

思ったよりコンパクトで軽い!

 箱の中に入っていた付属品はこちら。シンプルなうえ、クイックガイドが入っているので迷わず使えそうです。

 実際の大きさは思ったより小さく、成人男性の靴の箱くらいのコンパクトさ。持ち上げてみても思いのほか軽い。本体は930グラムとのことで、片手で楽々持ち上げられます。自重が重すぎると窓に吸着しても落ちるのではと心配になりますが、この軽さなら問題なさそう。
 まず本体を充電し、マイクロファイバーを装着して専用洗剤を目印まで投入します。電源ランプが緑になったら使用OK。2~3時間かかるのかと思いきや、30分程度で緑になりました。

高い場所でもスイスイ登っていきます。表も裏も汚い窓に、HOBOTの通った足跡がクッキリ

 電源を入れてから窓にくっつけると、ピタッとしっかり吸着します。付属の専用リモコンで掃除スタートを指示すると、センサーで自動的にルートを決めて掃除を開始し、障害物などを自動で感知しながら掃除範囲を決めて動いていくので、あとは基本お任せです。

手軽に使えて、結構キレイになる……!

左上にはインコのフンが。時間が経って固くなってしまった汚れが8割ほど落ちました!

 音声ガイダンスが指示してくれるので、その通りに操作すれば大丈夫。一般的な掃き出し窓なら4~5分で完了します。水拭きモードは洗剤や水が飛び散って床を汚さないか心配でしたが、左右の超音波式スプレーノズルから洗剤が微細化して噴霧されるので、掃除中水をまき散らかすことはありません。畳敷きの和室でも気にせず使用できました。

 我が家はインコを飼っていて、テラスで放鳥するので時々窓ガラスに“アレ”が付くことも。乾燥してガンコにこびりついてしまった汚れを落としてくれるのか見守っていると……8割がた落ちました!

子供部屋や通りに面して汚れている窓、高い場所にあって掃除しにくい窓、小さめの窓も、グイグイ掃除してくれます。なんて頼もしい!

 テラスの高い部分や掃き出し窓の外側は脚立を使わないと手が届かないので、ついつい「まあいいか」と先送りにしがち。「HOBOT」は自動で上のほうまで掃除をしてくれますし、窓の外側でも、窓の隙間からコードを出せばしっかり吸着して掃除してくれるので、面倒な場所ほど助かります!

実際に使って感じた、率直なメリット・デメリット

 使ってみて体感したメリット・デメリットをまとめてみます。まずはメリットから。

●とにかく手軽

 窓掃除をするとなると、乾拭き用と水拭き用のクロスを用意し、洗剤を用意し、脚立を用意し、液垂れしないように床にシートを敷いて、拭くときは脚立を少しずつずらしながら……と意外に面倒なもの。我が家では正直、年に何回拭くだろう……というくらい(!)めったにしません。一方、「HOBOT」は洗剤を本体に入れたらコードをコンセントに差してスイッチオンで完結なので、とっても手軽。付属のコードは5メートルあるので、一度コンセントに差したら、届く範囲で表も裏も、あっちもこっちもと、どんどん掃除したくなります。何より疲れない!

●想像以上にキレイになる

 正直、「手で拭いたほうが早いしキレイになるのでは」と半信半疑でしたが、キュッキュッと回転しながら小刻みに動き、ちょこちょこと洗剤を噴き出しては拭き取ってくれて、思った以上にキレイになりました。「ここはもう少し拭いてほしい」と思うところがあれば、リモコンで指示を出せば引き返してきて二度拭きしてくれるので、見守っているだけで窓がピカピカに。掃除終了後にクロスを見ると、土ホコリなどけっこう汚れが付着していました。

●窓掃除をしたくなる

 面倒だし疲れるし、我が家の窓掃除の優先順位は非常に低いのですが、「HOBOT」があれば、「せっかくあるんだから使おう」という気持ちになれます。箱から出してコードを差してスイッチを入れるだけと簡単なので、今まで掃除していなかった窓も「HOBOT」に任せようと思えそう。結果、家中の窓がキレイな状態を保てそうです。落下防止ロープを手に持ってちょこまかと動き回る「HOBOT」を見守っていると、小動物を散歩させているようでだんだん愛しくなってきます。

●ランニングコストはそれほどかからない

 マイクロファイバークロスは付属品として12枚(本体に付いているものと合わせて合計14枚)付いていますし、洗って繰り返し使用できます。予備としてストックしておくなら、マイクロファイバークロスは1セット12枚入りで1,500円、専用洗剤液は980円(価格はともに2024年1月時点)で購入できます。専用洗剤液を使わず、真水を入れてもOKなので、ランニングコストは電気代程度と考えて良さそうです。

 一方、私が感じたデメリットは以下の3点です。

●掃除機並みの音がする

 大きめの掃除機をかける程度のモーター音がするので、家人がテレワークでオンライン会議をしているときなどは、使用を避けたほうがよさそう。

●電源が届かない窓では使えない

「HOBOT」は充電式ではないので、コンセントに電源を差す必要があります。付属の延長コードをつなげると5メートルまで使えますが、コードが届かない範囲は使えません。

●掃除が終わっても自動で電源は切れない

 掃き出し窓で4~5分で掃除が終わり、掃除が終わるとすみっこで止まって「掃除が完了しました。本体を窓から取り外してから電源をお切りください」と音声ガイダンスが流れて、そのまま止まります。つまり、掃除が終わったら本体を取り外して電源を切るまで、「ウィーン」というモーター音を出しながらアイドリングしている状態なのです。迎えに行ってあげる必要があるので、長くその場を離れられません。近くで別の作業をしているくらいの「お任せ」感がよさそうです。

まとめ:窓掃除の優先度は上がりハードルは下がる、画期的なアイテム

 今回お試しで「HOBOT」を使ってみましたが、これなら重度の面倒くさがりな私でも1か月に1回、いや、2週間に1回くらいは窓掃除をしようかなと思えるほど、手軽で即効性がありました。特に窓の外側は土埃や雨で汚れやすいけれど掃除しにくいものですが、室内からでも貼り付けられて、外に出る必要なく掃除してくれるなんて!と感動しました。
窓が大きくて高いところに手が届かないお宅や、高所での作業に不安を覚える方、忙しくて窓掃除の優先度が下がりがちな方にオススメしたい商品です。

●担当者からのオススメコメント


文◎中原絵里子

リクシルオーナーズクラブ(年会費無料)