鈴木:猫は家の中でカラダを動かせるというのもいいところじゃない? キャットウォークみたいな歩き回れる場所をつくってあげれば、ちゃんとそこを使って運動してくれる。その点、犬は上下運動ができないから、どうしても外に連れ出して平行移動をさせないといけない。
藤山:いわゆる散歩というやつですね。夜中の12時過ぎくらいに犬の散歩をしている人たちを見ると、なんだか大変そうだなあって、いつも思います。
鈴木:うちも昔、犬を飼っていた時期があるけど、それこそ、雨が降ろうが嵐が来ようが、朝早起きして散歩に行き、夜、帰りが遅くなっても散歩に行き、という1日2回の散歩をずっと続けていた。猫の場合、それがないというだけでどれだけラクになることか。
藤山:猫砂を踏むくらい全然許せる(笑)。
鈴木:いくらでも踏むよ(笑)。
藤山:ということは、もし自分の娘か息子が動物の赤ちゃんらしきものを拾ってきたら、「それ、犬? 猫?」って真っ先に確認したほうがよさそうですね。
鈴木:猫なら許してあげよう(笑)。というか、野良犬って最近見なくなったよね。実際、捨て猫、捨て犬というのが今どれくらいあるのか知らないけど、もしかしたら子供が仔猫を拾ってくるというのは、一戸建てならではの「事件」かもしれないよ。
藤山:マンション住まいの子供は拾って来ませんか?
鈴木:そこは子供も心得たもので、マンションなら、おいそれとは拾ってこないよ。どうせ飼えないに決まっているんだから。でも、一軒家だとついつい油断する。もしかして、お母さんは許してくれるんじゃないかなぁって。
藤山:それはあるかも。まあ、いずれにしろ、ある日突然子供が「ペットを飼いたい」と言い出すのは、いつの時代もあることなんでしょうね。
鈴木:だろうね。
藤山:で、おきまりのひと悶着がありながら。
鈴木:「おまえが責任もって育てられるのかっ」と親父に叱られ。
藤山:その場では「うん」って言うけど、そのうちお母さんまかせになって(笑)。
(つづく)
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