最近は神棚がある家も少なくありません。我が家も無印良品の「壁につけられる棚」を使い、神棚としています。神棚って、いろいろルールがあるようですね。ある出版社の企画で変わった神棚を集めた特集があり、我が家のものも掲載されました。
その中で全てに共通していたのが、「神棚は家族が集まる場所で常に目につくようにしている」「お願い事をするのではなく、感謝の気持ちを伝える」の２つでした。そう考えると、神棚がインテリアに合わないために諦めている方がいらっしゃるとしたら、気軽に楽しんでもらえるかもしれません。
インテリアに馴染んで、収納力のある神棚が欲しい！
悩ましいのがコンセント
機能的ですが、正直、神棚よりも、また赤ちゃんの写真よりも下段のコード類が気になり、雑然とした印象が否めませんね。コードを使いながら隠したい。スイッチのオンオフもしたい。そんなお悩みでした。
スケッチしてみる
まず下手でも。。絵（図面）を描いてみる！
のせたいものがわかっている時は、簡単な絵を描くとイメージしやすくなります。棚板が何枚必要なのか？も見えてきます。また、事前にインテリアに馴染むカゴを準備しておけば、カゴが入る寸法に棚板を設置できますよ！
「インテリアに馴染で収納もできちゃう神棚」
【準備する材料】
・1x4材（ホームセンターなどでサイズカット）
・棚板用の板（今回はファルカタ材）
・Ｌ型の棚受け金具
・ペンキ
・はけ
・突っ張り棒
・電動ドライバー
・ドリル直径2-3ミリ
・結束バンド（太め）
インテリアに馴染んで収納力のある神棚の作り方
１ｘ４の板壁を突っ張り棒で設置
ペンキを塗って組み立てた１ｘ４材の壁板。結束バンドを通す穴をドリルで開けます。突っ張り棒と結束バンドで固定し、あえて両端だけ板を長くして真ん中をくり抜く形にすることで、コンセントを避けて設置できました。
（板壁の作り方は第４回の記事、設置方法は第５回の記事を参考にしてくださいね）
図面を見ながらＬ型ブラケットで棚板を設置
置きたいものに合わせて棚板を設置していきます。今回は突っ張り棒で固定してから棚板をつけたので、Ｌ型金具で固定しました。
神棚と同じ色味のカゴで統一感を！
ルーターはカゴに入れて隠しつつ、子供のシャッターチャンスを逃さないためのカメラもキッチンカウンターに収納できました。
収納に余裕のないマンション。神棚も飾りたい。収納も増やしたい。見た目も良くしたい。そしてコンセントも。こんなわがままなお悩みを解決してくれる収納グッズはある意味DIYより難しい！あてのない旅の始まりです。ペンキが億劫なら太めのマスキングテープで巻くと手軽に可愛くアレンジできますよ!
どんなインテリアが好きかもわからない。そんな時は今一番お気に入りの洋服が教えてくれる!?
ポップで真っ赤なソファー、モダンなダイニングテーブルセット、メタリックな流行りの照明、アンティーク家具。どれも素敵！
いいなと思うものを集めていたら部屋がチグハグでどうもパッとしない。私って一体どんなインテリアが好きなんだろう？それすらわからなくなってしまったという方もいらっしゃいます。昔の私がまさにそうだったのでよくわかります。単体で見ると全部可愛い。だけど組み合わせるとおかしい。これってお洋服と全く同じですよね。そんな時は自分が大好きな服を着て部屋に座った時、しっくりくるテイストにしてみるのはいかがでしょう。好きなものが見えてくると思います。
------教えてくれたのはこの方------
大橋 わかさん
大手カーテンメーカーを経て、青山の輸入家具・雑貨のセレクトショップでインテリアコーディネーターとして勤務。
個人宅と建売住宅のコーディネートを行う中で、「見せるためのインテリア」と「実生活でキレイを維持できるインテリア」は全く違うと知り、整理収納の大切さに気づく。 現在は「収納のチカラで叶えるインテリア」をコンセプトに“なんかいい感じだね”と言われるお部屋作りをご提案。訪問回数1000回以上から得られた「リアルに使える」ノウハウを皆さんにお届けいたします。
