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鈴木:ありました。1軒、そういう家がありました。
藤山:輩出してましたか。
鈴木:3階建ての3階部分に子供部屋をつくった家がそうだった。男の子2人の兄弟なんだけど、下の子のほうが不登校になって……、学校でいやなことでもあったのかな。でも、礼儀正しい良い子なんだよ。会えばきちんと挨拶してくれるし。
藤山:ええ。
鈴木:高校は中退したんだけど、大検を受けて大学に入って……。
藤山:よかったじゃないですか。いまは?
鈴木:ニートになってる。
藤山:おお。ちなみに、どういう子供部屋でした?広めの部屋?
鈴木:うん、けっこう広かったかな。専用のテレビコーナーまでつくってしまった。
藤山:ということは、やっぱり子供部屋は狭いほうがいいんですかね。ま、この一事をもって結論づけられるような話ではありませんけど……。ちなみに、新築の打ち合わせで子供たちと直接話す機会はあるんですか?
鈴木:あまりないけど、「新しい家、どうしたい?」って聞くと、小学生の場合はたいてい「ロフトがほしい」と言うかな。あるいは、友達が泊まれるようにしたいとか。
藤山:たんに楽しそうだからでしょ、スペースとして。
鈴木:だろうね。
藤山:部屋の広さについては要望されませんか?
鈴木:あまり言われないね。だって、いまはスマホがあれば世界中とつながれる時代だよ。昔みたいに子供部屋に友達が集まって野球盤を囲んで遊ぶだとか、人生ゲームをやるだとか、そういう遊び方はしないんだから。
藤山:いま、ふと気づきましたが、子供部屋は寝るスペースさえあればいいという話は、東京や横浜といった都市部限定の傾向ですよね。