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リビングで観戦しよう!

2020年はいよいよ東京でオリンピックが開催されます。
競技のルールを学び、楽しみ方を知って会場だけでなくリビングでも楽しく観戦しませんか。

リビングで観戦しよう! セーリング(前半)


知力、体力を尽くす“キング・オブ・スポーツ”セーリング競技の楽しみ方とは?(前半)

セーリング競技は、名前のとおり「セール(帆)」が受ける風の力をうまく利用しながら水上を滑走し、 その速さや技術を競うヨットレースです。「操るのはヨット、動力は風」と、一見、とてもシンプルなスポーツ。ただ、「見ていると優雅で気持ちよさそうだけど、ルールがよくわからない」「種目がたくさんあるけど、違いや見分け方がわからない」という声も多いようです。

そこで、まずは簡単なルールと種目の違いについておさらいしてみましょう。


コース設定はレース本番までわからない!

レース海面には「マーク」と呼ばれる目印のブイが何個か置かれています。スタート後、このブイを決められた順序で決められた回数だけ周回したら、フィニッシュです。コース設定の基本は「風上に向かって進み、マークをターンしたら追い風を受けて風下のマークを目指す」こと。風向きは、その日の天候など自然条件で刻々と変わるため、コースが決まるのは当日のレース前ということになります。選手たちは限られた時間でコースを見極め、最速でマークを回るための戦略を立てます。


得点が「低い」ほうが勝つ



(マークを回るテクニックや戦略が見どころのひとつ 写真提供:株式会社ジュピターテレコム)


オリンピックの場合、まず10~14レースの予選シリーズを行います。それぞれのレースは着順で得点がつけ られますが、1位=1点、2位=2点……と、順位が高いほど得点が低くなります。そして、得点の低い順に上位10艇が、「メダルレース」と呼ばれる決勝に進む仕組みです。

決勝は1レースのみ。ただし、1位=2点、2位=4点……10位=20点と得点が倍になるので、予選シリーズとの合計得点で“大逆転”の可能性もあります。最後までハラハラドキドキのレース展開になるのが見どこだと言えるでしょう。以上が全種目ほぼ共通の基本ルールですが、競技の見どころや楽しみ方は種目によって実にさまざまです。


2020年東京オリンピックのセーリング競技は、前回のリオ大会と同じ全10種目。見分け方としては、まず 「ヨット」か「ウインドサーフィン」かの違いがあります。ヨットは8種目、ウインドサーフィンは2種目です。ヨット種目は「1人乗りか、2人乗りか」「男子か女子か、男女混合か」でおおまかに見分けられます。さらに、いくつかレースを見ていると、帆や艇の大きさ、形などの違いもわかってきます。



(2020年東京オリンピックで日本メダル獲得に期待がかかる470級 写真提供:株式会社ジュピターテレコム)


ここからは、いくつかの種目をピックアップして特徴を見ていきましょう。


ヨット種目

【470級(男子/女子)】

艇の全長が470㎝であることからその名がつき、日本では「ヨンナナマル」と呼ばれる2人乗り競技ヨットです。小柄な日本人にも操りやすく、1996年アトランタ五輪では女子が銀メダル、2004年アテネ五輪では男子が銅メダルを獲得。前回のリオ五輪でも女子が5位入賞を果たすなど、東京オリンピックで日本のメダル獲得が期待される種目のひとつでもあります。


【49er級(男子)/49erFX級(女子)】

通称「フォーティーナイナー」。2人乗りで、艇の両側から羽根のようなボードが突き出た形が特徴です。 選手たちはこの上で全身を海に投げ出すようにしてヨットを操り、風と闘います。スピードを追求した設計で、五輪種目では最速艇。「海のF1」とも言われています。この49er級より小さめのセールが女子の49erFX級です。ヨット種目にはほかにも、世界でもっとも普及している1人乗りの「レーザー級(女子はレーザーラジアル級)」、レーザー級の“重量級”版で、体格に勝る欧州勢が得意な「フィン級(男子のみ)」、唯一の男女混合種目で、細い艇を2つ並べたような双胴艇が特徴の「ナクラ17級」があります。



(「海のF1」とも言われる五輪種目最速艇の49er級 写真提供:株式会社ジュピターテレコム)


ウインドサーフィン種目

【RS:X級(男子/女子)】

ときに時速50kmに迫るスピードをコントロールしながらゴールを目指す、オリンピックでは唯一のウインドサーフィン種目。日本人選手は微風のときに強く、東京オリンピックでもメダル獲得に大きな期待がかかります。種目の違いがわかってくると、「2人乗りならチームワークの妙」「49er級ならスピードレースの醍醐味」など、さまざまな楽しみ方ができますよね。セーリング競技をさらに堪能できるでしょう。


後半では、2020年東京オリンピック出場を目指す選手の方などにもお話をうかがい、「ここは見逃せない!」というポイントや観戦のコツをご紹介していきます。



------教えてくれたのはこの方-----
ライター藤村 幸代(フジムラ ユキヨ)
スポーツと体づくりを中心にカルチャー、教育など幅広い分野で執筆や書籍プロデュース・構成を行っ ている。【著書】『ママダス!闘う娘と語る母』(情報センター出版局)、【構成】『私は居場所を見 つけたい~ファイティングウーマン ライカの挑戦~』(来家恵美子著/新潮社)『田中理恵 Smile』 (田中理恵著/ベースボール・マガジン社)『大人女子のための続く筋トレ』(森俊憲著/学研プラ ス)ほか多数。企画・プロデュース・構成を手がけた『0秒で理想体形メソッド』(主婦の友社)が 2017年12月発売。



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