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お風呂のソムリエ直伝!『バスリビング』

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胃の疲れを癒すアロマレシピ

そろそろ年末にむけて、会食が増えてくる時期ではないでしょうか。気の合う仲間との会話はついついお酒と食事がすすみ、翌日胃もたれすることがありますね。


胃は、咀嚼した食物を先頭で受け入れる大事な消化器官で、次の臓器に送る際、一時的に食物をとどめて消化吸収しやすい状態にしてくれます。胃は熱いものも冷たいものもすべてそのまま受け入れてくれますが、食べ物の種類や状態によって様々な判断をしながら頑張っている器官なのです。胃に負担をかけやすいこの時期は、特に胃を労わってあげましょう。 また、胃はストレスや感情に影響されやすい面もあるため、精神的な健康も同時に考えていく必要があります。 胃の神経は、自律神経によってその働きがコントロールされていますので、自律神経のバランスをとっていくことが根本的にとても大切です。


リラックスして思い切り香りを楽しめるアロマ浴は、自律神経のバランスをとることと相性がピッタリですよ。

◆ストレス性の胃疲れを回復させるアロマレシピ◆

◎アロマレシピ

フェンネル×1滴

マンダリン×2滴

ベルガモット×3滴

フェンネルは香りが強めなので少なめの1、マンダリンンもベルガモットも同じ柑橘類の香りですが、ベルガモットの少し落ち着いた香りを多めに3、マンダリンを2という比率にしました。

◎香りのイメージ

オレンジに似ていて落ち着いた印象のベルガモットに、同じ柑橘類のマンダリンを合わせ、スパイシーなフェンネルを少量加え、フルーティな中にもしっかりとハーブがきいている香りです。

~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~

フェンネル

ほどよく甘くスパイシーで、少し強めの香り。強壮作用により、心の緊張をときほぐしネガティブに傾いた感情を癒します。消化を促進する作用があり、食べ過ぎや飲みすぎの不快感をやわらげてくれます。

マンダリン

オレンジに似たフルーティで甘く強めの香り。ストレス性の胃痛や胃炎、胃かいよう、消化不良などに効果的とされています。交感神経を鎮静する働きがあり、疲れた心を明るく元気にする効果が期待できます。また、リラックス作用もあります。

ベルガモット

甘すぎない爽やかなオレンジに似た香り。鎮静作用と高揚作用の両方をあわせ持っていますので、情緒が不安定なときに役立つ精油です。消化器系の様々な不調の改善に役立ちます。特に、神経系の胃腸のトラブルに優れた作用を発揮すると言われています。

~リラックスしてストレス解放がご飯をおいしくいただく鍵~

胃が痛みの原因は、食事のとり方や刺激の強い飲み物や食べもの、ウィルス性の胃炎やストレスの影響で胃の粘膜にダメージを受けるなどさまざまです。胃本来の働きを回復させるために、お風呂のアロマで痛みを緩和しながら、リラックスしてストレスを解消しましょう。


お風呂に入ると血行がよくなり全身に血がめぐります。食前食後に入浴すると消化に必要な血液が十分に胃に届かなくなるので、消化不良を起こす原因になります。少なくとも食時前後30分~1時間は入浴を避けましょう。胃がもたれているときはぬるめのお湯で体の芯まであたためるようにしましょう。

◆慢性的な胃疲れを回復させるアロマレシピ◆ 

◎アロマレシピ

カモマイルローマン×1滴

ラベンダー×2滴

スイートオレンジ×3滴


スイートオレンジは揮発性が高いことと、香りのバランスとして多めの3、ラベンダーの自律神経を整える作用を考え2、カモミールローマンは香りが強めなので1、という比率にしました。


◎香りのイメージ

ラベンダーの優しく落ち着く香りに、カモマイルローマンの甘い香りを少しプラスし、フルーティなスイートオレンジを多くブレンドすることで、全体的に親しみがわくような軽やかな香りです。

~使用するエッセンシャルオイル(精油)について~

カモマイルローマン

リンゴに似た爽やかで甘めの香り。鎮痛作用によって胃の痛みを緩和してくれるとともに、消化を促進してくれます。

ラベンダー

優しく爽やかなフローラルとハーバル調が混ざったような香り。鎮痛作用で胃の痛みをやわらげてくれます。交感神経を鎮めリラックスさせ整腸してくれます。

スイートオレンジ

果実そのもののフルーティな香り。胃腸の調子を整える作用があり、胃腸のトラブル全般的に効果が期待できます。

~慢性化してしまったら時間をかけて体質改善を~

いつもストレスにさらされている場合、日頃のちょっとした胃の不調をそのままにしてしまうと痛みが慢性化してしまうことがあります。 常に胃がもたれていたり、空腹時に胸やけがしたり、なにかしらの胃の不快を感じてしまいます。じっくり体質を改善するには、お風呂のアロマで胃疲れを緩和させながら穏やかに自律神経を整えていきましょう。 また、入浴前にコップ一杯の水分を摂取することをおすすめしていますが、胃が疲れているときは水よりも体を温めるハーブティがおすすめです。 中でもペパーミントティは、胃腸の働きを整えることで知られています。スーッとした清涼感があるので、もたれている胃をスッキリさせてくれます。



アロマ入浴の楽しみ方

アロマ入浴は植物など自然の香りの力を借りたアロマセラピー(自然療法)を取り入れた入浴法です。 お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを直接バスタブの中に落し、よくかき混ぜてください。入浴する直前に入れると、湯けむりと共に香りが室内に広がります。 入浴時間はお好みでどうぞ。

~上級編~

お風呂レシピに合わせたエッセンシャルオイルを約40gの重曹と混ぜます。 浸かる直前にお湯に溶かしよく混ぜながらお湯に浸かります。 重曹による効果でお湯がしっとりなめらかになります。(重曹成分の入った温泉は「美人の湯」と呼ばれています)

【ご注意】

・お風呂でエッセンシャルオイル(精油)を使う場合、レシピ以上の滴数を使わないようにしてください。お肌への刺激が強すぎることがあります。(目安として200ℓのお湯に対して6滴まで)

・敏感肌の方はお湯に入れずガラスや陶器にエッセンシャルオイルを入れて芳香浴としてお楽しみください。

・肌に合わない場合はエッセンシャルオイル(精油)の使用は中止してください。

・赤ちゃん(乳幼児)には使用しないでください。

参考文献

★ 精油のブレンド学 著・中村あずさアネルズ

★ アロマテラピーの教科書(2008) 著・和田文緒

★ アロマティック・アルケミー(2013) 著・バーグ文子

★ 幸せ呼び込むアロマテラピー事典(2009) 著・色映みほ

★ リフレクソロジーの事典 著・塩瀬静江

★ NARDケモタイプ精油事典(2015)

★ NARDケモタイプ精油事典処方集(2015)

参考サイト

★ アロマテラピールーム http://www.aromatherapy-room.com/

★ アロマオイル効能ガイド http://aroma-guide.net/

★ スキンケア大学 http://www.skincare-univ.com/

★女性の美学 http://josei-bigaku.jp/

★ 香りびと http://kaoribito.com/

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お風呂のソムリエ直伝!『バスリビング』

お風呂のソムリエ。温泉入浴指導員。バスリエ株式会社 代表取締役。一般社団法人HOT JAPAN 代表理事。
2005年お風呂グッズの専門店開業。お風呂は洗う「場」ではなく「暮らす」空間として提唱しお風呂を通じて暮らしを豊かにするため「全人類!お風呂のソムリエ化計画」を遂行中。
また日本の風呂文化普及のため2015年一般社団法人HOT JAPAN設立。現在、日本独自の文化と言える「風呂」のユネスコ世界無形文化遺産登録を目指し活動中。

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