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ワインバーで聞く、ワインライフのちょいワザ集。

ワインバーの常連が、ゲストからのワインにまつわる質問に答えます。いわゆるワイン知識のウンチクではなく、誰にでもできるちょっと気の利いたワイン選びなどのヒントがあります。

お花見にはどんなワインを選んだらよいですか?

場所は、西麻布のワインバー。

カウンターでは毎晩のように、ワインについて話されています。 ちょっと役立ちそうな話題をピックアップしてみました。 今晩の話題は、最近ワインに興味を持ち始めたOLのきょうこさんからのお花見の時のワインセレクトについての相談です。

さとう

こんばんは。カウンターあいてますか?

オーナー

いらっしゃいませ。今日はお一人ですか? いつものお席大丈夫ですよ。 それより、さとうさんがいらっしゃるのを心待ちにしている方がいらっしゃいますが。

さとう

えっ?どなた?約束していないけど・・・。

オーナー

素敵なレディがおひとり。 カウンター仲間のきょうこさんですよ(笑) なにやら相談があるみたいで。

きょうこ

今日は、ワインのことで聴きたいことがあるんですよ。

さとう

ワインの話ならば、ここにプロがいるじゃない、オーナーソムリエさんが。

オーナー

それがどうも僕向きの話じゃないようで・・・(笑)

きょうこ

さとうさん、「お花見の時に合うワインは何だと思います?」

さとう

また、唐突な・・・ 花は口にするわけじゃないから、合うも合わないも飲みたいものを飲めばいいんじゃない?

きょうこ

そうもいかないんですよ。 最近ワインに興味があるって、会社で話したら、今度のお花見の時のワイン選び係を任されて。 しかも、参加者の中には、結構ワイン好きな人もいて。。。一応、私的にもかっこつけたいし^^; いわゆるワイン会じゃないけどちょっと気の利いたセレクトというか・・・

オーナー

その手の相談は僕より、さとうさんでしょう(笑)

さとう

なるほどね、いわゆるプロのチョイスでなく、ワインに詳しい人にも、そうでない人にも受けるような、気の利いた感じね・・・。 じゃ、きょうこさんの顔が立つように、ちょっとアイデアのあるお花見ワインを考えてみますか。

きょうこ

でも普通に買えないのとか、お高いのとかはやめてくださいね。予算潤沢じゃないし。

オーナー

そういうのはうちで飲んでください(笑)

さとう

ところで、お花見は屋外ですよね?昼夜?

きょうこ

それがまだはっきり決まっていないんです。

さとう

ヒント無しね^^;では、ワイン選びをする時の手がかりになりそうなことから考えてみよう。 まずは、花見だから、色あわせなんてどう?きょうこさんおしゃれだし、「トータルコーディネートしてみました!」みたいな(笑)

きょうこ

ロゼワインということですか?

さとう

そうそう。まずは、わかりやすく。 近年、世界的にロゼがブームですごく注目されているし、いいんじゃないかな。 ひとくちにロゼといってもいろいろな国で作っているし、きょうこさんが大好きなシャンパーニュもあるし。 まずは、ロゼシャンパーニュで乾杯するとか。

オーナー

ところで最初は何を飲まれますか?やはり、ロゼのシャンパーニュからにしますか?(笑)

さとう

そうね。話の成り行き上^^;

きょうこ

私も同じものを。ロゼ・シャンパーニュはおしゃれでよいですね。 シャンパーニュならば昼でも夜でも、屋内でも外でもおいしく感じるし。 女子である私が選んだ感じも出るし(笑)

さとう

注意しないといけないのは、いろいろな方がいらっしゃるならば、甘口じゃないほうが無難なのでよく見て選んでくださいね。

オーナー

きょうこさんわかっていると思うけど、甘口を避けるならば、キーワードはこのBRUT(※)という文字ですから。

きょうこ

もちろんわかっていますよ。BRUTね。 確かに、色合わせ作戦ならば、スパークリングじゃないワインもロゼにすることで、いろいろ選べますね。ワイン以外のお酒も全部ピンク色にしちゃうとか!それはやりすぎか(笑)

※BRUT(ブリュット):シャンパーニュの甘口、辛口を示す指標のひとつで、BRUTは「辛口」のこと

オーナー

絵的には素敵だけど、さすがに全部ロゼじゃ、皆さん、途中で飽きちゃうでしょう。 うちでそれやったら余程の企画ものじゃないとお客さんに怒られそう(笑)

きょうこ

そっか~~。他に何かよい手はないですか? なんかこう、ワイン好きな人もちょっと気が利いているなと思ってもらえる選択のしかたというか・・・・。

さとう

きょうこさん、サクラアワードって知ってる?

きょうこ

なんか聞いたことあるような・・・。 確か女性が選ぶ・・・

さとう

そうそう、すべて女性の審査員が選ぶワインのコンテストで、確か今年で4回目かな。 その名前がサクラアワード。 そのサクラアワードで受賞したワインの中からチョイスするっていうのはどう?

オーナー

サクラの花見だけに(笑)  僕にはないなそのアイデア。思いつかない(笑)

さとう

逆にオーナーさんがそれでワイン選んでたらちょっとどうかと。男だけに。(笑)

きょうこ

それって、どんなコンテストなんですか?

さとう

日本のワイン業界で活躍する女性406人の審査員が、37カ国4,212アイテムのワインをブラインド・テイスティングで審査するんです。 僕の友人も何人か審査員をやっていたような。

きょうこ

すごい、4,212アイテム!! その中で選ばれたワイン。 桜のお花見に、サクラアワードの受賞ワイン。 女性が選んだ・・・ それもプロが選んでいるならば安心だし。 これいけそうですね!

オーナー

さとうさん本領発揮(笑)

きょうこ

受賞ワインというのはどんなワインなんですか?

さとう

237アイテムが「ダブルゴールド」、899アイテムが「ゴールド」、736アイテムが「シルバー」、総計1,872アイテムが受賞しているみたい。 この中から選べば、“サクラ”のお墨付きになるね。お花見にはぴったりでしょう。 価格帯も1,000円以下のものからいろいろあるみたいですよ。 こうした賞の他に、価格帯別だったり、食事との相性だったりの賞もあるみたいだから詳しくはサクラアワードのホームページみてみてよ。

http://www.sakuraaward.com/jp/

きょうこ

今、スマホで検索したら出てきました。 すごくいろいろありますね。いろいろなお店でサクラアワードのフェアをやっているみたいです。 スパークリングや白ワイン、赤ワインいろいろあって、しかも予算に合わせて選べそうです。

オーナー

僕もちゃんと勉強しないとおいていかれそう^^;

きょうこ

桜色のロゼ シャンパーニュと、サクラアワード受賞ワイン。 これでちょっと自信を持って、ワイン係りの大役を全うできそうです(笑)

さとう

ワインはそれぞれの人に好みがあって、いろいろな意見があるから、みんながおいしいと思うものを探すのは大変ですよね。 だから、選ぶ時には、「自分がなんでこれを選んだのか?」のストーリー性を持っておくと、話も弾むし、味の好き嫌いとかだけじゃなく、楽しめるようになるんじゃないかな。 そうしたストーリーは、よくいわれるワインのうんちくとは違って、選んだ人のキャラクターやゲストのことを考えてのことだから、ワインに詳しくない人でも理解できるし、興味を持ってもらえるんじゃないかな。

きょうこ

ワインは、品種とか産地とかに詳しくないと楽しみにくいと思っていたけど、こういう楽しみ方もあるんですね。

オーナー

そうですね。たとえば、007の映画が公開されると、ボンドがオーダーしたシャンパーニュのボランジェをオーダーする人が増えますよ(笑)

きょうこ

それ素敵!!

さとう

それぞれがいろいろな楽しみ方でワインを楽しめればよいと思いますね。 もちろん自分が美味しいと思ったもの、それに近いものをもう一度飲みたいと思った時に飲めるようにちょっと知識を深めておくのもよいと思いますが。

きょうこ

そうですね。でも、今は、スマホでラベルを撮影しておくから大丈夫です(笑)

オーナー

最近お客さん、みなさんエチケット(ラベル)の写真撮っていきます。

さとう

それもアイデアですね。 あっ、それと大事なことひとつ。ワイン選びにばっかり意識がいって、仮に屋外ならば、ソムリエナイフとかワインのオープナーを忘れないようにね。 最近はスクリューキャップも増えたけど、グラスは他で代用できても、栓抜きではワインのコルクは抜けませんからね!!(笑)

オーナー

ところで、次は何をお飲みになりますか?

きょうこ

どうしようかな・・・

さとう

ボランジェのグランダネを。もちろん、こちらのご婦人にも。

ワインバーで聞く、ワインライフのちょいワザ集。

学生時代にワインに目覚めてひたすら趣味としてワインを飲み続けるワインラバー。ワインはテーブルに話題を運び、会話を弾ませる存在として味そのものだけなくワインにまつわる様々な要素に関心を持っている。著名ソムリエやワインラバーとの親交も多く、世界のワインの潮流を意識している。ソムリエとかとは違った飲み手の視点、ホームパーティや仲間での集まりでのおもてなしの視点、ストーリー発想からのワイン選びが得意。

ホームパーティやワイン持ち寄り会などでのワイン選択で困ったときのワインチョイスの仕方などについて、ワインラバーの立場からワイン専門誌でも連載中。ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会 オフィシエサーブルドール騎士団 オフィシエコマンドリー・ド・ボルドー コマンドゥール

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