汚れのきほん

水まわりの汚れ

  • ピンクの汚れ

    ■発生場所

    便器内側、手洗器、排水口、浴室の壁、床。

    ■原因

    空気中に飛散している細菌が、手アカや石けんのカスなどを栄養源に繁殖したもの。放っておくと色素が沈着して取れなくなります。

    ■対処方法

    中性洗剤でおとし、頑固な汚れはカビ取り剤で落としましょう(※注1)

  • 黒・紫・ピンクのカビ

    ■発生場所

    浴室・トイレの壁・床・便器の内側、キッチンワークトップシリコン材。

    ■原因

    カビが手アカ、石けんカスを栄養源に繁殖したものです。

    ■対処方法

    中性洗剤で落としますが、頑固な汚れはカビ取り剤で落とします。シリコン材は割り箸の先に布などを巻き付け、弱アルカリ性洗剤をつけ擦り、水ぶきして最後にからぶきします。(※注1)

  • 黒っぽいガサガサ(サビ)

    ■発生場所

    トイレ給水ホースなど金属部分。

    ■原因

    湿気や腐食ガスによって金属・メッキ製にサビが発生したもの。

    ■対処方法

    たわしやスチールウールでやさしくこすりましょう。

  • 白っぽいざらざら

    ■発生場所

    洗面器、浴槽のフチ。

    ■原因

    石けんや人の脂肪分が水道水中の金属成分と反応してできる。

    ■対処方法

    中性洗剤を使っておとし、頑固な汚れはスポンジにクリームクレンザーをつけ磨く。(※注2)

  • 光沢のくすみ

    ■発生場所

    操作パネル・ドアノブ、便座。

    ■原因

    皮脂がつくことで、ぬるぬるしたり、光沢がなくなったりする。

    ■対処方法

    固くしぼった柔らかい布で水ぶきします。

  • 黒ずみ

    ■発生場所

    便フタ、便座、洗面室ミラーキャビネット樹脂部。

    ■原因

    静電気による衣服の繊維やトイレットペーパーのチリが他の汚れと融合してできます。

    ■対処方法

    十分絞った柔らかい布で水ぶき、落ちないときは中性洗剤を使う。

  • ヌメリ

    ■発生場所

    排水口、排水トラップ、ゴミ収納バスケット。

    ■原因

    水がる所に細菌がつき汚れを栄養に増える時、ぬめりと臭いが発生します。

    ■対処方法

    中性洗剤をかけ、2~3分おいて、スポンジや歯ブラシでこすり水で流します。

  • 白・茶色・水アカ・湯アカ

    ■発生場所

    水栓の吐水口まわり、浴室(床、ドア、鏡、カウンター)、便器の内側、洗面器。

    ■原因

    「水アカ」は、水道水中のケイ酸がたまったもの、またはカルシウム・マグネシウムが残ったものです。「湯アカ」は、皮脂、石けんカス、ホコリ等です。

    ■対処方法

    中性洗剤をスポンジに付けて水アカ・湯アカの付着部分をこすり、洗剤が残らないように水を洗い流します。頑固な汚れは浴室用クリームクレンザーで汚れ部分を4~5回やさしく磨いては水をかけます。(※注3)

  • もらいサビ

    ■発生場所

    洗面器、キッチンのカウンター、浴室の床、浴槽まわり、カウンター、収納棚など。

    ■原因

    濡れた所にヘアピンやカミソリなどの鉄製品を放置したり、水道水に含まれる微量の鉄粉や工事中に出た鉄管の切粉等が付着して、サビが移ることがあります。

    ■対処方法

    クリームクレンザーや歯みがき粉を布に付けて表面にキズを付けないようにやさしくこすり落とします。(※注2)

  • 緑青

    ■発生場所

    浴槽、洗面器、トイレ手洗い吐水口。

    ■原因

    外部の給水給湯配管や給湯器で銅配管を使用しているため、配管からの銅イオンと、身体や石けんからの脂肪酸が反応して銅石けんという青緑色のものが生じたため。

    ■対処方法

    浴室用中性洗剤をかけて2~3分おき、柔らかいスポンジでやさしくこすった後、洗剤が残らないように水で洗い流します。(※注4,5,6)

  • ※注1:カビ取り剤をかけて放置したり、洗剤が残ると変色や変質、サビ、ゴムの劣化の原因になります。
  • ※注2:キレイ浴槽、キレイ鏡など部位によってはクリームクレンザーをつかわないでください。
  • ※注3:キレイ浴槽、キレイ鏡はクリームクレンザーを使わないでください。
  • ※注4:キレイ浴槽の場合は、クリームクレンザーを使わないでください。
  • ※注5:汚れが落ちない場合はクリームクレンザーや歯みがき粉を布に付け、キズを付けない様にやさしくこすり落とします。
  • ※注6:乾いた布でからぶきしないでください。

火まわりの汚れ

  • 調理汚れ

    ■発生場所

    ワークトップ、キッチンパネル。

    ■原因

    調理中の油煙や吹き零れ、にこぼれによるもの。

    ■対処方法

    薄めた中性洗剤を含ませたスポンジかやわらかい布でふき、水ふき、からぶきの順で仕上げる。

  • こげつき

    ■発生場所

    バーナー、グリル受け皿、グリル庫内。

    ■原因

    調理中の油煙や吹き零れ、にこぼれを長時間放置して炭化したもの。

    ■対処方法

    木べらなどでこそげ落とし、取り外せるゴトク、グリル皿などはつけ置き法で。取り外せないものは湿布法で。

  • 油よごれ

    ■発生場所

    フィルター、シロッコファン、本体、前板。

    ■原因

    油煙などの付着でべたべたした汚れ。

    ■対処方法

    お湯で薄めた中性洗剤を含ませたスポンジでふき取り、水ぶき、からぶきの順番で仕上げる。

  • 油のこびりつき

    ■発生場所

    フィルター、シロッコファン、本体、前板。

    ■原因

    厚い弾力のある汚れ。長時間空気に触れて酸化樹脂化したもの。

    ■対処方法

    洗剤の前に木べらでこそげ落とし、湿布法、つけ置き法。

  • 黄ばみ

    ■発生場所

    トッテ、扉。

    ■原因

    全体に均一についた汚れ。調理の際に発生する油煙やホコリ。

    ■対処方法

    薄めた中性洗剤を含ませたスポンジかやわらかい布でふき、水ふき、からぶきの順で仕上げる。