「こすっても、こすっても、油が落ちない…」キッチンの大ボス、レンジフード(換気扇)のギトギト汚れに心が折れそうになっていませんか? 「強力な洗剤で一気に!」その気持ち、わかります。でも、その良かれと思ったお手入れが、実は大切な設備を傷めているかもしれません。 今回はお節介な「イエナカマニア」が、レンジフードを長寿命にするための「正しいケア」と、無理に洗わずパーツひとつで「リセット」するという賢い選択肢をご紹介。 換気能力を復活させて、油のニオイが残らない、清々しいキッチンを取り戻しましょう!
「強力洗剤でつけ置き」は危険!?
いえもり: ううっ……(キッチンでフィルターを手に固まっている)。マニアさん、助けてください!レンジフードの掃除をしようと思ったんですけど、油がギトギトすぎて、こすっても全然落ちないんです!
イエナカマニア(以下、マニア): おや、いえもりさん。それは大変ですね。レンジフードのフィルターは、キッチンの中でも一番の強敵ですから。
いえもり: あまりに落ちないので、ネットで見つけた「超強力なアルカリ洗剤」で長時間つけ置きしようかと思っているんですけど……。これなら一発でピカピカになりますよね?
マニア: 油汚れには効きますが、取扱説明書にも記載がある通り、レンジフードのお掃除には「台所用中性洗剤」をおすすめしています。アルカリ性の洗剤や、研磨剤入りのものは、塗装面を変色させたり、剥がしてしまったりする原因になることがあるんです。
いえもり: なるほど……。でも、中性洗剤で落ちないくらい油が固まっちゃっている場合はどうすればいいんでしょう?
放置した油汚れが引き起こす「負のスパイラル」
マニア: 理想は「月に1回」の定期的な洗浄ですが、時間が経って酸化した油は、塗装を変質させたり、網目にガッチリ入り込んで目詰まりを起こしたりします。
いえもり: まさに今その状態です!吸い込みが悪くて、リビングまで料理のニオイが残る気がして……。
マニア: ええ。例えば、「長期間お手入れが難しくて油が固まり、フィルターが外せなくなってしまった」といったお悩みや、「油の目詰まりで空気の吸い込みが悪くなり、お部屋に油の臭いが残るようになってしまった」といったお困りごとも相談センターに多く寄せられています。
いえもり: うっ……(私のことかも……)。
マニア: それはフィルターが限界を迎えているサインかもしれませんね。
・油が固まってフィルターが外れない
・目詰まりで換気性能が落ちている
・塗装の変質やサビが出てきた
いえもり: ひえぇ……!マニアさん、何か良い解決策はありませんか?
解決の近道は「フィルターの交換」という選択
マニア: フィルターがそこまで油でダメージを受けてしまうと、無理に洗おうとしても塗装が剥がれたり、変形したりする可能性があります。そうなってしまったら、新しいフィルターに交換して、一度リセットしてあげるのが良い選択です。
いえもり:フィルターだけ新しく買えるんですね!
マニア:はい。リクシルストアなら純正のフィルターが購入できますよ。実際に、「長年使っていて古くなったので交換したい」という方や、「お手入れがしにくくなったので、新しいフィルターに交換してスッキリさせたい」という理由で新調される方もたくさんいらっしゃいます。
いえもり: それは助かります! でもマニアさん、フィルター掃除ってどうしても面倒で……。市販の「不織布フィルター」を上から被せてもいいですか? あれなら汚れたら捨てるだけですし。
マニア: お気持ちはわかりますが、それは控えてくださいね。取扱説明書や公式FAQでも「市販のフィルターに交換したり、重ねて使用しないでください」とご案内しています。
いえもり: ええっ! だめなんですか?
マニア: はい。純正のフィルターの上に市販のフィルターを重ねると、空気の通り道が狭くなって換気性能が落ちてしまうんです。吸い込みが悪くなるだけでなく、ファンのモーターに負荷がかかって、「異音」や「振動」、最悪の場合は故障の原因にもなります。純正のフィルターはお手入れがしやすいように作られているので、そのままお使いいただくのが一番ですよ。
いえもり: わかりました……。
・洗剤は「台所用中性洗剤」を使う。
・汚れを溜めない(月に1度は洗う)。
・市販のフィルターは重ねない。
・もし剥げたり油で限界を迎えたら「フィルターのみ購入」する。
ですね!
「キュルキュル」「シャリシャリ」は交換のサイン
マニア: ただ、もしフィルターを綺麗にしても、換気扇から「キュルキュル」や「シャリシャリ」といった金属音が続くようなら、別の原因かもしれません。
いえもり: えっ……別の原因ですか?
マニア: はい。もし設置から10年、15年以上経っているなら、モーターなどの内部部品の経年劣化が考えられます。取扱説明書にも記載がありますが、レンジフードの「設計上の標準使用期間」は10年とされています。メーカーの「補修用性能部品」の保有期間は製造終了後6年ですので、古い機種だとモーター等の部品の供給が終了していて修理ができないことが多いんです。
いえもり: じゃあ、その時は……?
マニア: その場合は、レンジフード本体の交換をご検討いただくタイミングですね。異音がし始めたら、レンジフードからのサインだと思ってください。
いえもり: なるほど。まずはフィルターを新しくして、こまめなお手入れで大切に使っていきます!
マニア: 素晴らしい心がけです。レンジフードの下面や左側面(内側)に貼ってあるシールで「本体型番」を確認できるので、さっそくリクシルストアで新しいフィルターを探してみましょう!
イエナカマニアの「お節介」セレクション

レンジフードフィルター
傷んだフィルターは交換を検討してみませんか?塗装が剥げたフィルターを使い続けると錆の原因になりますし、油で目詰まりしたフィルターは吸い込み悪化の原因に。品番を特定して、ピカピカの純正品を手に入れましょう!
※お使いの機種に適合するかどうか、充分にご確認の上、お求めになってくださいね。

イエナカマニアからの補足説明
▼キッチンのレンジフード(換気扇)お手入れ方法

イエナカマニア(通称:マニア)
LIXILの住宅設備を知り尽くしたプロフェッショナル。製品を単なる「道具」ではなく、共に暮らす「家族」として愛でるのがモットー。

いえもりさん
仕事・育児・ペット(犬猫)の世話に追われるワーキングマザー。お家は大好きだが、メンテナンスに割く時間は1秒でも削りたい「タイパ」重視派。
この記事の監修:株式会社LIXIL
本記事は、LIXILがメーカーならではの専門的な視点から、製品をより長く、効果的にお使いいただくための使用方法やお手入れ方法を解説するものです。LIXILは、世界中の誰もが描く住まいの夢を実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。
