汚れにあった洗剤をつかって効果的に汚れを落とす
市販されている洗剤は数えきれないほどありますが、大きく①中性洗剤②アルカリ性洗剤③酸性洗剤に分けられます。このうちアルカリと酸は、溶かす・分解するという方法で汚れを落とします。アルカリが得意とするのは酸性の汚れー油、皮脂がこれにあたります。そして酸が得意とするのがアルカリ性の汚れー水あか、尿石です。どちらも溜めると頑固になる汚れです。
環境負荷が低くコスパが高い「アルカリ」と「酸」
(1)「アルカリ性洗剤」
お馴染みのセスキ炭酸ソーダ水、電解水はアルカリ性です。アルカリは油汚れを乳化し水に溶けやすくします。また排水されても分解の必要がないため環境に優しいのです。
(2)「酸性洗剤」
ほとんどのキッチンに置いてある酢は酸性です。酢は抗菌・消臭作用の他、70℃以上に温めると殺菌作用もあります。しかも安全で安心、おまけに安価に手に入ります。お掃除には酢を水で2倍に希釈して使います。溶解作用もあるので保管は耐薬品性のボトルをご使用ください。
「アルカリ性」でレンジ周りやコンロまわりの汚れを完全除去
お掃除用のスポンジにアルカリ洗剤水をシュシュっと吹きかけレンジやコンロまわりを軽くこするだけ。水拭きや中性洗剤で取り切れなかった汚れがすっきり取れます。あとは残った洗剤水を拭き取るだけ。泡がたたないので拭き取りも簡単です。
※お掃除後は洗剤をしっかり拭き取りましょう。
「酸性」で抗菌、ぬめらないから素手でもお掃除できます。
排水口のぬめりは雑菌によるものです。酢の抗菌作用で雑菌の増殖を防ぎます。生ごみを捨てるタイミングで一緒にトラップもお掃除しましょう。お掃除後、酢水をシュシュっと吹きかけるだけでぬめりが抑えられます。
「アルカリ」・「酸」を上手に使って賢くお掃除
取り扱いが難しそうなアルカリと酸ですが、水で薄めたものを使うので手軽に使えます。液性の力で汚れを的確に落とすので気持ちよく汚れを落としてくれます。頑固汚れにする前に“ちょこっと”お掃除するだけで汚れが溜まることはありません。
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