このように、シーズンのトップスを全て出します。出していく時のポイントは、上の方に色の薄い物、下の方に色の濃い物を並べていくこと。洋服の量がもう少し多い場合は、右にカジュアル系の服、左にエレガント系の服を並べます。ベッド上に架空のマトリックスを完成させていくようなイメージです。
ここで色やテイストのダブりがないかチェックしていきます。夏は白いTシャツ、冬は黒いセーターを何枚も持っているという方は多いのではないでしょうか?その微妙な違いに気付いてくれる人はなかなかいないものです。それより毎日違う自分を演出する方が素敵ではありませんか?
写真を例に挙げると、コーラルピンクのニットがダブっています。このような物をなるべくカットして枚数を整えます。
続いてボトムスを整理します。ハンガーに挟んであるものがシーズンのもの、上に畳んであるものはオフシーズンのものです。枚数が少ないアイテムはベッドに乗り切るならば一緒にやりきってしまいましょう。ボトムは手持ちのトップスに合わせやすいように、ベーシックなカラーを揃えておくと便利です。(白・黒・ベージュ・グレー・紺・茶)
例えば上の白と黒のスカートは1枚目の写真の全ての洋服に合いますが、水色レースのスカートはどうでしょうか。オフホワイトやベージュのものにしか合わずに、途端に組み合わせの選択肢が減ります。シーズンの服が上下それぞれ10着ずつという場合、組み合わせの確率は計算上は100通り。全部が全部合うことは無いでしょうが、組み合わせられる確率の上がる服をいくつか置いておくと、50通りくらいは実際に組み合わせが可能です。ワンシーズンが90日。同じ組み合わせの服を2回着なくても季節は越せるのです。
季節の変わり目、「今の時期、着る物に困るわよね~」なんていう言葉が挨拶代わりになってはいませんか?
ちなみに・・・日本人一人当たりの衣類の平均枚数は約110枚だそうです。着る服がないわけではなく、着たい服がないだけ。着たい服を選んだあとは、季節の変わり目に対応しやすくスカートでもパンツでも合わせやすいような、少し長めの綿素材のカーディガンを基本カラーの中から選んで数枚手元に置いてはいかがでしょうか?
クローゼットの扉や壁に余裕がある方は、こんな小物収納がお勧めです。絡まりやすいアクセサリーはこれで一目瞭然。取り出すストレスが無くなりますよ。
ご主人のネクタイはバーに掛けると他の物と一緒に抜け落ち、丸めて収納するにしても長くて大変!軽く折りたたんで仕切りを入れたり、同じく扉裏や壁があればポストカード用のウォールハンガーがピッタリサイズです。
ハンガーに余裕を持って掛けられる衣類の数は薄型ハンガーを利用した場合、半間(90㎝)で30着。おおよそですが、バーの数を3で割った数字が目安になります。
まずは掛けなくてはいけない衣類を優先して掛けていき、残りは畳んで立ててしまいましょう。
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