お掃除グッズ最前線ーキッチン・リビング編

「換気扇やコンロ周りのベタベタ汚れを、水だけできれいに落とせるのがこの品です。油に強い理由は、ゴムラテックスの摩擦力で汚れをかき取ってくれるので、何度も拭かずに済み、換気扇のお手入れがすごくラクになりました」

「コンロ周りの焦げつきや焼けじみは、なかなか落とせない難敵。今までは仕方ないと目をつむり買い替えで対処してきましたが、水だけで焦げつきを落とせるこのクリーナーを知ってから買い替えの必要がなくなりました。パワーの秘密は活性炭粒子つきの不織布。活性炭粒子は油と相性がよく、汚れを吸着しやすいため、水だけでしっかりと落とせるそうです。コンロ周りの油汚れも水だけできれいになり、ガラス天板を傷つけることもありません。小さな焦げつきも落としやすいですよ」

「スティック状の細いブラシは、細かい毛足とL型のヘッドがポイント。排水口内部の封水管の底面や壁面にフィットして、効率よく汚れをかき出してぬめりを解消してくれます。排水口はカビやすいので、できれば毎日お手入れしたいですね」

「お掃除グッズでありませんが、お掃除が断然ラクになるという点でおすすめしたいのがシロッコファンフィルターです。レンジフードのフィルターは吸気口につけるタイプがほとんどですが、奥にあるファンの手前もフィルターでカバーすると内部の汚れ方がまるで違うのです。このフィルターをつけてから、お手入れの手間は半減どころかほとんどしなくても良いくらいラクになりました」

「キッチンのお手入れは１日１度のリセットが肝心。これを習慣にすれば、特別な洗剤や道具は必要ありません。私の場合、排水口の蓋やゴミ受けは、食器を洗う延長で一緒に掃除しています。毎回洗うから、スポンジも洗剤も食器と同じものでOKです。

 コンロのお手入れに使うのは、スーパーでもよく売られているアルカリ電解水。スプレーで吹きかけて、あとはクロスで拭くだけで完了です。油汚れは酸性ですから、アルカリ性の電解水をかけると中和反応が起こり、汚れが落としやすくなるのです。しかも、洗剤と違って二度拭きの手間がなく、ただの水ですから口にしても無害。食べ物を扱う場所でも安心して使えるところが気に入っています」

「リビングをはじめ部屋のお掃除で気になるのは、家具の下や家具の間など細いすき間のホコリ。そのすき間掃除に活躍するのが、このロングワイパーです。使い方はフローリングワイパーと同じで、使い捨てのシートを取り付けるだけ。

 厚さ１センチ程度の薄型で、しかも適度にしなりがあるため、細いすき間にもスイスイ入ってホコリをかきだしてくれます。柄の長さは66センチもあるから、天井のお掃除にも使えて便利。大のお気に入りアイテムです」

「今までの手間は何だったの？ と思うほど大感激したのが、この網戸クリーナーです。片面がマイクロブラシになっていて、網戸の細かい目に詰まった汚れを根こそぎかき出すことができます。上から下まですべてにブラシをかけるだけで、網目に入ったほこりをさっと落とせます。下に落ちたほこりはサッシブラシで払うか、掃除機で吸い取ります。水は使いません」

「私が提案しているハウスキーピング法に“プチ大掃除”があります。１日15分だけ、普段はやらない場所の掃除をしていくのです。これを繰り返していけば、年末に時間をかけて掃除をする必要はありません。そのプチ大掃除の一つが窓掃除。洗剤は使わず、網戸の丸洗いも必要なし。１カ所５分程度で終わるのでとても簡単なので、ぜひ試してみてください」