LIXIL社員のインテリア初公開!

オンラインお宅訪問会【後編】

空間
その他
関心
ライフスタイルインテリアリフォームDIY

ベトナムの眺めのよい
高層マンション暮らし

No.3 浮田邸(ベトナム在住)

 3人目の紹介者は、ベトナム南部のホーチミンから参加してくれた浮田朋彦さんです。現地営業部に出向してから4年になり、賃貸マンションに家族で暮らしています。
「家具家電がすべて備え付けなので、インテリア用品を買い足す気になれず、紹介できることが限られるのですが、お気に入りの場所などをお見せできればと思っています」

 最初に見せてくれたのは、ベランダからの眺め。
「町なかはバイクだらけでごみごみしていますが、部屋からは川と緑が見えるので癒やされます」

 開放感のある風景に、オンラインお宅訪問会に参加した一同からは「お台場みたいな雰囲気ですね」という声も。
 しかし浮田さんは、「だいぶ違いますよ(笑)。気温が高いせいか、川沿いの公園もあまり利用者がいないらしく、そのせいできれいなまま保たれているみたいですよ」と、クールに受け応え。

「夜景もきれい」とのことだったので、後日写真を送ってもらうようお願いし、続いてリビングをご案内いただきました。

 浮田邸のリビングはあまりに広く、床は高級な大理石調。その現実離れした光景に、またしても参加者から驚きの声があがりました。
「3LDKで150平米。日本ではなかなか住めないスーパー高級マンションがこちらです」という淡々とした報告が思わず笑いを誘い、オンラインお宅訪問会の雰囲気も和やかに。

日本にはない
機能性抜群のランドリー

 参加者の皆さんはベトナムの暮らしにも興味津々で「ベトナムの住まいで、日本でもマネしたいことは?」という疑問が上がりました。
 これには浮田さんも「ランドリーですね」と即答。

「キッチン横のドアを開けた先に、洗濯機を置いて洗濯物も干せる小さなベランダのようなコーナーがあるのですが、使い勝手がいいです。あと、備え付けの物干し竿にビックリしました。ベトナムでは一般的なのですが、レバーをくるくる回すと物干し竿が上下に可動するので、手元で洗濯物を干してからレバーを回し、上の方にあるエアコンの室外機の風で乾かせるんですよ」

 そう話しながら浮田さんが実演すると、参加者からも「これは便利そう!」「うちにも欲しいな~」という声があがりました。

 さらにベトナムのお風呂とトイレ事情について、「バスルームが2つある家が多く、洗面、トイレ、シャワーが一緒になっているのがベトナムでは一般的。常夏なので日本のようにお湯に浸かる習慣はなく、給湯器もない家が多いので、水しか出ないシャワー水栓をわれわれも売っています。ちなみに、シャワートイレも水のみの商品があるんですよ」と解説。

 その「水のみのシャワートイレ」が、LIXILの無電源シャワートイレ。浮田さんも取り付けています。

「ベトナムではトイレにハンドスプレーが付いていて、これでお尻も洗う人が多いのですが、日本のトイレに慣れている私にとっては、衛生的に抵抗感があるのと、何より使い勝手が悪いんです。それに、自社製品を使ってみたいという思いもあり、取り付けてみました。今ではベトナムの皆さんにもシャワートイレの魅力をお伝えすべく、営業を続けています」

 ちなみに無電源で水しかでないのは、シャワー同様、常夏の国だからこそ。
「温水でお尻を洗いたいとはなかなか思えないですね。むしろ冷たいほうが気持ちいいです。暖房便座も必要ありません。それに無電源であるのは、トイレがシャワーと同じ部屋にあることも理由の一つです。水がかかると漏電する危険がありますからね」

 冒頭で「家具家電はすべて備え付け」とお話されていましたが、トイレだけはLIXIL製品に変えられた浮田さんでした。

「犬との暮らし」を愉しむ家にリフォーム

No.4 三好邸(デジタル部門)

 4人目は社内外システム関連の仕事をしている三好舞実子さん。去年施工したご自宅のリフォームをレポートしてくれました。

「デザイン面でぜひ見ていただきたいのが、部屋ごとに壁紙の色と模様を違うものにしたところです。部屋を移動すると壁のテイストがガラッと変わるので、気分も変わりますよ。建具を探す時も、ショールームに壁紙の写真を持っていき、組み合わせを確認しながら選ぶなど、コーディネートに気を遣いました。例えば、今いる部屋の壁紙はオレンジ色なので、ドアは壁色と調和するモカ色にしています」

 三好さんは犬を飼っているそうで、「ドアの向こうに犬がいるか、気配がわかるよう、ガラス戸にしました」とも話してくれました。

 愛犬4匹に囲まれて暮らす三好さんの趣味は、「アジリティ」という犬の障害物競技に出場すること。そこでリフォームを機に、増えがちな犬グッズの整理整頓がしやすい専用ラックをつくりました。

「家にたまたまあったスチールラックをアレンジしました。壁に穴を開けたくなかったので、棚の網目にフックをかけて、そこにリードをかけています。今回のオンライン会のためにきれいにしたのですが(笑)。こうすると犬グッズを一覧でき、出し入れも楽なので、部屋をきれいな状態に保てますよ」

 三好さんが造作した犬グッズの専用ラックは、ファッション雑貨を整理するうえでも便利そう。いろいろと応用が利きそうなアイディアですね。

生後5か月の愛犬と一緒に。

浴室には肩湯付きの
「スパージュ」を導入

 三好さんはもう1カ所、浴室のリフォームも披露してくれました。設備はLIXILのスパージュ。肩湯付きの人気の商品です。
「スパージュ、思い切って導入しちゃいました! それまでシャワー派だったのですが、リフォーム後は毎日肩湯を浴びながら、ゆったりお風呂に浸かっています。冬でも肩湯を流していれば、お湯が少なくても寒くないんですよ」

 これにはベトナム在住の浮田さんも「こっちはシャワーばかりなので肩湯がうらやましい。お風呂借りに行っていいですか?(笑)」と一言。

 確かに、「自宅に肩湯」は、なかなかお目にかかれない光景ですよね。リフォームした業者さんもスパージュに興味津々で、三好さんは試運転をしてみせたのだそうです。
「肩湯が出るところを見ながら『これなら仕事から帰って、お風呂入るのが楽しみになりそう』と言っていたのが印象に残っています」

 4人のLIXIL社員で行った初の試み「オンラインお宅訪問会」は最後まで盛り上がり、時間が過ぎるのがあっという間でした。最後にお一人ずつ感想をうかがいました。

「オンラインだと気軽にお宅訪問が出来ますね」(藤澤さん)
「ざっくばらんに話ができてよかったです。お酒を飲みながらやっても面白そうだと思いました」(能登谷さん)
「ベトナムにいるけど距離を感じませんでした。オンラインだからできることですね」(浮田さん)
「今はコロナで気軽に人に会えないですし、コロナ関係なく人のお家を見せてもらう機会もなかなか無いので、すごく楽しかったです。ベトナムともつながれましたし!」(三好さん)

 オンラインお宅訪問会を終えた翌日、ベトナムの浮田さんから「すごく楽しかったです」とのコメント付きで、夜景の写真が送られてきました。

 今回は昼間に開催したオンラインお宅訪問会ですが、藤澤さんからは照明のお話も聞きましたし、夜に開催するのも面白そうですね。
 皆さんもコロナ禍の新しい楽しみ方の一つとして、開催してみてはいかがでしょうか。


文◎井口理恵

リクシルオーナーズクラブ(年会費無料)