LIXIL社員のインテリア初公開!

オンラインお宅訪問会【前編】

空間
その他
関心
ライフスタイルインテリアリフォームDIY

椅子選びの工夫で
カフェ風ダイニングに

No.1 藤澤邸(インテリア事業部)

 最近マンションに引っ越したインテリア事業部の藤澤玲子さんは、ご主人と3人のお子さまとの5人家族。お気に入りの空間はリビングダイニングだそうで、「一緒に過ごす時間を大切にしたい」との思いから、みんなが自然と集まれる雰囲気づくりに取り組んでいるそうです。
 そのための工夫の一つが、テーブルと椅子選び。

「前の住居で使っていた座卓の天板だけを外し、そこにテーブル用の長い脚を取りつけてテーブルに変身させました。椅子は家族の人数にあわせて5脚。すべて違うデザインですが、あえてこうしているんですよ。家族で家具店に行き、一人ずつお気に入りを買ったらこうなりました」

 そう言いながら見せてくれたダイニングには、確かに、デザインの異なる椅子が5脚。それでも、テーブルの天板に似たチェリー系の色味で揃えているため、不思議と雑多な感じがしません。こなれ感が出て、おしゃれなカフェのようです。

 藤澤さんは、「子どもからはよく『インテリアの仕事をしてるんだから、お家もちゃんとしてよ!』と言われるほど、空間づくりに熱心ではありませんでした」と言います。

 そんな藤澤さんが引っ越し後、「LIXIL社員らしく」取り組んだものが、テーブルと椅子選びのほかにもあります。リビングダイニングで壁面DIYを行ったそうです。

「LIXIL社員」の本領発揮!
リビングダイニングの壁を家族でDIY

「コロナ禍で家にいる時間が多くなったら時間を持て余してしまって。そこで、夫と子どもたちに協力を要請し、壁にLIXILのエコカラットを貼るDIYに挑戦してみたんですよ」

 エコカラットは調湿・脱臭効果がある室内用のタイル。表面がザラッとしていて、光の当たり方でさまざまな表情を見せてくれることから、デザイン面でも定評があります。
 藤澤さんは「以前から、家の中に一面エコカラットの壁があると素敵だろうなと思っていた」そうで、コロナ禍で思い切って取り組んでみたとのこと。

「繊細な素材なので、貼り付けている最中に角が剥がれてしまうなど悪戦苦闘した場面もあったんですけど、きれいに完成させることができました」
 そう話しながら藤澤さんはカメラを壁に近づけ、石のような質感やシックな雰囲気をレポート。

「いい感じでしょう? でもこの壁が素敵に見えるのは夜。照明を当てると、光と影の陰影で土壁のような微妙なテクスチャーが際立って、さらに上質な空間に感じられるんですよ」

右側の油絵はお母さまが描いたもの。好きなものに囲まれたお気にいりの空間です。

 そのため、照明にも力を入れたという藤澤さん。
「可動性のあるヘッドにして、その時の気分で光の当て方を変えられるようにしました。この照明は数年前に発見してからずっと憧れていたデザイナーのもので、金額は家族の誰にも知らせずに、こっそり買っちゃいました(笑)」

 藤澤さんご自慢のエコカラットの壁は家族にも好評で、「子どもたちからは『ママ、いいの選んだじゃん!』と、初めて部屋のことで褒められました(笑)」とのことでした。

リビングダイニングづくりの仕上げは
ナチュラルなブラインド

 リビングダイニングでもう一つ、藤澤さんが譲らなかったのが窓まわり。
「カーテンは何となくスッキリしないので、木製のブラインドにしようと決めていました。ただ、色選びで悩みまして……。白だと部屋が広く映り、ブラウンだと落ち着いて見えるという、それぞれの長所があるのですが、いろいろ考えた末ブラウンに決めました」
 スタイリッシュでナチュラルな部屋全体の雰囲気に、ブラウンの木製ブラインドがマッチしています。

 ブラインドについては、オンラインお宅訪問会に参加中のLIXIL社員から「外への光りもれはどうですか?」と質問が。
 藤澤さんは、「昇降コードを通す穴がないタイプだと、光漏れの侵入を減らしてくれるんですよ。外から自分の家の窓を眺めると、電気がついているかも全然わからないくらい光を遮ってくれます」と答えてくれました。

「このブラインドもそうですが、椅子選びや壁のDIYを通して、家族の思い出が詰まったリビングダイニングになり、ますます自宅に愛着が湧きました」

 家族がともに部屋づくりをすることで、みんなのお気に入り空間が出来上がるのですね。藤澤さんのリビングダイニングには、家づくりのヒントでいっぱいのようです。

在宅勤務の専用オフィスに
「離れ」をリフォーム

No.2 能登谷邸(エクステリア事業部)

ウッドデッキ/右:ウッドデッキにジーマテラスを設置(上から見た写真)。

 仕事場として使っている離れを紹介してくれたのは、門や塀などのエクステリア事業に携わる能登谷(のとや)勝さん。

「この離れは亡くなった叔母が住んでいたもので、有効活用したいと思っていました。5年前にLIXILのウッドデッキとジーマテラスを付けて、自分の在宅勤務部屋にしています。外で過ごしやすい季節には、ウッドデッキでテレワークすると気分転換になって仕事がはかどるんですよ」

 さすが、エクステリア事業部の能登谷さんは外まわりのつくり込みが違いますね。
 しかし能登谷さんが「離れよりも力を入れた」と語るのが本宅のリフォーム。2匹の飼い犬のため、「ワンちゃん仕様」に改装したのだそうです。

 そんな話を始めたところで、カメラの向こうに2匹が登場!
「モモタとタマゴです。近所のペットショップで出会い、一目惚れ。2匹ともトイプードルで、においが気にならず、毛も抜けにくく、賃貸マンションに住む人も飼いやすい、おすすめの犬種ですよ」

「本宅のリフォームに話を戻すと、まず、フローリングをLIXILのデザレートコットに変えました。表面に微妙な凹凸があるタイルなので、犬は足を滑らすことがないんです。モモタとタマゴがいきいきとリビングを駆け回る姿を見て、床を変えて正解だったと実感しています」と、能登谷さん。

 ここで参加者から「お手入れはどのようにしているのですか?」と質問が。
 能登谷さんは「基本的には水拭きしてます。ワンちゃんが粗相をしてシミになることがたまにあるので、年に2回くらい、嫁さんと2人でクレンジングしています」と、メンテナンスのコツを教えてくれました。

 お宅訪問会の続きは、後編で報告します!


文◎井口理恵

リクシルオーナーズクラブ(年会費無料)