エアコンの効きがアップ＆電気代ダウンのお掃除法

　機種によってフィルターの取り外し方は多少異なりますが、だいたいは簡単に取り出せます。フィルターのお掃除は、エアコンを運転させる季節はこまめにお手入れするのがおすすめ。1か月に1回は掃除したいものです。効き方はもちろん、電気代の節約にもなります。

「フィルターのほこりは掃除機で吸い取れば十分ですが、もしフィルターに汚れがこびりついているようでしたら、お風呂用洗剤で洗浄しましょう。水でよく洗い流せば、すっきりきれいになります」

　室内機のお手入れには、脚立やイスに上らないとフィルターは外せません。踏み外したり、転落して思わぬけがをすることがあります。家政婦サービスでは台の上に上がらなくてはできないお掃除はしないそうです。どうかお気をつけてお手入れしてください。

　エアコンは上面部から空気を吸って下に吐き出す構造のため、上部の吸込口はほこりが溜まりやすくなっています。

「エアコン本体の上部は蓋がないものが多くフィルターで覆われているのですが、お手入れしにくいこともあって、ここにほかりがたまりやすいのです。天井との隙間をハンディモップなどでお掃除してください」

「このようになったら内部洗浄がおすすめです。ホームセンターなどでエアコンの内部洗浄の薬剤も売っていますが、内部の汚れで部屋を汚してしまったり、エアコンの心臓部である基盤やモーターに薬剤や水がかかってしまうと大きな故障につながりかねません。このようなお掃除は専門のプロにお任せしましょう」

　エアコン内部を洗い流すお掃除は、夏場酷使した後に行うのがベストといわれています。熱交換による結露やほこりで発生したカビを効率よく取り除くことができ、冬の暖房運転に備えられるからです。逆に、梅雨時の除湿運転、夏の冷房運転に万全のお手入れで臨むのなら、暖房運転の使用頻度が少なくなる春に。いまからハウスクリーニング会社のサービスや料金などを調べて、予約しておくのもいいでしょう。