リビングで観戦しよう!

リビングで観戦しよう! Let’s try surfing!(前半)

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Let’s try surfing! サーフィンビギナーが知っておきたいあれこれ

2020年東京オリンピックの追加種目のサーフィンは、日本においてはまだまだ認知されていないスポーツだと思います。

「気にはなっていたけど、きっかけがなかった」「何から始めたらいいかわからない」

そんな方もいるかと思います。そこでこのページでは、サーフィンに必要な道具やおすすめスポット、上達のコツなど、サーフィンを始めるために知っておきたい情報をまとめてお届けします。サーフィンをより身近に感じていただければ幸いです。

これさえあれば始められるサーフィン

サーフィンは、最低限以下の4つがあれば可能です

・サーフボード

・ワックス

・リーシュコード

・ウェットスーツ(寒いとき)

なお、レンタルサーフィングッズを行っているサーフショップもたくさんあるので、手ぶらで海に生き、帰りは素敵な思い出だけを持って帰る、なんてこともできます。「挑戦してみたいけど、いきなり高額なサーフボードを買うのはためらわれる」という方にはもってこいのサービスです。それでは、上記でご紹介した4つの道具について、それぞれ詳しくご説明しましょう。

【サーフボード】

サーフボードにはさまざまな種類があり、スタイルと目的によって、長さ、重さ、浮力、素材などが分かれていきます。やりたいスタイルや自分の身長、体重などを考慮して、ぴったりの1枚を見つけましょう。今回は「長さ」に焦点を当て、3つに分けてご紹介します。

・ショートボード

長さ5.10 フィート~6.3 フィートのサーフボードのことです。サーフボードをイメージした際に、まず出てくるのがこれかと思います。サーフボードの特徴として、長くなればなるほどスピードが増して安定しますが、逆に回転性は落ちていきま す。ショートボードの一番の魅力はこの回転性にあると言えるでしょう。大会などでよく目にするダイナミックな動きや切れ味のいい切り返し、さらには「エアー」と呼ばれる、宙を舞うようなテクニックに魅力を感じる方には、このボードがおすすめです。なお、初めてやる方には、浮力(長さ+幅+厚み)のあるボードがおすすめです。浮力の少ない沈み気味のボードでは、波と一体になることが難しくなってしまうため、短いショートボードを選ぶ際にはとても重要なポイントになります。

・ロングボード

一般的には、長さ9フィート以上のものをロングボードと呼びます。まるで小さい船のようなサイズのボード です。浮力を生かし、始めた当初からしっかりと立って波乗りを楽しむ方も大勢います。波をしっかりと感じて優雅にクルーズしたり、ボードの先端まで歩いて行く「ノーズライド」をしたりなど、安定感を生かしたスタイルが醍醐味です。また小さい波でもキャッチしやすいところも魅力のひとつでしょう。競技化、近代化が進み、短いサーフボードがメインに開発されている昨今ですが、文化として、生活として、根強い人気を持っているのがこのロングボードです。

・ファンボード(ミニマルボード)

上記で紹介したショートボードとロングボードの中間に位置するサイズのボードが、ファンボードです。 浮力が高く、安定感もあるため、初めての方に特におすすめ。将来、ショートボードかロングボードのどちらかに乗りたい方のステップアップボードとしても最適です。

【ワックス】

スキーやスノーボードなどのワックスは、滑走面の滑りをよくするために、ボードの裏側に塗りますが、 サーフィンのワックスは、足を滑らなくするために、サーフボードのデッキ(表面)に塗っていくものです。ライディング中にスタンスがずれないようにするのはもちろん、立ち上がる際に手が滑らないようにするなど、サーフィンをするにあたって重要なアイテムとなっています。多くのメーカーからさまざま種類のワックスが発売されていますが、海水の温度や素材に注目して、お気に入りのワックスを見つけてみてください。

【リーシュコード】

サーフボードとサーファーをつなぐ命綱のことです。

これが切れると自分だけではなく、他のサーファーをケガさせてしまう危険性もあるので、日ごろから点検を欠かさないことが重要です。1年に1回は交換することをおすすめします。使うサーフボードの長さや、乗るであろう波の大きさで、長さ、太さが変わっていきます。

【ウェットスーツ】

ウェットスーツ選びのポイントは、サイズと素材です。特にサイズが合っていないと、どんなに高性能のモデルでも、海水の浸入により、本来の保温性が発揮できなくなります。さらに「ウェット擦れ」を引き起こす原因にもなります。以下で、ウェットスーツのおもな種類をご説明しましょう。

・セミドライ

真冬など寒い時期に使用するウェットスーツです。スキン素材に防水ファスナーがついているものや、ファスナーがなくインナーネックになっているダブルネックの仕様のものなどがあります。もっとも防水性、保温性を高めた種類です。生地の厚みは5ミリ/3ミリが一般的。

・フルスーツ

秋から春向けのウェットスーツです。形状はセミドライと同じですが、スキン素材メインのセミドライに比べ、ストレッチ性が高いフルジャージ素材やジャージ素材をメインとしています。生地の厚さは3ミリ/3ミリまたは3ミリ/2ミリが一般的。セミドライに比べ、素材や生地の厚みが薄い分、保温性は落ちますが、伸縮性、軽さ、運動性が上がるので、サーフィン時のストレスは大幅に軽減します。

・シーガル

海水温が低く、気温が高い春向けのウェットスーツです。フルスーツを使用する季節の前後で使用する ことが多くなっています。形状は半袖、長ズボンタイプ。生地の厚さは3ミリ/2ミリが一般的。

・スプリング

夏場に使用。夏場の気温が下がる朝や夕方、悪天候の日などに重宝します。形状は半袖、半ズボンタ イプ。生地の厚さは3ミリ/2ミリまたは 2ミリ/2ミリ が一般的です。

・ジャケット

前部分にファスナーのついたジャケットタイプ。特にロングボーダーに愛用者が多く、夏場は水着、冬場はロングジョンと合わせることが可能です。

・タッパー

水着と併用して着るもので、真夏に使うウェットスーツです。半袖と長袖のものがあります。生地は2ミリやそれ以下の薄手のものが使われています。

以上がサーフィンに必要な道具です。道具をバシッとそろえて、格好から入るのもよいでしょう。準備ができたら、ぜひ一歩を踏み出して、海に出向きましょう!「でも、どこでサーフィンができるの?」「何から練習すればいいかわからない!」後半はそんな疑問にお答えします。

------教えてくれたのはこの方-----

ライター堀 光(ホリ ヒカル)さん

東京都渋谷区出身。父と出かけたスペインの自由な雰囲気に刺激を受け、よりよい環境、おもしろいことを探しに世界放浪。現在は一時帰国中。サーフィン関連の記事を中心に執筆中。得意ジャンルはサーフィンのほかに、サッカー、旅、音楽。 
 

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