

東京オリンピックを控え、スポーツクライミングに興味を持った方のなかには、「自分もぜひ、スポーツクライミングにチャレンジしてみたい」という方もいるかもしれません。ここでは、これからスポーツクライミングを始め てみようと考える方に向け、専用ジムの事情や道具の選び方などについてご紹介します。
ほとんどのジムが「ビギナー」に対応
スポーツクライミングへの注目が集まるなか、近年、次々と専用のジムが新設されています。いまや、その数は公民合わせて全国500ヶ所以上にものぼるほどです。関東圏だけで300を数え、都内だけに絞っても100ヶ所以上あるといわれています。 明治大学や立教大学のように、自前のウォール施設を備えた学校もあります。
ブームに乗った新しい競技だけに、ほとんどのジムが初心者にも丁寧に対応してくれるので安心です。なかには幼稚園児から受け入れてくれるジムもあり、まるで音楽や語学など塾の習い事のように子どもをジムへ通わせる家庭や、小さな子どもと一緒にクライミングを楽しむ親も目立って増えてきています。ただし、リードやスピード種目にもトライできるジムには、かなり高い天井が必要となるため、多くはボルダリング専用です。ボルダリング以外の種目にチャレンジしたい方は、事前にジムへ問い合わせたほうがいい でしょう。