3世帯9人が暮らす都内の一軒家
今回、訪問したのはSさん邸。都内の閑静な住宅地にたたずむ一軒家です。
Sさん邸は、都市部では珍しい3世帯同居。1階にSさんご夫婦と娘さんご夫婦が、2階には息子さんご夫婦がお住まいです。お孫さんは、1階に2人、2階に1人、全部で9人の大所帯です。
1階には、自営業を営む事務所スペースのほか、息子さんの楽器ルームもあり、さらには屋上では知人が養蜂をしていたりと、個性豊かなお宅です。
タイル張りの外壁が目を引くお家は、築約30年。建てられた当初は、2階にSさんご夫婦とお子さんたちが、1階にはご両親と叔母様がお住まいでした。
「親を見送ってから、私たち夫婦が1階に住むようになりました」と、Sさん。
今回ヴィータス パネルを設置したのは、ご夫婦の寝室です。寝室には大きなクローゼットがあり、ご両親がお使いのときは、クローゼットの中に和ダンスが入っていたそうです。
ある日突然、ハンガーパイプが倒壊!
Sさんご夫婦は、クローゼットにハンガーパイプを収納していました。
「クローゼットの扉はいつでも開けっ放し。中に入り切らないものも含め、全部で5つのハンガーパイプを使っていました。それでも洋服をしまうところが足りなくて、パイプの上にどんどん服をかけていたんです。そうしたらあるとき、洋服の重みでパイプが倒れ、大量の服がなだれ落ちてきて……」
ヴィータス パネル施工前のSさんご夫婦のクローゼット。5つのハンガーパイプがあふれ、それでもなお収納スペースが足りなかったと言います。
そんなこともあり、寝室の収納のリフォームを決意されたそうです。
「はじめはクローゼットの上部に、しっかりしたパイプを通す予定でした。そんなとき、リクシルオーナーズクラブのメールマガジンで、ヴィータス パネルを見つけました。一目見るなり『これなら悩みを解決できる!』と思った私たちは、すぐさま導入することを決めたのです」
Sさんのお悩みは、「洋服が大量すぎて、何がどこにあるかわからない」ことでした。
「とくに夫のズボンが見つけにくいんです。スーツのズボンは2着用意していますが、いつも1着が見つからない(笑)。自分の服も、何がどこにあるかごちゃごちゃで……。一目でわかるようにしたかったんです」
施工にあたってのご要望は「ごく一般的な形で。ただ、季節に応じて、使わない上掛け布団を2組置けるようにしたい。それに、一般的な収納スペースを採り入れることで、そこに収まるように、ものの整理や処分をしたいと思っていた」とのことです。
取り出しやすい
「ズボンは上」のマジック
施工はわずか3時間で完了。このため、収納スペースにしまわれているモノを一時、外に出しても、すぐに再び収納することができます。
実際、Sさん邸でも、施工後すぐに洋服以外のものまで収納でき、スッキリした空間に大変身! 全部で5つのハンガーパイプに掛けられていた洋服も、なんとすべてヴィータス パネルに収まりました!
お悩みだったご主人のズボンは、真ん中の上部にかけることで、見つけやすく、サッと取り出せるように。
「これまで、ズボンは下に掛けるものと思っていましたが、上に掛けたほうがラクに取り出せるんですね。しかも、奥に棚が取り付けられるとは、空間がムダなく使えていいですね」と、Sさんは感心した様子。
レールに取り付けたオプションパーツ。
ボトムスはトップスよりも幅が少ないので、そのぶん空間が生まれます。そのため、奥に棚を取り付けられるのです。Sさんは、そこに上着やニットなどをたたんで平置きに収納することに。
さらに、両サイドのレールにはフックを取り付けられるので、ベルトなどの小物もかけられます。
このレールにはサイドバーも取り付けられ、スカーフやネクタイを掛けられます。
「帰宅したとき、ストールなどちょっとしたものをかけるのに便利ですね。いつもベッドに置きっぱなしにしていたので、それがなくなり、部屋がきれいになります」
これらのオプションパーツは、ネクタイなどを掛けるのにも便利。
ご要望のあった上掛け布団2組も、しっかり最上段に収まりました。なんとスーツケースも横置きできるスペースが確保されています。
Sさん邸のクローゼットは天井が高く、ヴィータス パネルを導入することで、上部空間をムダなく活用できるようになったのです。
さらに、下にできた空間には、これまで部屋の隅に積んでいた収納ケースを入れてみることに。すると、なんと、5つのケースがちょうど収まりました。
「私は、洋服も小物も見えるところに掛けておきたい性分なので、ひと目でパッと見られるヴィータスパネルは、まさに望んでいた収納です。コンパクトにいろいろなものを収納できて、片づけが楽しくなりそう」と、Sさんも笑顔で話します。
ご主人も「扉を開けて、探さずにすぐに取り出せるのがいいね」と満足されたご様子でした。
成長する家族の形に合わせた自在な収納
Sさんがヴィータス パネルの設置を望んでいたのは、「自分たちの収納をスッキリさせたい」ということだけではありませんでした。
「私たち夫婦がそうしたように、そのうち、この部屋は息子たち夫婦が使うようになるかもしれません。ヴィータス パネルなら、棚板の位置を変えるのも簡単ですし、あとから部材を追加して、自分たちなりに使いやすい形に変更することもできます。それって、とても魅力的なことですよね」
S家のヴィータス パネルは、家族の歴史とともに、末永くさまざまな使い方をされていきそうです。
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