サクサク食感の後に
口の中で溶けていくおいしさ
ホットケーキミックスなど家にある材料で、スイーツ店で売っているようなココアのスノーボールが作れます。
表面を覆う粉砂糖が雪景色を連想させる、クリスマスシーズンにぴったりな一品です。
ホットケーキミックスでクッキーを作ると、パンとクッキーの中間のような柔らかい食感になってしまうことがあるのですが、このレシピならその心配はありません。
「歯ごたえをよくするために、しっとり感を生むバターではなく、サクサクに焼きあがるサラダ油を使いました」
バターよりもサラダ油の方が手頃ですし、常備品のため材料を買い揃えるハードルが下がり、食べたくなったらすぐに作れるのもメリットです。
おいしく作るためのポイントは、サラダ油の分量です。
「レシピの分量は、私がいつも使うホットケーキミックスに合わせたものです。メーカーによっては、生地がまとまらず粉っぽさが残ることがあるので、その時はサラダ油を足してください。注意点は生地のまとまり具合をチェックしながら、少しずつ加えていくこと! ねちゃねちゃとポリ袋に貼りつく粘度になってしまったら油の入れすぎです」
大人も子どもも大満足!
ココアと砂糖の絶妙バランス
Mizukiさんのスノーボールはココアパウダー入りなので、噛むごとにカカオの風味と、かすかな苦みが口の中で広がる奥深い味わいです。
「ココアパウダーの分量は、大人と子どもが楽しめるおいしさにするために、苦すぎず、かといって物足りないことがないように工夫しました」
調理時間は焼き時間を含めて25分ほどですが(クッキーを冷ます時間は除く)、実際に手を動かす時間は10分ほどです。
ポリ袋を使って材料を混ぜるため、ボウルやゴムベラを使わず、洗い物が少なく済むのも魅力のひとつ。作り方が簡単で、砂糖の分量も親子で満足できる甘さなので、休日にお子さんと一緒にお菓子作りをする時にもおすすめです。
合わせるドリンクは、カフェオレ。
「プレーンのスノーボールだと苦みのない紅茶の方が合うのですが、今回はココア味なので、カカオの香りが引き立つコーヒーにしました。
ココアとコーヒーは相性抜群で、お菓子を作る時にもよく混ぜ合わせる食材です」
カフェオレには砂糖を入れない方がクッキーの甘さと調和します。一緒に味わうと、牛乳のまろやかなコクにもマッチし、おうち時間にホッと一息つくのに最適なセットです。
では、材料と作り方をご紹介します。
ココアのスノーボール
【材料】(18個分)
- ホットケーキミックス
150g - ココアパウダー
10g - 砂糖
大1 - サラダ油
大3.5 - 粉糖(ノンウェット)
適量
[A]
作り方
1.ポリ袋に[A]を入れ、シャカシャカ振って混ぜる。続けてサラダ油を加え、油が全体になじみ、まとまるまで袋の外から揉む。
2.1を2cm大に丸め、クッキングシートを敷いた天板に間隔を空けて並べる。
3.180度に予熱したオーブンで15分焼く。焼けたら天板ごと網にのせて完全に冷ます。
4.別のポリ袋に2と粉糖を入れ、やさしく振ってまぶす。
ポイント
◎[A]を振るときは、10回ほどでOK(ココアのダマがなく、すべての材料が混ざり合う程度)。
◎[A]にサラダ油を加えた後、生地がまとまらず、粉っぽさが残る場合はサラダ油を少しずつ追加します。
◎ノンウェットの粉砂糖は、時間が経っても解けにくく、白さを保ちやすいのでこのタイプを使いましょう。
◎天板ごと網に乗せるのは、焼きたてのクッキーは柔らかく、触ると崩れてしまうため。
◎プレーン味を作りたい時は、ココアパウダーを抜き、サラダ油の量を大さじ3に変更。この時も生地がまとまらない場合は、サラダ油を少しずつ足していく。
カフェオレ
【材料】(1人分)
- ・コーヒー
(淹れ方はドリップ、インスタントなどお好みで) - ・牛乳
【作り方】
- 濃いめに淹れたコーヒーに、温めた牛乳を入れる。
【ポイント】
- ◎コーヒーと牛乳の比率は1:1を目安に。
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