
人気料理研究家Mizukiさんが考案するレアチーズケーキは、作り方は簡単なのにお店で味わうような本格的なおいしさで、やみつきになります。調理時間は、準備と冷やす時間は除いて10分ほど!
人気料理研究家Mizukiさんが考案するレアチーズケーキは、作り方は簡単なのにお店で味わうような本格的なおいしさで、やみつきになります。調理時間は、準備と冷やす時間は除いて10分ほど!
濃厚なクリームチーズを堪能できるレアチーズケーキを紹介します。
甘さ控えめでありながら、クリームチーズと生クリームの絶妙なコク深さがクセになる大人な味わい。レアチーズ部分はしっとりなめらか、土台のビスケットはザクザクしていて、食感の違いも楽しめる一品です。
このレシピの特徴は、チーズケーキ作りでネックとなる土台作りの手間が省けることです。
その秘訣はレシピ名にもなっている「グラス」にビスケットを入れる点にあります。
一般的な作り方は、全粒粉(グラハム粉)を練りこんで焼き上げた「グラハムビスケット」を粉々にくだき、溶かしたバターと混ぜて、底にしきつめます。
しかし、Mizukiさんの「グラス レアチーズケーキ」は、コンビニで売っているお好みのビスケットを手で割って、グラス容器に入れるだけなので手間と時間がかかりません。
「ビスケットを割る大きさはお好みですが、荒めにくだくとザクッとした食感を楽しめるのでおすすめです」(Mizukiさん)
また、長めに冷蔵保存しておくとビスケットがレアチーズになじみ、土台がしっとりします。出来たてと次の日で違うおいしさを楽しめそうです。
スイーツに合わせるのは、紅茶にジャムを溶かして飲む「ロシアンティー」。
「紅茶の芳醇な香りとジャムの甘みが、チーズの酸味とマッチします。紅茶は濃く淹れると、こってりとしたケーキに負けません。
ジャムは好きなものでよいのですが、今回ケーキに添えたブルーベリーに合わせて、ブルーベリージャムにしてみました。ちなみに、本場ロシアではジャムを口に入れながら飲むようです」
では、気になる「グラス レアチーズケーキ」と「ロシアンティー」の作り方を見ていきましょう。
4.1のグラスに等分して注ぎ、冷蔵庫で4時間以上冷やし、仕上げにブルーベリーとセルフィーユをトッピングする。
【準備編】
◎クリームチーズを常温に戻すのは、電子レンジでもOK。耐熱ボウルに入れた状態にて、600Wで20~30秒ほど温める。
◎ゼラチンのダマを防ぐには、水を入れた容器にゼラチンを振り入れてふやかすこと。順番を逆にしてゼラチンを入れた容器に水を入れると、ゼラチンの表面に膜ができ水が中まで浸透しないので、ダマになりやすい。
◎ゼラチンがふやけるのは3~5分ほど。レシピの順番通りに作ると、3の工程までには十分にふやけている。
【作り方編】
◎生クリームは乳脂肪分35%以上だとコクが出るのでおすすめ。さっぱりした味が好きな人は乳脂肪分が低いものを。植物性生クリームでも代用可。
◎ビスケットの代わりにクッキーでも作れる。写真見本は、ココナッツサブレを使用。
◎添えるフルーツは何でもOK。缶詰のパイナップル、みかんなどとも相性がよい。
◎紅茶はティーバッグでOK。
◎紅茶を濃く淹れると、ジャムの風味に負けないのでおすすめ。同様の考えで、茶葉はアールグレイなど、香り高いものを使うとバランスがよい。
チーズケーキとロシアンティーを手作りしたら、サンルームでゆったりとカフェタイムを過ごすのはいかがでしょうか。
料理研究家・スイーツコンシェルジュ
「簡単・時短・節約」をコンセプトに、ブログ「Mizukiオフィシャルブログ~奇跡のキッチン」で毎日レシピを紹介し、月間300万PVを誇る人気ブロガーとなる。3年連続レシピブログアワード総合グランプリを受賞し、殿堂入りに。
Instagramのフォロワー50万人突破(2020年9月現在)。企業のレシピ開発や、雑誌、テレビ、Webメディアなどで活躍中。
撮影◎Mizuki(林 瑞季) 文◎井口理恵