じっくり手間をかけて作る自家製肉バル料理

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一晩じっくり特製ダレに漬けて作る!カリッと揚げる手羽先揚げ

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料理研究家の五十嵐豪です! こちらの連載では、自家製でじっくり時間をかけて美味しく作る肉バルつまみをご紹介しています。 休日は料理を通して粋な趣味の時間と、美味しいおつまみを堪能してみませんか?

第6回目は手羽先の唐揚げです。「【一晩じっくり特製ダレに漬けて作る】カリッと揚げる手羽先揚げ」を作りますよ。こだわりポイントは香りづけです。香りを使うとグッと美味しくなるんです。 ふだん山椒を使う際、粉にして挽いてあるものを使っていませんか?それは本物の山椒とは似て非なるものなのです。挽いていないホールの山椒はネットで買えるのでこれは絶対に買っておくことをお勧めします。挽き立ては大変香りがいいですよ! 山椒は柑橘系の実なので酸味もあるのですが、レモンの皮と果汁との相性が最高にいいんです。

揚げ物というと、面倒に感じる人も多いのでは?

面倒にしないためのコツがあります。 重要なのは、「気軽に揚げ物ができる環境づくり」です。 油の凝固剤を多めにネット通販で買ってストックしておき、取り出しやすい位置に置いておきましょう。 揚げ油は使い終わったら即凝固剤を入れておくと食べ終わって洗い物をするときには固まっています。本来揚げ物は簡単に手早くできる調理法なので、ぜひこの方法で気軽に揚げ物を気軽に作ってみてくださいね。 それでは、レシピをご紹介します。

材料:2〜4人分

手羽先:8本

特製ダレ

A山椒(ホール):5粒

Aレモンの皮:1/2個分

Aレモン汁:大さじ1

A醤油:大さじ2と1/2

Aみりん:大さじ1

A日本酒:大さじ1

A鰹節:1g

B片栗粉:大さじ4

B小麦粉:大さじ1

使用する道具

ポリ袋

包丁

まな板

キッチンペーパー

バット

菜箸

作り方

1、山椒はつぶす。 (山椒はつぶすことで香りを引き立たせます。)

2、ポリ袋にAを入れ、手羽先を加えて冷蔵庫でひと晩漬ける。 (ひと晩漬けることで、味が手羽先にしっかりしみ込みます。)

3、キッチンペーパーで軽く水気をふき取る。 (水気がたくさん残っていると、揚げたときにカリッと仕上がりにくいため、ここで水気はふき取っておきましょう。)

4、Bを全体にまぶす。 (小麦粉に片栗粉をブレンドすることで、カリッカリな仕上がりになります。)

5、鍋にサラダ油を入れて170度に熱し、4をきつね色になるまで揚げる。 (揚げ油には、あればごま油を大さじ3ほど入れると香りが風味が加わりさらに美味しくなります。)

6、器に盛る。 (このとき、塩(分量外、適量)をふると、手羽先の美味しさを引き立たせますよ。)

この素晴らしくいい香りをぜひ体験してください。 1日漬けることで中まで香りが浸透して美味しいんですよね!ぜひ作ってみてくださいね。

じっくり手間をかけて作る自家製肉バル料理

五十嵐豪さん

料理研究家 フードクリエイティブファクトリー代表
学生の時に所持金4万円・料理経験なしで料理研究家を始め、料理研究家とライター集団 株式会社フードクリエイティブファクトリーを創業。日本全国の美味しい食を伝えることをミッションに、全国各地を講演、食のコンサルティングに携わり、農水省の海外向け和食 PRサイトTaste Of Japanでレシピ動画に起用される。JETROの海外進出支援事業採択を受けてシンガポールで富山県南砺市役所のイベントプロデュースや現地雑誌での連載や料理教室を開催。J:COMを始め全国ケーブルテレビで放送中のアクトオンTVでは「男子料理道場」 のMCを担当。サンクチュアリ出版で定期的に自由な仕事を創り出す講演会を開催する。

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