じっくり手間をかけて作る自家製肉バル料理

ソミュール液が美味しさの決め手!自家製ベーコン

空間
キッチン
関心
レシピ

料理研究家の五十嵐豪です。 連載では、自家製でじっくり時間をかけておいしく作れる肉バルつまみをご紹介しています。

さて、第2回目は、「【ソミュール液が美味しさの決め手】自家製ベーコン」を作ります。

コツは、スパイスやハーブを混ぜたソミュール液に漬けた豚バラ肉で作ること!ソミュール液とは、簡単に言うとスパイスや砂糖などを混ぜた塩水のことです。 通常のソミュール液は塩、砂糖、スパイスがベースですが、今回はしょうゆやみりん、数種類のハーブも混ぜ込むことで香りが良く、複雑な味わいに仕上げます。 それでは、レシピをご紹介します!

材料:作りやすい分量

豚バラブロック肉:500g

■ソミュール液

水:500ml

塩:75g

きび砂糖:30g

にんにく:1かけ

玉ねぎ:1/2個

みりん:大さじ1

しょうゆ:大さじ1

カルダモン:1粒

クローブ:3粒

黒こしょう:小さじ1/4

シナモン:小さじ1/8

ナツメグ:小さじ1

ローズマリー:1本

ローリエ 1枚

桜チップ:20g

豚肉と相性が良く、しっかりとした香りがつく桜チップを使いましょう!

使用する道具

小鍋

深めの鍋

ボウル

フォーク

バット

アルミホイル

キッチンペーパー

1、にんにくは薄切りする。玉ねぎは薄切りする。カルダモンは粒を取り出し綿棒などで軽くつぶす。(カルダモンは粒を取り出すことで香りが立ちます。)

2、豚バラ肉にフォークで穴をあける。(穴をあけることでソミュール液が浸透しやすくなります。)

3、豚バラ肉に黒こしょう、シナモン、ナツメグ、カルダモンをすりこむ。(スパイスを直接すり込むことで香りを肉にしっかりとなじませます。)

4、鍋に水、塩、きび砂糖を入れて強火で熱し、塩ときび砂糖が溶けたら火を止めて冷ます。(しっかり冷ましましょう。温かいままだと豚バラ肉を入れたときに肉が悪くなる原因になります。)

5、保存袋に豚バラ肉と4、残り全ての材料を入れて5日間おく。(5日間おくことでソミュール液が豚バラ肉になじみます。)

6、水をはったボウルに3〜5時間ほど入れて塩抜きする。(塩抜きをする際は、室温ではなく冷蔵庫に入れてください。途中2回水を変えましょう。塩抜き完了の目安は、焼いて確かめましょう。少量を切り落として焼き、少し塩気が薄いと感じる程度まで塩が抜ければOKです。)

7、キッチンペーパーで包んで水気をふき取る。(美味しく仕上げるには、水分をしっかり除くこと。キッチンペーパーで表面の水分をよくふき取りましょう。)

8、バットにのせ冷蔵庫で1日乾燥させる。(ラップをせずに冷蔵庫で1日乾燥させると、水分を飛ばすことができます。)

9、鍋にアルミホイルを敷いて桜チップを入れ、網を入れて豚バラ肉をのせたら、中火で50分加熱する。(網の上に豚バラ肉をのせることで、全体をムラなく燻製できます。)

燻製後の仕上がりはこちら!!

10、食べやすい大きさに切る。(薄く切るともの足りないため、厚さ1.5〜2cm程度に切りましょう。)

第2回目は、「【ソミュール液が美味しさの決め手】自家製ベーコン」をご紹介しました。手間ひまかけて作った燻製は、香りがよく旨味がギュッと詰まっていますよ。これがビールと最高に合うんです!!ぜひ作ってみてくださいね。

じっくり手間をかけて作る自家製肉バル料理

五十嵐豪さん

料理研究家 フードクリエイティブファクトリー代表
学生の時に所持金4万円・料理経験なしで料理研究家を始め、料理研究家とライター集団 株式会社フードクリエイティブファクトリーを創業。日本全国の美味しい食を伝えることをミッションに、全国各地を講演、食のコンサルティングに携わり、農水省の海外向け和食 PRサイトTaste Of Japanでレシピ動画に起用される。JETROの海外進出支援事業採択を受けてシンガポールで富山県南砺市役所のイベントプロデュースや現地雑誌での連載や料理教室を開催。J:COMを始め全国ケーブルテレビで放送中のアクトオンTVでは「男子料理道場」 のMCを担当。サンクチュアリ出版で定期的に自由な仕事を創り出す講演会を開催する。

リクシルオーナーズクラブ(年会費無料)