男も料理をしよう。

塩水漬けでお肉がジューシー チキンステーキ 夏野菜ソース添え

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今回はパサつく鶏むね肉をジューシーに仕上げるレシピをご紹介します。 むね肉はもも肉に比べて安価でヘルシーですが、パサパサしているんですよね。「むね肉をもっとジューシーにできたら…」。 そう思う人に「海水漬け」という料理法をご紹介します。

海水といっても本物の海水に漬けるわけではありません。海水と同じ3%の塩水にお肉を漬けておくことで、むね肉がふっくらジューシーに仕上がるという料理法です。 すりおろしたニンニクをまぶして焼いた香り豊かなチキンステーキを、彩りがきれいな夏野菜で作ったソースとともにいただけます。 家族への日頃の感謝の気持ちを込めて作ってみてはいかがでしょうか。

「塩水漬けでお肉がジューシー チキンステーキの夏野菜ソース」レシピ

材料(チキンステーキ:1人分、夏野菜ソース:1〜2人分)

【鶏むね肉の海水漬け】

鶏むね肉・・・・・・・1枚(約300g)

水・・・・・・・・・・鶏むね肉が浸かる量(本レシピでは400cc)

塩・・・・・・・・・・水の3%(本レシピでは12g)

ニンニク・・・・・・・2片

【夏野菜ソース】

タマネギ・・・・・・ 1/4個

ミニトマト・・・・・ 6個

ズッキーニ・・・・・ 1/2本

ケチャップ・・・・・ 大さじ1

砂糖・・・・・・・・ 小さじ1

【使用する調理道具】

・お肉を漬ける容器(深めの器が好ましい)

・フライパン×2(チキンステーキ用とソース用)

・包丁

・まな板

・菜箸

・ソース盛り付け用のスプーン

1:鶏むね肉を深めの器に入れ、3%の塩を溶かした水を入加えて冷蔵庫で2時間おきます。この際、むね肉がしっかりと浸かるように水の量を注意します。

2:むね肉を漬け込んでいる間に夏野菜ソースを作ります。タマネギ、ズッキーニは1cm角に、ミニトマトはへたを取り1/4に切ります。フライパンにオリーブオイル(分量外、適量)を引いて中火で熱し、ミニトマト以外の材料をしんなりするまで炒めたら、ミニトマトと砂糖を加えて中火で1分ほど炒め、火を止めてケチャップを加え全体と和えます。

3:2時間たったら、むね肉を器から取り出して水気を拭き取り、すりおろしたニンニクをむね肉にすりこみます。フライパンにオリーブオイル(分量外、適量)を引いて中火で熱し、むね肉の皮目を下にして中火で4分焼く。皮に焼き目がついたらひっくり返して反対側を中火で3分ほど焼きます。弱火にして蓋をして、さらに2分蒸し焼きにします。2分経ったら火を止めて、そのまま10分ほど放置して予熱で火を通します。

4:むね肉を器に乗せ、夏野菜ソースを盛り付けて完成。

◎ポイント

1) 3%の塩水に漬けることで肉が柔らか、ジューシーに

パサつきがちのむね肉は、海水と同じ3%の濃度の塩水に漬けることで、ジューシーかつ柔らかく仕上がります。理由は、塩がむね肉の繊維を破壊することで、水分がむね肉の内部に入り込み、肉の細胞がより多くの水分を保水するためです。 焼くと水分が出ていってしまいますが、もとの保水量が多いため、むね肉はパサつくことなく、ジューシーな食感を楽しめます。

2)海水漬けする時間は2時間にする

便利な海水漬けですが、最大の弱点は塩味が強くなってしまうこと。細胞には水分とともに塩気もしみていきますので、漬け込む時間は2時間ほどにします。

3)鶏肉は皮から焼く

焼くときは皮から中火で焼きましょう。肉は熱を加えることで固くなる性質があります。海水漬けでせっかく肉を柔らかくしたのに、皮のない面から焼いたり、強火で焼いてしまうと肉が固くなってしまいます。 皮のある面から焼くと、皮が壁のような役割を果たしてくれ、肉そのものが固くなることを防いでくれるのです。また、こんがりと焼き色がついて見た目にも美味しそうですし、カリッとした食感も楽しめます。

男も料理をしよう。

薗部 雄一さん

料理研究家、ライター。大手不動産仲介会社の広報として、プレスリリースの制作・発信、販促物制作を経験。在職中に料理の魅力に気付き、レシピの発信や飲食店舗のPRをする活動をスタートする。
得意ジャンルは飲食店舗の取材。料理写真の撮影を得意としており、飲食店舗の取材やレシピ制作における撮影を行う。
現在は編集プロダクションに勤務しながら、料理や飲食店舗のPRのほか、結婚を機に関心を深めた夫婦観やワークライフバランスについての記事の執筆を行う。「食卓は夫婦の憩いの場」をコンセプトに、料理を通じて夫婦・家族仲が良くなる活動を模索中。

リクシルオーナーズクラブ(年会費無料)