男も料理をしよう。

あめ色玉ねぎで美味しさアップ 煮込みカレー

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今回は大人も子供も大好きなカレーです。 玉ねぎがあめ色になるまでじっくり炒め、コトコト煮込むこと1時間。スパイスの調合は自分好みに。手間暇かければその分美味しさがUPします。また、これからの暑い季節に食べたくなるよう、トマトを使って酸味を出したり、オクラをトッピングして爽やかさを出しました。

「あめ色玉ねぎで美味しさアップ 煮込みカレー」レシピ 材料(2~3人分)

材料

豚モモ肉(カレー用)・150g

玉ねぎ(中玉)・・・・2個

人参・・・・・・・・・1本

オクラ・・・・・・・・2本

ミニトマト・・・・・・4個

(A)水・・・・・・・300cc

(A)赤ワイン・・・・30cc

(A)砂糖・・・・・・小さじ1

(A)醤油・・・・・・小さじ1

バター・・・・・・・20g

小麦粉・・・・・・・大さじ1

(B)カレー粉・・・小さじ1

(B)ターメリック・小さじ1/2

(B)クミン・・・・小さじ1/4

(B)コリアンダー・小さじ1/4

サラダ油・・・・・・大さじ1

使用する調理道具

・鍋(煮込み用)

・フライパン×2(ルー用と豚肉用)

・包丁

・まな板

・菜箸

・お玉

※玉ねぎを炒めたり、煮込む際に混ぜるのは木ベラでも可

(手順1)

1.玉ねぎを薄切りする。フライパンにサラダ油(大さじ1/2)を引き、最初は強火で炒めて水分を飛ばしたら弱火にし、ヘラでかき混ぜながら30~40分炒めてあめ色玉ねぎを作る。完成したら、別の皿に移しておく。

2.ルーを作る。玉ねぎを炒めた先ほどのフライパンにバターを溶かし、小麦粉を加えてこんがりと色がつくまで中火で炒める。火を止めて(B)を加えてバターとなじませ、再び弱火で熱して全体を混ぜながら熱が通りふつふつしてくるまで火にかけたら、あめ色玉ねぎを戻し入れて全体と絡めたらルーが完成。

3.別のフライパンにサラダ油(大さじ1/2)を引いて弱火で熱し豚肉を焼く。最初は弱火で表面をじっくり焼き、徐々に火力を上げて表面にこんがりと焼き色がつくまで焼いたら、別の器に移す。

4.鍋にサラダ油(大さじ1/2)を引いて中火で熱し、乱切りした人参と半分に切ったミニトマトを炒める。具材に油が回ったら(A)を加え、ひと煮立ちしたら焼き色を付けた豚肉を加える。

5.肉から出た余計な脂分を取り除いたら、ふたをして弱火で1時間じっくりと煮込む。この際、豚肉から出るあくをこまめに取り除く。鍋の水が少なくなったら適宜加える。

6.火を一度止めて2で作ったルーを加えて混ぜたら、5~10分ほど弱火で煮る。器に盛り、湯通ししたオクラを縦半分に切ってトッピングしたら完成。

◎ポイント

1)あめ色玉ねぎでカレーの甘さを引き立てる

このレシピのキーポイントは、あめ色玉ねぎを作ること。 コンロの前で最低30分間玉ねぎの相手をするのは疲れるかもしれません。しかし、美味しいカレーをつくるには重要な工程です。 あめ色玉ねぎを作る理由は、甘みを出すためです。 玉ねぎは煮込めば甘みが出るのですが、そのまま入れると水分が出て、カレーが水っぽくなってしまいます。 玉ねぎの水分が飛んで徐々に茶色に変化し、あめ色玉ねぎができていく様子を見るのは楽しさがありますよ。

2)肉は表面だけ焼いて、旨みを閉じ込める

お肉はそのまま入れるよりも、一手間かけて表面だけ焼くといいですよ。 火加減には注意しましょう。最初は弱火で表面をじっくり焼き、徐々に火力を上げて表面にこんがりと焼き色がつくまで焼きます。こうすることで、お肉の旨味を閉じ込めてくれますし、肉の細胞がギュッと縮んで、固くなるのを防いでくれます。

3)水だけよりも、お酒をプラスすると美味しい

煮込むときは、お酒を加えるとカレーの旨味が変わります。 特に赤ワインは肉を柔らかくする作用がありますし、酸味もプラスできます。 赤ワインがないときは、日本酒でもOKです。

4)あくはこまめに取り除く

あくはこまめに取り除きましょう。 あくを取り除かずにそのままにしておくと、カレーにえぐみや肉の臭みが出て、美味しさを損ねてしまいます。

5)スパイスを調合

カレーの楽しみはスパイスを調合することです。なんだか科学者になったようで楽しいですよ。 市販のルーと違い、自分の好みの味に仕上がるところが手作りのいいところです。 どんなスパイスを入れるか迷うところですが、カレーらしい色をつけるターメリックや、カレーらしい香りをつけるクミン、コリアンダーがおススメ。辛さをプラスしたい人は、チリペッパーを入れるといいでしょう。

週末にぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

このブログでは『男性が作りたくなる料理』をご紹介していきます。 料理初心者向けの、手に入りやすい食材を使った簡単な料理ですが、ちょっと『こだわり』と『うんちく』をレシピに織り交ぜています。 料理が趣味という方にも、、レパートリーに加えられる一品です。ぜひ おためしください。

男も料理をしよう。

薗部 雄一さん

料理研究家、ライター。大手不動産仲介会社の広報として、プレスリリースの制作・発信、販促物制作を経験。在職中に料理の魅力に気付き、レシピの発信や飲食店舗のPRをする活動をスタートする。
得意ジャンルは飲食店舗の取材。料理写真の撮影を得意としており、飲食店舗の取材やレシピ制作における撮影を行う。
現在は編集プロダクションに勤務しながら、料理や飲食店舗のPRのほか、結婚を機に関心を深めた夫婦観やワークライフバランスについての記事の執筆を行う。「食卓は夫婦の憩いの場」をコンセプトに、料理を通じて夫婦・家族仲が良くなる活動を模索中。

リクシルオーナーズクラブ(年会費無料)