
夏にぴったりの常備菜、第3回は肉料理です。一番のおすすめはミートボール。加熱してから冷凍庫で保存すれば、いつでも電子レンジで再加熱するだけでおいしいごちそうが作れます!


今回は、シンプルで肉々しいミートボールの種と、ちょっと凝った肉汁たっぷりのミートボールのふたつを紹介します。
フライパンで焼いたり、揚げたりもしません。オーブンやオーブントースターで焼くだけです。焼いている間は、暑いキッチンではなく涼しいリビングでのんびり。種を仕込んで丸めるまでは、夏休みのお子さんと一緒に作るのもいいかもしれません。

【材料】(作りやすい量) ひき肉……500g ※肉の種類はお好みで。今回は牛豚合い挽き肉 塩……小さじ1 ショウガ……小1片 ネギ……1/3本 たまご……1個 |
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ひき肉はチルド室に入れて直前までよく冷やしておきます。ひき肉に塩を加え、よく練ります。塩の量は、肉の量の0.8〜1%が目安。塩は小さじ1で約5gです。手の熱で脂が溶け出さないように注意。しばらく練っていると塩の効果で粘り気が出てきますが、これはおいしく作るポイントのひとつです。
練るときは、食中毒を避けるために素手ではなく、できるだけ使い捨て手袋などを使いましょう。
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ショウガ、ネギ、たまごを[1]に加え混ぜます。
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[2]を一口サイズに丸め、オーブンシートを敷いた天板に並べます。
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オーブントースター、またはオーブンレンジで15〜20分焼きます。温度調節ができる機種は200〜230℃くらいで。しっかり火を通すことが大切です。

【材料】(作りやすい量) ひき肉……500g ※肉の種類はお好みで。今回は牛肉100% 塩……小さじ1 胡椒……適宜 飴色タマネギ……小さじ2〜3 ※市販のフライドオニオンでも可 ※飴色タマネギの作り方はこちらから パセリ(みじん切り)……ピンポン球くらいの量 牛乳……50cc パン粉……カップ1/3 たまご……1個 ディルプクルス(みじん切り)……ピンポン球くらいの量 |
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(上記[1]参照)
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残りの材料をすべて[1]に加え混ぜます。パン粉はあらかじめ牛乳でふやかしておきます。
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[2]を一口サイズに丸め、オーブンシートを敷いた天板に並べます。種が少し柔らかいので、丸める前に一度冷蔵庫で冷やして固くするとまとめやすくなります。
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(上記[4]参照)
レシピ1、2ともに、焼き上がったら粗熱を取り、フリーザーバッグなどに小分けにして冷凍します。1カ月ほど保存が可能です。

冷凍したものを凍ったままお弁当に詰めれば、食べる頃に自然解凍されてちょうどいいでしょう。また、トマトソースや、第2回で紹介したラタトゥイユに入れて煮込むのもありです。
肉汁たっぷりのミートボールは、もちろん、焼きたてをそのまま食べてもかまいません。写真は、天板ではなく鋳物のスキレットに並べて焼いたものです。上からペコリーノチーズをすりおろせば、見た目もオシャレに。オーブントースターに入れっぱなしで簡単に作って、熱々を召し上がれ!

顆粒の鶏ガラスープ、またはコンソメやブイヨンなどを水に溶き、沸かします。そこに冷凍のミートボール、一口大にちぎったレタス、くし形に切ったトマトを加えて、ミートボールが温まる程度まで煮込みます。仕上げは塩でもいいのですが、意外とおいしいのがお醤油。胡椒をぱらりと挽き、イタリアンパセリなどをのせ、パンを添えれば、具だくさんのおいしい朝食スープの完成です。

ミートボールは、すなわち肉団子ですから、もちろん中国料理へのアレンジも可能です。タケノコ、タマネギ、スナップエンドウなどを炒めたところに、黒酢をベースにしたタレを加えてさっと煮込みます。
黒酢大さじ2に醤油大さじ1、砂糖か蜂蜜を大さじ1、紹興酒(日本酒でも可)大さじ1を合わせてタレにします。黒酢はどんなものでもいいのですが、中国の鎮江香醋や永春老醋など、香りが良く、甘みもあるものがおすすめです。
タレを入れ、沸騰してミートボールの中まで温まったら水溶き片栗粉を加え、とろみを付けてできあがり。上から少し胡椒を挽いてもいいでしょう。
中国料理のレストランだと肉団子を揚げてから甘酢で仕上げますが、焼いたミートボールを冷凍しておけば、あっという間にごちそうの完成です!
レシピ考案・文◎坂井淳一(酒ごはん研究所)
撮影◎大西尚明
スタイリング◎吉田千穂