私のインテリア~京都市A邸 [第1回]

笑顔の絶えないキッチンが家族の“幸せ”の源泉

空間
キッチン
関心
ライフスタイル事例ファミリー

「眺めのいいキッチン」に憧れて
奥行き感のある空間を実現!

「はじめて一人暮らしをして以来、住まいを何度か変えてきましたが、そのたびに“次の家ではこうしたい”という希望が溜まっていったんです」

 これまでの住まい遍歴について、楽しそうに話してくれたAさん。中でもとくに思いが募っていたのがキッチンでした。

「キッチンを家の中心にしたいというのが長年の私の夢でした。というのは、私が一番長い時間いる場所だから。そこをいかに気持ちのよい場にするか。それを考えながら家づくりをしました」

 Aさんが思い描いていた理想のキッチンを一言で表現すると、「眺めのいいキッチン」。キッチンに立つと、家の中が見渡せて、子どもたちの様子もうかがえて、さらに緑が見えて、四季の移り変わりを感じられて……そんな場所にしたかった、といいます。

 というのも、以前のお住まいは「壁付きI型キッチン」だったから。そのため壁に向かって料理をすることになり、お子さんたちの様子を見るのにも、いちいち振り向かなければなりませんでした。また、窓の外は人目があり、常にカーテンで閉じていなくてはならず、ちょっと窮屈だったそう。

 そんなキッチンを卒業し、できあがったのが、「リシェルSI」を中心に据えた開放的なキッチンです。部屋の中はもちろん、リビング越しに外のウッドデッキや緑が見えて、奥行き感のある見晴らしバツグンのキッチンとなりました。

 さらに天井は「下がり天井」にしたので、額縁効果も加わり、文字通り絵になるキッチンに。背面の壁にはAさんお気に入りのモザイクタイルがあしらわれ、シックな雰囲気を醸し出しています。

 そんな“自分好み”のキッチンに立つことができれば、日々の料理も機嫌よく作れること間違いなし!
 キッチンに立つAさんに向かって、ご主人はよく「楽しそうだね」と声をかけてくださるそうです。

家事の「ワンアクション化」を目指したキッチン選び。
LIXIL製品で時短&ストレスフリーに!

年配の方やお子さまでもラクに開閉できるように設計されています

 Aさんと「リシェルSI」の出会いはLIXILショールームでした。他社のキッチンともじっくり比較検討した末に、機能性に優れたこのキッチンに決めたそうです。とくに惚れ込んだのは、片手でらくに引出せる「らくパッと収納」でした。

「ショールームでいろんなメーカーさんのキッチンに立ち、何度もシミュレーションしてみました。その中で、LIXILのこの収納がダントツに軽くて引き出しやすかったんです」

 実はAさん、家事をするにあたっては、「ワンアクション」でできることをとても重要視されています。力を入れずに、指1本でもあけることができるラクぱっと収納は、まさにそれに当てはまる商品です。

 ワンアクションでできる、Aさんイチオシのもう一つのLIXIL製品が、ハンズフリーの水栓「ナビッシュ」です。従来の水栓のようにレバーに触れることなく、蛇口の上部や下に手をかざすだけで水が流れ出るため、衛生面でも人気の商品です。

「生肉を触った手で水栓レバーを触るのは気になりますよね」と、多くの主婦が感じるお悩みを、Aさんもお持ちだったよう。加えて、お子さんがキッチンに来て「ちょっと貸して」と水栓レバーを触ったりすると、「その手、大丈夫? 汚れていない?」と心配になることもあったとか。

 事前に水量や水温を調整できることも、ナビッシュの高評価の要素の一つ。
 従来の水栓のように都度、調整しなくて済むので作業時間が短縮できるうえ、出しっ放しにすることもなくなり、節水につながっていると感じるそうです。

 さらに、「使っていて、思わぬメリットに気づきました」とも。
 それは、小さいお子さんが自分で手洗いが出来るようになったこと。

「下の子はまだ小さいので、以前のキッチンでは水栓レバーに手が届かず、手助けしていました。家事がそのたびに中断されて(笑)。ナビッシュにした今は、蛇口の下に手をかざすだけで水が出てくるので、子どもでも自分で手洗いができます。つまり私の家事もはかどるようになりました」
 と、力強くオシてくれました。

 掃除が格段にラクになるレンジフード「よごれんフード」も、Aさんのオススメ。高速回転するディスクが煙に含まれた油分を分解してくれるので、内部にほとんど油が届きません。そのため分解掃除は10年間不要という、主婦にはうれしいレンジフードです。

「当時、他社製品は1年に1回の分解掃除が必要でしたが、よごれんフードは10年に1回程度でいいなんて驚きです。もちろん、表面の拭き掃除は必要ですが、とにかく手入れがラクになりました!」

 機能性に富んだLIXIL商品を活用し、ストレスフリーにキッチンに立つAさん。ライフスタイル面でもちょっとした変化があったとか。

「朝、子どもたちがキッチンのカウンターで朝食を食べるようになりました。向かいに私が立って作業しているので、子どもたちが『あれとって』などと言ってもすぐに対応できます。お皿を下げるときも、いちいち回り込む必要がありません。カウンターからそのまま、ワンアクションで片づけられ、これも時短につながっています」

“いいキッチン”は料理上手にしてくれる!
家族の幸せは“笑顔のあるキッチン”から!

 キッチンへの思いが強いだけあって、Aさんは料理レパートリーも多いそうです。
「手早く作りたいのに、結局、キッチンにいる時間が長くなっちゃって。だからこそ、そこからの眺めをよくしたかったんです」

 お子さんたちは、「ママはご飯を作るのが上手」「外で食べるよりママの料理がいい」と大絶賛。
 娘さんはオムライス、息子さんは唐揚げやハンバーグが好みだそう。リシェルSIで料理をするようになってからは「前より唐揚げがおいしくなった!」と、お子さんにも大好評だそうです。

「コンロの温度設定ができるようになったからだと思います(笑)。でも、思い描いていたキッチンになったのでストレスはまったくありません。キッチンがいいと料理上手になれますよ! 家族の幸せは、笑顔のあるキッチンから生まれるのではないでしょうか」

 キッチンを変えたことで暮らしが充実し、Aさんはもちろん、ご家族の笑顔も増えたようです。


文◎江頭紀子 撮影◎梅田雄一

《お話をうかがった方》 
Aさんご一家

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